異業種と常識をつくる。

急に秋らしくなった様だ。
昨日は、県北に用事があって行って来た。
国道沿いの気温の電光掲示板、３か所共　２８度を表示していた。
つい先日まで、３５度～３６度を指していたのが嘘のようである。
エアコンも使わず、窓を開けての走行、軽自動車なのでエンジン音も
軽快で、燃費も非常に良かった。

前回の設計と建築業者による検査で漏水を指摘され、改善する様に
言われて私の所に相談に来られたのだが、その時に提出した見積書も、
もう既に１年８カ月も過ぎてしまった。
約束では、今年の秋に防水の改修する話になっていたが、金銭的な
都合だろう、まだ施工するかどうか決めかねている様である。
今の時期を逃すと県北の為、来年の春まで難しくなる。
既に、何度も仕事をさせて貰っているので、この方の性格も知っている。
他で良く見かける様な、質問や値段を聞くだけ聞いて、天秤に掛けたり、
結局は　他の業者に発注する様な人でないだけに無理を言いにくい。
もう一度、今月末か来月早々に相談に行く事にした。

昨日、証券会社の人から電話があって、一度あって話がしたいと言う。
どうしてか理由を尋ねると、同じ大学の卒業生だからと言われた。
是非と何度も言われるので、「株の話」抜きならと承諾、今日来られる事に。
私は株はやらないが、過去には兜町の取引所の中の馬蹄形のテーブルの
間を走り回った一時期があるのだが。
今更、株の話も聞きたくはないが、他の話を少しだけ尋ねてみよう。

異業種の人と会って話をする事は良い事だし、好きである。
他の業界では、どの様な商品がブレイクし、売れたり流行っているか、
どんな事で困ったり、どの様な運営の仕方をしているかを聞くと自分の
仕事において非常に参考になるからだ。
異業種交流会に参加していつも思う事だが、互いの話に垣根が無くて
忌憚の無い話が聞けて良いなと言う事と、たとえ同業者の会でも、
東京や大阪などで開催される場合も同じ様に良いと思う。

これが、同じ地域の同業者の会だと挨拶にも、会話にも表裏があるものだ。
名刺を交わし、互いの立場を認めつつも、反面ライバルであり、
聞かせたく無い内容には硬く口を閉ざし、話そうとしないものである。
つまらないのは、話を聞いていても、何も目新しい事も無く、自分が考える事、
想像できる様な普通の事ばかりで、参考になる事が少ない事もあげられる。
失礼な言い方かも知れないが、９５％の経営者がその業界で常識と思える
或いは標準の範囲でしか物事を捉えられないからかも知れない。

異業種で上手く軌道に乗せて成功したり、順調に行ってる人の話を聞くと、
自分の業種の世界では想像できないやり方、一見無謀と思える
やりかたをしている事もある。
だが、視点を変えてその事を応用すれば決して使えない事では無いのに、
業界のごく普通の常識しか持ち合わせていない為に応用出来ないでいる。
何とか、この苦境を乗り切って今まで以上の成果を上げたいと悩んで
いるくせにやってる事は普通の事、だったら結果も当然　普通の成果だ。
今、貴方が他社との競合に勝ちたい、売り上げをブレイクさせたい、
もっと上の成果を上げたいと考えるなら、同じ業界の人のやり方、言う事、
考え方を真似していては駄目だ。
「このやり方は自分の業界では使えない」と思える事や誰もやろうとしない
異業種のやり方に挑戦したらどうだろう。

貴方は、他人が作った常識に縛られ、従う人間ですか　？　　　それとも、
　　　　　　　自分で新たな常識を作る人ですか　？　

先日、中学校のハンガードアー（４か所）の改修が終わったと思ったら、
今度は小学校のハンガードアーの改修が入って来た。
ノンスリップの改修の日時が決まった。９月２７日の施工だ。
　　　　　
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