たらたらたらり。

ビンボー症で花粉症(ぼ)のお気楽日誌。身元がバレても気にしない。分かった方も暖かくスルーで☆

3.11ライフライン途絶時のメモ

2011年05月07日 20時32分17秒 | 日記
3/11のライフライン途絶時のメモ。
私は本震時は職場。その晩から、近くに知人がいる方がいいだろうと、職場の社宅に住んでる先輩宅へご厄介になることに。
自宅と居候先とで少しずつ違ったライフライン事情や、社宅の単身女子ズでの食料持ち寄り共同生活などから得た、役に立つかも(立たないかも)知れないことを書き散らし。
※ 私が見聞きした範囲での主観です

盛岡市内(地域震度6弱、市内は5強)では大きな損壊や火災などはなかったものの、直後から停電(岩手県内全域)+断水。
じきに雪も降りだし、ラジオでは直後から沿岸部の大津波のニュース、もちろんそれに比べたら被害は無いに等しいけれど、だからこそ不自由になったけど助けはここまで来るのか、これからどうなるのか、皆不安だった。

【電気】
復旧は地域差があったが、私の周辺の電気は翌日の19時頃に復旧。
(早かった方では。盛岡市内、近所でもブロック違うと1日遅かったり)

【水道】
建物によっては貯水槽が保っている間は使えていた
職場と社宅はこのパターン。
ただし1、2日のうちに枯渇。
(タンクの容量とか汲み上げるタイミングにもよりそう)
電気が戻ったあともすぐには戻らず、震災翌々日の午後に復活した。

私の自宅(団地)は、本震から2時間後に帰宅したらもう出なかった。
(直後から止まったのか、住民が汲み置きしまくったせいなのかは不明)
停電復旧の後すぐに水道も復活してた。

(これらは建物の給水の仕様や浄水場、配水の事情に依存するんでしょう)

【臨時給水所?】
配水の都合か、断水時にも水が止まらなかった屋外の水道が何か所かあり、開放してくれてた。私の近所ではコンビニの店先、公営住宅の貯水槽?など。並びはしたが、切らすと帰っちゃう給水車を待たずとも水を確保できた。いつ断水が復旧するか分からない中、24時間いつでも水が汲める場所があったのはかなりの安心材料。

【ガス】
・自宅(都市ガス)…多分止まってなかった。
 電気、水道がだめだった時点でガスまでは試してなかったので、
 直後がどうだったかは不明。
 翌々日に付けたら、リセット操作も必要なく普通に点火した。

・居候先(プロパン)…建物の設備自体に被害はなく、当初から使えた

【ネット】
 職場ネットワーク、自宅ADSLとも停電で落ち、電気の復旧で復活。
 当然ながら大方の回線が断線、停電で使えず。
 停電下でもノートPC+無線のb-mobileが使えたという方あり(私の上司)。

【携帯】
・たぶん基地局の予備電源が持つ間は、通信規制の範囲内で稼働してた
・翌朝からは完全に圏外、周辺の停電が復旧した頃に復活。
 → 停電時は、極力早めに消息を伝えるべし
   (回線の無駄な混雑を招かない程度に…)
 3/11は、当日20時ぐらいまでwebは繋がるときは使えていた
 通話、SMSはほぼアウト、e-mailはタイミングにより可
(私はSoftBank。他社の人もほぼ似たり寄ったり)
災害伝言ダイヤル(171)は携帯からだと伝言入れられない!
 当日まで、知らなかったー!
 登録しようとすると「この番号はだめです」的なアナウンス。
携帯からは、災害伝言板機能が堅い!
 日経新聞 安否確認の伝言ダイヤル、次の方法で

【固定電話】
・停電より先に固定電話が復活した。3/12の午後遅くには使えていた。
 普段コンセントから電気を使う電話機でも、ある程度シンプルなもの(親機だけはコードレスでないとか)なら、電話線が復活した時点から通話可能に。
 社宅の方(居候先とは別のお宅)がうちで電話使えますよーと声かけてくれて、翌日の夕方に実家と通話できた。
・携帯、固定電話とも、被災地→外のほうが繋がりやすくしてるそう(ソースはラジオ)

【公衆電話】
・NTTが東北地方の公衆電話からの通話を無料化
 → 実際は「一部の公衆電話」でないとかけられなかった

 震災当日の晩からラジオで案内されており試したが、
 私の近所の公衆電話2か所ではつながらず、
 少し遠くの公共機関からはOKだったと職場の人から後で聞いた。
 少なくとも私の回りでは機能してなかった。
 (電話回線が無事でないとだめだったのかも)

【断水時の節水法】
「皿にラップ」=広くやられてたと思う。紙皿よりも捨てた後かさ張らない。
「禅僧方式」=ご飯たべたお茶碗で、最後にお茶のんで茶碗をゆすぐ
「山小屋方式」=トイレ(小)のときの紙は流さず別に捨てる(流す水を節約)

【現地の生活情報】
とにかくラジオ(電池とか手回しとか)頼み。
・携帯の電池に余裕のある人などはワンセグでのTV視聴もアリ。
 しかし細かい生活情報に関しては、直後については断然ラジオだった。
・居候先でずっと聞いてたNHKは、全国放送/東北向け(from 仙台)/県内向け(from 盛岡)を切り替えながら、被害状況に加えてライフライン情報を流してくれてた。
 給水所、避難所の案内に加えて、「○○スーパーは××店、△△店を除く店舗で営業…」など、細かいことまで。これはとても助かった。
 (情報を吸い上げてくれた放送局にも、
  停電なのに店を開けてくれた人たちにも。)
地元の口コミ情報…水汲み場情報、スーパーの混雑/品揃え情報など。
 自宅ご近所さんや職場の人など、実際に行った、見た人からの口コミが最強。

☆Twitterで「テレビはもっと被災地に役立つ情報を流せ」と鼻息荒い感じのツイートも目にしたが、被災地はじめ停電下ではテレビを満足に見られる人は僅かであり、ラジオは上記のようにローカル情報の宝庫、それに民放含めたテレビでも、地元放送局から欄外の字幕で情報を流すようになってたので、実は現地ではメディアからの生活情報はそれなりに出ていた。それが外の地域には伝わってなかっただけで。
さすがにこれだけの規模では、災害直後に被災した現地が求める情報をメディアから伝えるのは、タイムラグなど限界があったと思う。

☆2011. 5月時点でも、東北地方のNHKはほぼ常時青い字幕で震災のライフライン関係を流しており、前向きの内容も増えている。嬉しかったのでは「ランドセル配布」とか。

【あって良かったもの】
作り置きの常備菜
 普段から作っとくもんですね(作った人=社宅の方々、私=食べる人)
レトルトカレー、インスタントみそ汁、ラーメン系
 (普段から良く使…ごにょごにょ)
自然解凍ですぐ食べられる食料
 …ご飯、食パン、煮込んで味付け済みのハンバーグなど。
 作り貯めたり、余ったりしたのを冷凍してたのが役立った。
電池のラジオ
 オール電化マンション居候時代に台風で停電した反省で持ってた。
風呂水
 
【反省】
・自宅、職場の緊急避難場所くらい知っとけ
・3日くらい生きられる生活物資は揃えておくべきである
 (ライフラインに関わらず、物流が落ち着くまで時間かかるし)
・平時から、コメと味噌は切らすな
携帯はギリギリになってから充電する派でしたが、
 不意の停電に備えてもうちょっと早めに充電しよう

 (乾電池式の携帯充電器もget)
・家で鍋パを開催する予定がなくてもカセットコンロは持っとけ
・家のほか、職場にも食料水(トイレ用含む)の備蓄が要る
 (職場はまだだなあ)

などなど。長文失礼。

てをつなごう だいさくせん こどもたちに えがおを

(どーもくんの作者 合田経郎さん発のアピール)

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