ボンヤリとした眠気の中、雨の音が聞こえる。また、天気に見放されたか、と思うが、テントを叩く雨粒の音がしない。何の音だったのだろう、沢には水が流れていないはずだったし。
何はともあれ、暗い中、空は曇ってはいるが、稜線は見える。
さあ、予定通り前穂高へ行こう。
草原の中を登る。今は秋の花がチラホラ咲いているが、盛夏の頃は一面の花畑だろうな。
急登はまだ始まったばかり。
尾根に出るまで先ずはここを越えないと。
カモシカ立場からは見晴らしが良くなるが、足元への注意は一層厳しくなる。
そして前穂高の頂上が小さく見える。
雷鳥広場からはドーンと山塊が迫ってくる。ちっぽけな人間が近づくのをあざ笑うかの様。
ハシゴ場を下った先に、再び岩場の登りが迫ってくる。
クサリ場を越えればその先は紀美子平が待っている。
紀美子平から見た明神稜線。
奥穂高方面。
あぁこのまま吊り尾根を歩いていきたい。
上高地方面と焼岳。
そしてこれから向かう山頂方面。
取り付きに少し迷うところ。
風景としたら味気ない岩場だが、こんな場所にいることに心の底から悦びを感じてしまう。
正真正銘の山バカだな。
後もうすぐで山頂なんてなんだか残念だが、一歩一歩噛み締めて行こう。
そして山頂。
薄日差す天気だが、風は俄然強い。
奥穂高に日が差す。
この後天気は曇りとなり、上高地から見た時は曇がかかっていたので、丁度良い時間帯だった。
槍ヶ岳方面。
この秋訪れる予定だが、どんな山旅になるのか、考えるとワクワクが止まらない。
これで四度目の登頂となった。久しぶりにカモシカの様に登り、雷鳥の様に下る山歩きが出来た。
まだまだ自分の山人生は続くだろうが、またアドレナリンを出しに穂高に行きたい。
(終わり)
何はともあれ、暗い中、空は曇ってはいるが、稜線は見える。
さあ、予定通り前穂高へ行こう。
草原の中を登る。今は秋の花がチラホラ咲いているが、盛夏の頃は一面の花畑だろうな。
急登はまだ始まったばかり。
尾根に出るまで先ずはここを越えないと。
カモシカ立場からは見晴らしが良くなるが、足元への注意は一層厳しくなる。
そして前穂高の頂上が小さく見える。
雷鳥広場からはドーンと山塊が迫ってくる。ちっぽけな人間が近づくのをあざ笑うかの様。
ハシゴ場を下った先に、再び岩場の登りが迫ってくる。
クサリ場を越えればその先は紀美子平が待っている。
紀美子平から見た明神稜線。
奥穂高方面。
あぁこのまま吊り尾根を歩いていきたい。
上高地方面と焼岳。
そしてこれから向かう山頂方面。
取り付きに少し迷うところ。
風景としたら味気ない岩場だが、こんな場所にいることに心の底から悦びを感じてしまう。
正真正銘の山バカだな。
後もうすぐで山頂なんてなんだか残念だが、一歩一歩噛み締めて行こう。
そして山頂。
薄日差す天気だが、風は俄然強い。
奥穂高に日が差す。
この後天気は曇りとなり、上高地から見た時は曇がかかっていたので、丁度良い時間帯だった。
槍ヶ岳方面。
この秋訪れる予定だが、どんな山旅になるのか、考えるとワクワクが止まらない。
これで四度目の登頂となった。久しぶりにカモシカの様に登り、雷鳥の様に下る山歩きが出来た。
まだまだ自分の山人生は続くだろうが、またアドレナリンを出しに穂高に行きたい。
(終わり)