あるがままに 身近な自然

身近な所にある、自然のあるがままの姿に目を向けます。

デジタルカメラ講座 ごちゃごちゃしすぎじゃない?

2015年04月29日 | 身近な自然


せっかく鈴蘭を撮つしたのに、写真で見ると、ごちゃごちゃ
し過ぎている感じがしないですか?

肉眼とレンズの違いって知っていますか?

肉眼では、自分の見たいところにピントが合い、周囲はぼけて見えるんです。
ところがレンズではそんなわけにはいかずに、視野全体が見えてしまうんです。

では、シンプルな写真にするにはどうすればいいの?
いろいろな処理の仕方がありますが、ひとつは、絞りを開けて焦点深度を
浅くする方法です。(絞りの数値を少なくすることを絞りを開けるといい、
焦点深度が浅くなります。本来、レンズでは、ピントの合う面は一面しか
ありませんが、前後30ミクロン(30/1000mm)までは、人の目では
ピントが合っているように見え、これが焦点深度といわれています。)

もう一つは、ごく当たり前のことですが、出来るだけ単純になるように
被写体を選ぶ方法です。

レンズを向けて構えた時、ファインダーに見える対象を単純化すると
シンプルな写真にすることが出来ますよ!
もちろん、この両者を同時に使うこともできます。





最初の写真と比べると、この2枚のほうがシンプルに見えませんか?

もうひとつ、現在のカメラでは、ファインダーを覗いた時の状態は、
今使っている レンズの絞りが解放(一番小さい数字)の時の状態です。
見えた通りに撮つすには、絞りを開放にすればよいわけです。
しぼり値を変えた時の見え方(撮つり方)は、プレビューボタンを
押して確認してください。