モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

後の祭り

2019年07月04日 | 独り言
 
 生物学者:R・カーソン著の“沈黙の春”の最初の頁にE・B・ホワイトの下記の様な記述が掲載されています。(ちょっと長かったので前半部分は割愛しました)

 私たちみんなの住んでいるこの惑星にもう少し愛情をもち、疑心暗鬼や暴君の心を捨て去れば、人類も生きながらえる希望があるのに。

 同書を読んだ際、環境破壊の影響は徐々に進行し、将来的には科学技術も発達して進行スピードは鈍ると思っていたのですが、全くもって甘かったです。また、同書は地球温暖化問題ではなく、化学薬品が環境破壊の要因として作用することの恐ろしさを説いたものですが、もし彼女がまだ生きていて現状を知ったらどう思うでしょうか?

 日本だけでなく世界各地で発生している地球温暖化による異常な気象災害。温暖化の影響は地球規模の広範に渡り急速に進行しているようです。R・カーソン等が何十年も前に環境破壊に対して警鐘を鳴らしており、実際に自然が我々に色々な環境悪化のサインを送っていたのを目の当たりにしていたにも関わらず、見て見ぬふりをしていた結果がこのざまです。

 ターニング・ポイントは既に過ぎ去り対策をとったとしても「焼け石に水」、温暖化進行の勢いに歯止めを鰍ッられないのではなかと思っているのは私だけかな?

 “ランプの消えぬ間に生を楽しめよ” 中高年世代はそれで良いかも知れませんが、これからの若い世代はねぇ…。大きな代償を払うこととなりました。
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