吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

スレート屋根塗装の問合わせ。

2010年06月06日 | 塗装工事
風呂上がりの11時過ぎ、ちょっと横になったのがいけなかった。
布団も掛けずにそのまま寝ていた。今朝の起床、4時15分。
昨晩の9時30分に、スレート屋根塗装の問合わせが入っていた。
9時前にパソコンを閉めて、龍之介の寝る前のトイレに連れて行き、
済ませて、風呂に入って2Fに上がったまま開いていない。

早速、メールを読ませて貰った。広さは、概算で100m2位なので
実質塗布面積は120m2位だろう、遮熱も希望だ。
築、23年。広さから言うと、個人の家の納屋か倉庫程度である。
築年数から言うと、まだ状態が悪いと言うほどではないと思うが、
個人の建物で中途半端な広さだと、屋根に小波スレートを使っている事が
多いので、それが心配である。小波スレートは外壁用として作られた物で
屋根用の大波スレートに比べ、強度も弱く、厚みも薄くなっている。
大きな工場などでは決して使わないのだが、個人の場合少しでも安くと
思って採用されたのだと思います。

スレート屋根についての余談。
積算は、屋根の縦mX横m=m2数。m2数X1.2=実質塗布面積になります。
波の部分を伸ばしてフラットにすると面積は、1、2倍になるからです。
ルーフデッキと呼ばれる鉄板の折板屋根の場合は、高さによって異なります。
高さ=150ミリの場合、鉄板のコイル巾=914ミリを使い成型します。
働き(成型後の有効巾)は、500ミリ。つまり900ミリの板を成型した物を
2枚使用する事で1m2となります。1mX1.8mの板が1m2と言う事です。
当然、使用する時には、一部が重なるので、0.1をマイナス。
だから、計算は、縦mX横m=m2数、m2数X1.7=実質塗布面積となります。

次に、スレート屋根塗装についてです。
良心的で一般的な塗装・・・・・(1) 高圧水洗浄 (2) シーラー(1回)
                  (3) 上塗材(2工程)  です。
当社の標準的施工行程は、
 (1) 漏水危険個所へのコーキング、ひび割れ個所などへのテープ処理
    (テープ塗膜剤+ソントラテープ)、フックボルトの締め直し(不良品は、
     新しい物と差し替え)
 (2) 高圧水洗浄(抗菌・抗カビ剤混入水)又は、防カビ剤(バリアー)
 (3) スレート強度再生プライマー(リベット)の全面塗布。
 (4) フックボルトの防錆処理(ラス・トレイント+B16プライマー)、状況によって
     ウルトラフラッシュ(繊維の入った防水中塗材)にて防水処理。
 (5) IRグロス(遮熱塗料)などの上塗材(2工程以上)の全面塗布。

* 高圧水洗浄前に出来るだけの漏水対策(1)をします。
  次に、もろくなったスレートの強度をリベットと言う材料を浸透させ硬く
  させる事で耐久性を高めます。フックボルトの防錆対策、漏水対策。
  洗浄後の残留菌の殺菌、塗膜の下での繁殖を抑え、塗料が将来
  花が咲いた様に暴露する事を防ぐ。
当社は出来るだけの漏水対策とスレート強度再生、長期に渡る保護を考えて
施工しています。ただ単に色を付ける塗装屋さんより確かに「高い」です。
漏水対策の為のコーキング、フックボルトの新設、テープとテープ塗膜剤による
防水処理、フックボルトの防錆・漏水処理、強度再生にお金を使っています。
だから高いです。でも2倍も3倍もする訳ではありません。
それは、他社の2割~3割高かも知れません。
施工金額の違いは、耐久性や安全・安心の為に費やした差額とお考え下さい。
強度再生の工程は、最初だけ。今後はトップの塗り替えだけで済みます。
将来のランニングコストが下がる事で少しの差額は直ぐ取り戻せますよ。

家の困ったのお手伝いをしています。家の困ったの御相談は、御質問は、
Eメール:info@houeigiken.co.jp  か TEL 086-905-0154 までどうぞ。
HP URL:http://www.houeigiken.co.jp  と水周りリフォーム館 の
HP URL:http://mizumawari-reformkan.com/ も見て下さい。


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