ふきの指定席

のほほんと 生きて 来たりて 過ぎて行く
そんな人生です maybe… 

ルクルーゼ 涙の鍋

2015-02-12 05:30:04 | のほほんの記
ルクルーゼ鍋との 悲しき 心キュンの出合い
先のブログ・・・ チリコンカンも 読んで頂けると いいな 
若き頃 風の吹くまま 気の向くまま 色々な国を自由気ままに
一人旅をしていました
当時 旅する若者達の多くがそうであったように バックパッカーではありません
重度の肩こりだったので 重い荷物をしょって歩くのはムリ
最小限度の手荷物だけを持って 旅をしていました
ガイドブックなんて 当然の如くね 重い物は極力排除 今の時代だと スマホだけで いいのにネ
産まれた時代は運命 選べません ハイ

ある日 ストラスブルグという名の町を歩いていました
その地名からして ドイツだとばかり 思いこんでいました
フランスだったんですね
ドイツを旅しているつもりが フランスに入国したことを 自覚していませんでした
鉄道での出入国は 何のチェックもないので わからなかったのです
???なんか 変だぞと ライン川沿いで たたずんでいたら
そんな私の様子を見て話しかけてくれたのが サラ(仮名 名前を忘れてしまいました)
省略しますが その後 ドイツ人の一人旅をしていた女の子と サラの家に泊めて頂くことになりました

サラは同棲中 一匹のワンコも いっしょ
そこに サラの友人女性が 遊びに来て
ワンコちゃんも女の子 まさにハーレム状態 冗談ですが
サラが 我々の食事を 作るために 部屋を出たとたん
なんと 男とサラの友人 手をからめ キスを
我々の存在は完全に無視
サラの男だろうが
ナンカ複雑だぞ・・・
私は いたたまれなくなり ドイツの女の子に あんたは動くな こいつらが暴走しないように 見張ってろてな感じで サラの食事作りを手伝うタメに 部屋を出たのでした

最初に 目に飛び込んできたのが 目にも鮮やかな オレンジ色のルクルーゼの鍋
サラは その前にたたずみ おたまで 鍋の食材をまぜていました
心ここにあらず サラの綺麗な瞳から 涙がポタリと 鍋に落ちたのを 私は見逃しませんでした
サラの傷の深さに 私はどうすることもできませんでした
事情はわかりませんが それ以上は立ち入ることもできません
サラは日本人の私のタメに
わざわざお米を買ってきてくれ ルクルーゼのお鍋で 
炊き込みご飯テキ料理を 作ってくれていたのでした
それが とても美味しかった

月日が経ち
ある日 銀座のデパートに立ち寄ったとき 
サラの家にあった お鍋を 見つけてしまったのです
ワっ~あ~
形容しがたい叫びを 心で上げていました

お鍋の値段も そのお鍋の 重さも 
あまりにも 私とは かけ離れた存在でしたが
迷わず買ってしまいました

サラとは 一期一会の 出会いであったけれど
心でつながっていました
その鍋を目にした時 確信しました
人生にして たった15時間ほどの出逢いが 私にとっては 永遠になった瞬間だったのです

妄想ロマンな私のお話です
オット これは 妄想ではなく 事実ですぞ 
15時間の 深きも書きたいけれど 涙物語になります
やめておきます・・・
せまいニャァ~  読んで頂きありがとうございます
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