3)軒桁、小屋梁の組み方:どの高さで組むか
京呂組の場合
組み方A 軒桁に小屋梁を乗せ掛ける。一般的な方法。
小屋梁に丸太、太鼓落とし、平角材のいずれを用いても可能。
1)軒桁に小屋梁を乗せ掛ける 2)軒桁外側まで小屋梁を渡す(仕口:渡りあご)
羽子板ボルトが必要とされる 補強金物は不要である
一般に、丸太あるいは太鼓落としを用いる場合は、1)が多い(補強を要求される)。
2)の方が、強度的には確実(補強不要。ただし、梁の木口が外側に見えるため大壁造りには不向き)。
組み方B 軒桁に小屋梁を天端同面(てんばどうづら)で落とし込む。 小屋梁に平角材を用いる場合に可能。
組み方Bの例
折置組の場合
組み方A 小屋梁に軒桁を乗せ掛ける。梁は丸太、太鼓落とし、平角材いずれも可。
補強金物は不要である
組み方B 小屋梁に軒桁を天端同面(てんばどうづら)で落としこむ。 小屋梁が平角材の場合に可能
補強金物は不要である