心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

双子池へ。

2020-10-29 18:00:00 | 山日記
10月もすでに下旬。
ようやく天気も安定してきて、山に行ける時に行かなくては、さてどこにしようかと考えた中で思い浮かんだのが、蓼科山。
蓼科山はなんと20代後半に一度登ったきり。蓼科山に行くのならついでに双子池でキャンプも、と思い計画する。

 
麦草峠から歩き始める。
麦草峠を吹き抜ける風はすでに冷たく、季節がひとつ進んだかの様。



麦草峠すぐの茶水の池。今の時期のせいか、たたえる水の量が少なく感じる。


 
森に入ると、びっしりと生えるシラビソ、コメツガ。そして根元には一面の苔。これぞ北八ツの風景だと懐かしく感じる。



一度笹の原に出る。野生動物がひょっこり出て来てもおかしくない。



再び森へ。登山道は秋らしく落ち葉が積もる。



一度林道に出て、雨池に向かう。この先の木道がかなり傷んでいて、いつ折れてもおかしくないくらい、しなる。



雨池に出る。秋の終わりだから仕方ないとはいえ、かなり干上がっているのに驚く。



池の北側は本来の姿が見える。



ここから双子池方面へ行く。びっしりと笹が覆う森。



緩く登り道に差し掛かる。



耳に届くのは風による森の音のみ。木が擦れる音は森の悲しみの声に聞こえる。



北側斜面を下ると、次第に苔むす景色に変わってくる。


 
林道に出る。せせらぎの音が響くのはこの時期でも豊富な湧水が流れるせい。



ショートカットして山腹を登る。以前この道を歩いた記憶がないので少し心細い。



再び林道に出ると、カラマツ林が広がる。今の時期散る手前で黄金色が映える。



双子池に到着。
ヒュッテ前から雄池を望む。ここからの風景は思い出と何ら変わらないが、近づけば池の対岸の崩落斜面が見え、土砂止の修復がされてはいるものの、痛々しく目の当たりに出来ない。



雌池の光景。こちらは以前と変らず、安心する。



天気はあいにくの曇り空。出来ることなら、夕焼けを湖面に写す景色を見てみたかった。



(続く)


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