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濡れてシビれて

日々のキーボードと電子楽器と音楽を自己満足で語るブログ

【Vol.203】キーボードマガジンについて

2013-08-04 20:36:45 | 音楽

※本ブログ記事は、2016年末より新ブログに引越し中です。よろしかったらそちらも読んでみてください↓

 「キーボーディスト、脱初心者を目指す <http://kblovers.jp/>
 


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課題曲が全然進んでいませんでも時間だけは進みますAndyです。


さてキーボーディストにとって非常に重要な情報誌に
「キーボードマガジン」という雑誌があります。
今回は改めてこの雑誌について記事にしたいと思います。


「キーボードマガジン」は、リットーミュージックが刊行している鍵盤楽器全般を対象とした
月刊誌(※現在は季刊誌)であり、創刊は1979年6月です。
現在の定価は1500円くらいで、昔と比べると随分値上がりしましたが、ページ数も増え、
大抵CDとかも付録で付いているので、一冊の情報量としては昔より充実していると思います。







筆者自身は1996年頃から読み始めて、その後楽器屋のバイトくんに大量の
バックナンバーを譲ってもらい、さかのぼって1990年頃からの読者です。
(さすがにかさばり過ぎるので、ほぼ全ページスキャンして10年分位は処分しましたが。。)


それにしても坂本龍一氏はどの年代もまんべんなく表紙として登場してますね。鉄板なのかなー


雑誌の内容ですが、プロキーボーディストのインタビュー、機材紹介、コード理論や作曲の連載、
スコア掲載、新製品レビューなどなど、キーボーディストに必要な情報は網羅していると思います。
1~2年に1回くらいのサイクルで、特定の「●●特集」(例:ステージピアノ特集、オルガン特集)
が組まれますので、数年間購読し続けると、幅広いジャンルを一通り押さえることができます。


ギター専門誌と違い、キーボード専門誌といえば現在ほぼこれ1冊だけですので、
昔から非常にお世話になってます。



というわけで90年代からの読者である僕ですが、最近の同誌はプレイヤー指向の人向けに
シフトしている気がします。かつては音響とか宅録とかトータルな音楽制作をテーマにした記事が
少なからずありましたよね。まあ僕自身プレーヤー指向なのでなんら問題ないのですが。。


そういった部分は同社の「サウンド&レコーディングマガジン」(通称:サンレコ)に
スピンオフしたってことなのかな?
同様にポピュラーピアノ指向の人は、やはり同社の「ピアノスタイル」(2006年創刊)
という専門誌に流れるなど、ジャンルによる雑誌の細分化が進んでいるのかもしれません。


どちらにせよ、創刊から30年以上経って、その間にシンセサイザーがワークステーション化したり、
DTM・宅録の進化、パソコン・インターネットの普及など、ソフト・ハード含めた大きな変化の中にあって、
よくぞ続いてるなあという感じです。

まあそうはいっても季刊誌になってしまったのですが。。


月刊から季刊になる直前は、新機種のレビューも少なく誌面にも変化が乏しくて、
毎月刊行する必要はないのかも。。なんて個人的に感じてたらほんとにそうなっちゃいました。
休刊にならなかっただけよかったと思います。



今では気になった記事があれば買うといった感じで、必ずしも毎号購読しているわけでは
ありませんが、キーボーディストにとっての貴重な情報源であることには変わりませんね。
これからも面白い誌面作りを期待しましょう。


あと、その昔は「KB SPECIAL」(立東社)なる兄弟誌?もありまして、
どちらかというとライト層向けだったのかな?
こちらはいつの間にか休刊となってしまいましたね。。