あおこのぶろぐ

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びわ湖ホールプロデュースオペラ 「神々の黄昏」 その2

2020-03-12 00:27:17 | 日記
定点カメラによる配信のため、顔や表情まではよくわからなかったし、ネットカフェのモニターで大画面で観ると、場面によってはとても粗く、スマートフォンのほうが全体的に綺麗に見えたので、併用して楽しみました。

男性陣、皆さん背が高く、映像がはっきりみえなかだけに、一瞬「外人?」と思うほどで、ヴィジュアル的に、映えていたと思います。

音楽的にも総じて満足。

ヘッドフォンで聴いているとオケの音や合唱で、「ん?」というところもあったけど、それもライブの醍醐味。

歌手陣の出来も過去最高だったんじゃないでしょうか。

ノルンもラインの乙女も豪華メンバーでした!

アルベリヒ(志村文彦さん、大山大輔さん)、ヴァルトラウテ(谷口睦美さん、中島郁子さん)も良かった。

グンターはどちらも海外で活躍されている方(石野繁生さん、髙田智宏さん)たし、グートルーネは日本を代表するプリマドンナ(安藤赴美子さん、森谷真理さん)。
なんて贅沢。

私の大好きな悪役ハーゲン、初日の妻屋秀和さんは毎度ながら、安心、安定の演唱。
斉木健詞さんは「ハーゲンはかっこよくあって欲しい」と思う私の希望にピッタリで素敵でした。

ジークフリート。
総合的には2日目のエリン・ケイヴスのほうが整っていたかなあ。
でも、去年も書いたけど、クリスティアン・フランツは、トーキョーリングから観てきて、あの丸い体型もチャーミングな笑顔も、歌唱の“味”も含め、「私のジークフリート」という感じで、愛しさを感じます。

そして初日のブリュンヒルデのミュターは、去年は終幕だけの出番だったからか、それほど印象はなかったのですが、きれいな強い声で歌いきり、見事でした。
最後の場面、歌い終わってジークフリートの遺体の上に身を投げ、敷かれた薪(トネリコ?)と共に沈んで行った時は、「そりゃ二人の重みで沈むわな」と思ってしまったけど(^_^;)

そしてそして、びわ湖の、いえ、日本のブリュンヒルデ、池田香織さん!
イゾルデも素敵でしたが、ラストの「自己犠牲」の神々しさと言ったら!
「ワルキューレ」から観聴きしてきましたが、“少女”から“女”へ変わっていく様を見届けられて良かったです!


演技的には、2日目のほうが、全体的に細やか、かつ、アクティブでした。

2日間とも、甲乙つけ難い名演で、どちらもDVD化されるなら両方欲しいけど、どちらかを選ぶとしたら2日目のほうかな。

(演出編につづく)



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