モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

サルトリイバラ

2005年01月06日 | 植物
学名: Smilax china
 
【花】
 
【未成熟の実】
 
【成熟した実】
 
 雌雄異株の蔓性の落葉低木で、茎は堅く節ごとに刺があり低木に絡んで成長していきます。枝に絡んで成長した蔓の中に入った猿が、刺で逃げられなくなってしまうということからサルトリイバラ(猿捕茨)の名がついたようです。昔は実を毒消しとして利用していたようで、毒消をする際に山に入って実を食して帰ってくることからサンキライ(山帰来)の別名でも呼ばれています。また、葉は柏餅を包む代用品としている地域もあります。春に花を咲かせ秋には真っ赤な実が熟し自然乾燥することから、クリスマスや正月の飾り物のドライフラワーとして利用されています。
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