モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

圧縮と爆発

2023年07月11日 | 独り言

 

 宇宙全体の素粒子を集めて圧縮すること、リンゴほどの大きさにしかならないそうです。それほど素粒子が微小であるということのようです。

 全てのものを飲み込んでしまうブラックホール。光さえ脱出不可能なブラックホールから熱が放出されているそうです。巨大な重力によって動けなくなっているとされる最深部から、何故、熱エネルギーを生じるのか? 一説によると、最深部には内部が空洞で表面に穴の開いた球体のようなものがあり、その内部や表面を圧縮されたものがリボン状となって移動して、その運動が熱エネルギーを生じさせているというものです。素人的には想像を絶する巨大な重力の中、そのよう球体状の構造物が形状を維持できるのか?という疑問もありますが…。

 もしかするとブラックホールに吸い込まれた原子は、巨大な重力によって素粒子に分解されいるのではないか? その際、原子を構成していた素粒子のエネルギーや、粒子と反粒子の対消滅エネルギーなどが熱エネルギーに変換されて、ブラックホールの外部へと放出されたのではないか。と思ったりしている今日この頃です。

 我々の天の川銀河の中心部にも巨大なブラックホールが存在するそうです。ブラックホールは成長を続け、何れは銀河全体を飲み込んでしまう。幾つもの銀河を飲み込んだり互いに融合したりして、ブラックホールは加速度的に超巨大なものに成長していく。最後には想像を絶するような巨大な一つのブラックホールにまとまって、この宇宙全ての素粒子を飲み込み圧縮してしまう。

 宇宙全体の素粒子を飲み込んだブラックホールは圧縮の限界に達し、ビックバンが始まる。もしかすると、多次元宇宙やそれに繋がるとされるブラックホールも存在しない唯人無二の宇宙、素粒子の圧縮と爆発を永遠と思えるような長いスパンで繰り返す“無限ループ”、それは無から生じるのではなく、自らの途方もない質量で圧縮され、宇宙で唯一の天体というよりは宇宙がリンゴほどの大きさの一つの天体となり、その小さな塊から始まるのかも知れませんよ。何れにせよ素人の戯言です。

 


 

追記: ブラックホールは自身の質量をエネルギーとして粒子と反粒子を生成しており、その一部がブラックホールの外へ放出されているのをホーキング博士が既に発見しており、この現象を“ホーキング放射”というそうです。エネルギー消費を続けるブラックホールの質量は減少し温度が上昇して更に素粒子を増産するようになり、質量をエネルギーに変換し続けたブラックホールはやがて消滅してしまい、この現象を“ブラックホールの蒸発”というそうです。

 ブラックホールは粒子と反粒子を飲み込んで対消滅させるのではなく、粒子と反粒子を対生成しているということなのですね。また、ブラックホールが消滅することがあるという事実にも驚かされました。


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