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ぶらり大鰐ちょっといただきまちあるき -其の3(最終回)-

2011-04-18 17:41:41 | 体験

大鰐の街をぶらり散歩したときの続きです・・・

※『ぶらり大鰐ちょっといただきまちあるき -其の1-』は、こちら
※『ぶらり大鰐ちょっといただきまちあるき -其の2-』は、こちら

 

 

大円寺から大鰐温泉駅方面へ少し歩くと、通りの左側にこのような木が現れます。

この木には、【はぎかつら】という聞きなれない名前がついています。


(※画像クリック

萩桂(はぎかつら)は、大鰐温泉を発見したとされる円智上人が、インドにある鷲峯山の霊木の種子を持ち帰って蒔いたものだと云われているそうですφ(.. )
その後、1943(昭和18)年の落雷によって枯死してしまったようで・・・
現在の萩桂は、大正年間に採種育成されていた若木を移植した2代目なのだとか。


桂の木に赤い萩の花が咲くという、なんとも不思議な木なのですが、ガイドを務めてくれた田中さんは、残念ながら赤い花が咲いたのを見たことはないそうです・・・

 

 

 

さて、萩桂に別れを告げて大円寺通りを駅に向かって歩きます

それからほどなくして、こちらの『朝日屋日景食堂』に到着です。

 
ちなみに、“朝日屋”というのは仕出屋部門の屋号となるそうです。

 

 

 


店に入ると、映画『津軽百年食堂』のポスターがあちらこちらに・・・

 
そうなんです!実はこの朝日屋日景食堂も、津軽百年食堂のひとつなんですね♪


青森県では、3代もしくは70年以上続く大衆食堂のことを“百年食堂”と呼んでいるのですが、一体この日景食堂は何年続いているのでしょう?
え~っと、創業が明治30年ですから・・・ 計算すると、今年で114年目に突入したことになります お~!

 

 

 

と、ポスターを眺めている間、4代目の御主人がキッチンから木製の胡椒入れを持ってきてくれました。

かなり古いものだそうですが、状態が良くとても綺麗で、大切に使ってきたことが伺えます。
そして、この胡椒入れの乗っているテーブルが欅の無垢材でできているそうで・・・ 欅といえば、高級品ですよね

 

 

 


さらに御主人は、店の奥からなにやら紙に包まれたものを運んできましたよ

 
お宝と申しておりましたが・・・

 

 

 



両面にお触れ書きが記された札のようです。甘酒屋のものでしょうか?

 
最初と最後が、微妙に違いますね。
右は、「貸付御断(かしつけおことわり)」を“ヤメ”たという意味だそうです。

 

 

 


次に『三國一 甘酒屋』という札を見せてくれました。
ちなみに【三國一甘酒】だそうで、駿河・相模・甲斐の三国で一番高い富士山が一夜でできたという伝説から、一夜でできる甘酒がそう呼ばれたのだとか。


なんだか、素人目にも非常に価値があるように見えてきましたよ~ 本当か?

実はもうひとつあったのですが、滅多に見せないという御主人の大事なお宝を全部公開してしまうのもなんなので・・・
今回はここまでにしておきます

 

 

 

さてさて、お宝拝見を終えると同時に、津軽そばが運ばれてきましたよ~( ^^)_旦~~


日本唯一だという温泉熱で醗酵・熟成させた地元大鰐のマルシチ醤油と、陸奥湾産“いわしの焼干し”と“日高昆布”を使ったダシを合わせたそばつゆ。
使われているそばはもちろん“津軽そば”で、具はネギと青のりという、いたってシンプルなおそばです。

 

ちなみに、津軽そばはつなぎに小麦粉ではなく大豆を加えるのが特徴。
そばを切ったあとに生蕎麦の状態で一晩寝かせてから茹で、その後さらに寝かせるといった、非常に手が込んだものなんですね。

 

ただ、プチっプチっとすぐに切れてしまい、コシがないので好みは分かれると思います。
そのことを考慮して、朝日屋日景食堂の津軽そばは、一般的なものよりも切れにくいそばにしているようです。


寒空の下、長い時間外を歩いて冷え切ってしまった体に染みわたる津軽そば・・・
そんなそばをすする時間が、とても幸せに感じられました

 

 

ここで、御主人がオススメだという品をひとつ 【しょうゆこんぶ】
ダシをとった後の昆布を大鰐特産のマルシチ醤油、砂糖、みりん、粗挽き南蛮で甘辛く味付けをしたもの。
隠れた人気商品なのだそう。 

 

 

ところで、この割り箸紙袋がちょっと洒落ているんです。
表面はごくごく普通の一般的な印刷ですが・・・


(※画像クリック

裏面には“大鰐温泉小唄”“シー・ハイル”という2つの唄が記されているんです♪
「大鰐といえばこの唄!」というほど、大鰐町民であれば誰もが知っているほどだそうですよ。

ちなみに、ここ大鰐町では正午の時報に唄が流れるようで・・・
以前は上の2つの唄が季節ごとに分けて放送されていたようですが、現在は「シー・ハイル」のみとなっているようです。


それにしても、お昼を知らせる時報に唄が流れるなんて、のどかでいいですね~(~o~)

 

  

 

帰り道、ふと足元を見ると・・・ 御当地マンホールを発見しました


鰐がスキー板を持ってピースサインしています(^^)v

今回のまちあるきを象徴するような笑顔がいいですね♪

 

 

 


こちらは、今回のまちあるきでお世話になった大鰐町社会福祉協議会の田中さんです。


寒い中、いろいろとありがとうございました・・・m(_ _)m

茶臼山につつじが咲き誇る頃、また訪れたいと思います

 

 

§朝日屋 日景食堂§
■住所 青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字大鰐55-2
■TEL 0172-48-3430 / FAX 0172-48-5544
■営業時間 11:00~19:00
■定休日 不定休
■最寄駅 JR大鰐温泉駅(奥羽本線)/ 駅から徒歩約7分


by ヴァ♪ 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
津軽そば美味しそう (瑠璃)
2011-04-18 20:07:36
百年食堂には歴史がありますね!
百年と言わず、二百年、三百年と続いて欲しいです。

それにしても、
なんてかわいいマンホール!!!
どや顔のワニ、最高です(≧∀≦)
返信する
>瑠璃さん (ヴァ♪)
2011-04-18 22:03:24
瑠璃さん、こんばんは!
ありがたきお言葉、ありがとうございます!!

本当にその通りですよね。
代々受け継がれてきた伝統ある百年食堂、これからもずっとその味を受け継いでいってほしいものです(^^)/~~~

ところで、瑠璃さんはマンホール好きですか?
たまに足元に目を遣ると御当地マンホールがあったりするので、見つけたら今後もアップしていきますね♪
返信する
断然、そば派です。 (meku)
2011-04-21 12:25:26
雲谷そば=津軽そばだと思っていました

津軽そばもプツプツ切れるそばなんですね!!

雲谷のプツプツそば好きなんで食べたいです

味は同じような感じですか?つなぎは大豆か~どんな感じなんでしょう…??

ps:津軽のそばはしょっぱいくらいがちょうどイイですよね
返信する
>mekuさん (ヴァ♪)
2011-04-22 11:17:34
mekuさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!

雲谷そばもプツプツ切れますよね。
これは、つなぎを一切使用していない「そば粉100%」のそばだからなのだそうです。

ただ、プツプツ切れる感じは似ている気がします
ぜひ一度、百年食堂の津軽そばを召し上がってみてください(^^♪

雲谷そばが好きなmekuさんは、津軽そばのとりこになるかもしれませんね(^^)d
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