吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

鉄筋の暴露。

2009年08月14日 | 塗装工事
先日見てきたバルコニーの天井部、上からの水の侵入で大きなシミが
出来ております。一段高い屋上から見ると、もともと防水処理が
された様子がありません。屋根は金属屋根ですが、その軒先から
約1.5m程の庇です。まだ築年数も浅いのに、如何して最初から
防水をしなかったのでしょうね。
漏水がおきて見に来て欲しいと言われる現場は、酷い時には外壁の
鉄筋が暴露したり、共有廊下の天井部分にも鉄筋が暴露していますね。
雨が漏らないからと言って、管理をされず放置されている建物はまず
この様な状態が多いです。
個人住宅でもまだ綺麗だ、まだ大丈夫だと言われるお客様が多いですが
外壁に水を掛けてシミが出来る家は塗料も死んでいますし、防水機能は
既に働いていません。皆さん、汚れて居ないし、見た目にきれいだと
大丈夫と思われている方が非常に多いですね。
取り敢えず一度水を掛けてごらんなさい。塗膜が生きている、防水機能が
働いている場合、水はシミを付けずに流れて行きます。
外観が綺麗でも横から見ると外壁が浮いて、湾曲をしている場合もあります。
最近も静岡で地震がありましたが、ちょっとした地震で外壁が割れ、
落下してきますよ。ひび割れ個所を見つけられたら、コーキングを買ってきて
処理をすることをお勧めします。建物を長く維持しようと思ったら、まず
水の浸入を阻止する事です。当社が、いつも提案している言葉に、
「20世紀はスクラップ&ビルドの時代でした。21世紀は環境に配慮しながら
 建物を美しく長く守り続ける時代です」。いかに生涯のサイクルコストを
押さえて、守り続けるかが大事です。建てては壊す時代はもうよしましょうよ。
耐候性、防水性、防汚性、防カビ性、遮熱性、耐久性などの機能を備えた
良い塗料の選択と少しばかりの家への配慮があれば貴方の財産である
住宅を長期に維持できます。外壁のクラックや屋根からの漏水、早めに
発見して、自分で出来る事は自分で処理し、金銭的な事も含めて準備が
出来た段階で思いきって保護してやりませんか。
ヨーロッパなど親子・孫の代まで使い続けている建物が沢山あります。
決して、放置したままでは維持できません。
折角のお盆休みで家に居られる方や時間の余裕のある方、一度
御自分の家をぐるりと一周してチエックされて見るのも良いかも知れませんね。
いつも眺める我が家を別な目で見られる事も良いですよ。
鉄筋が暴露した、外壁が浮いた、水が浸入して内壁がびしょびしょで
カビだらけって事になる前に、少しでもメンテナンス費用が安く上がるうちに
早めのチエックと早めの手当てをしてくださいね。

御質問、お問い合わせは、Eメール:info@houeigiken.co.jp 竹田まで
TEL 086-905-0154  でも良いです、私に繋がります。
ホームページ URL:http://www.houeigiken.co.jp も見てね。


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