千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン角川書店このアイテムの詳細を見る |
あっちこっちの書評で誉められているから敢えて書く必要もないのだけど,とても良い内容なので.
エンコリで「下朝鮮には老舗がない」と言う虐めが,たびたび鮮人に行われているけど,アジアで老舗があるのは「日本ぐらい」なのだそうです.
日本はアジアでは数少ない「職人が尊敬され」る風土があり「売家と唐様で書く三代目」が居ても,娘さえいれば婿を取り三代目は廃嫡することも出来る.
婿はよそ者なので,伝統にとらわれず,斬新な発想が出来るし,ヘマこいたら離縁もあり得るから必死に働く.「息子は選べないが婿は選べる」
華人は「嫁は一生涯よそ者」だから嫁ぎ先の姓を名乗ることも許されない.
自分の子供を廃嫡して婿に任せるような文化はないから三代ぐらいで潰れる.
この本には数百年の歴史を持つ日本の老舗がたくさん出てくるけど,驚くのはそれらの老舗はみんな最先端の技術を持っていること.
今でも「現代の名工」を何人も抱えながらコンピューターの,携帯電話の,プリンターの部品を作る.しかも,シェアは世界の半分とか90%
大企業のサラリーマン社長が「任期の間に利益を出す」事ばかり考えて傾いていくなか,老舗はしぶとく生き延びるのです.