すぐそこに。

テニスとヴァイオリンの2大趣味を中心に毎日を楽しく過ごしています。

女王さまVS詩集売り 

2006-01-30 22:33:53 | fairy's murmurs
久しぶりに従兄が日本に来ました。彼はは日本人の叔母とアメリカ人のおじの間に生まれたハーフなのです。あさが小さいとき日本に住んでいた頃は日本に住んでいたのですが、いつの間にかアメリカに移住し、今では全くと言っていいほど日本語がしゃべれないのです。ちなみにあさ家は東海岸、叔母一家は西海岸なのでアメリカに住んでいたときも数えるくらいしか会っていません。

まぁ、とにかく、来たのです。で、今日お話をしました。
で、彼は昨日新宿に行ったようなのです。で、「変な人がいたよ」と。

ほう。浮浪者のことか、ホストのことか、オカマのことか・・・?

彼は、「みんなが忙しそうに歩いている中で、無表情で立っている女性がいた」と言います。

ん?

「僕は日本語が読めないけど、何か書かれてて、下に300って書いてあるボードを首から下げているんだ」

んん?

「とにかく無表情なんだよ、女性があんなところに一人で立っていたら危ないし、ふつう、あんなボードは下げないだろう?」

・・・もしや!!
東京生まれ、(中学からだけど)東京育ちの私。彼女のことなら昔から知っていた!!

そう、新宿西口に立つ、「私の志集 300円」の彼女のことです。彼女を知らない東京都民はモグリです。中学のときは新宿が乗り換え駅だったし、高校のときは塾が新宿にあったし、大学入ってからも遊ぶとこは新宿。中学の頃から彼女はいて、気になる存在ではありました。しかも誰も彼女の「志集」とやらを買っているところを見たことがないし、私だって買ったことがありません。
従兄に説明するためにも、ここは一度志集を読んでみるべきなのではないか?そして学問の徒という身分であるからには、一度抱いた疑問を追求しないでどうする??・・・と思ったので、まずは。彼女の元に行く前に、入念に下準備をすることにしました。企業訪問でも、面接でも、相手のことを調べておかないと失礼でしょ。

「私の志集」でぐぐってみると意外といっぱいヒット。彼女の基本データは大体入手できました。データによると、彼女は「ふゆこさん」。推定年齢37くらい。旦那さんがいらっしゃるようで、旦那さんは74歳(!)。志集というのは、彼女と旦那さんでつづっている詩集らしく、1年に一回更新されて新しい版が出ているらしい。

気になる~!!生計はいったいどうやって立ててきたのか?!そしてその詩集はどれくらい売れているのか。たとえ彼女から志集を買ったとしても聞けないので、想像するしかないのですが。

とりあえず、勇気を振り絞って買ってくるか・・・。

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4 コメント

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都民(仮) (か。)
2006-01-30 23:38:09
モグリです。

株価や為替レート、消費税率の変動にも負けず300円の売価を貫く彼女の「志」とは一体何なのか、気にはなりますねぇ。

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>か。さま (あさ)
2006-01-31 11:32:14
関係者の話によると、彼女は約20年前から志を売り続けているそうです。300円で、一日10冊売れるとすると、1ヵ月約9万円の収入にはなりますが…。

彼女はどこから来てどこへ帰ってゆくのか?彼女とご主人は何を食べているのか??謎はやはり深まるばかりです。
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初めて知った。 (大明)
2006-01-31 21:12:48
新宿西口の彼女はよく見かけます。

初めて見たときはギョッとしたけど今や慣れっこです。

西口の地下ロータリーには托鉢のお坊さんもいますね。



似たような方で広島で有名なのは広島太郎さん。

都市伝説のようにウワサが先行していますが実在です。

鈴やらぬいぐるみやらで覆われている謎の人です。

10数年前は福屋の前でよく見かけました。

今年のお正月には何年ぶりかでNHK広島の前で見ました。

謎な人は多いですね。
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>大明さま (あさ)
2006-01-31 23:01:43
おひさしぶりです~。西口の地下ロータリーのお坊さん、お正月にはなぜか原宿で見かけましたよ(笑)



じつは広島は一回だけ訪れたことがあるのですが、そんな人は見たことがないの・・・・。気になる存在ですね。
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