日々雑感  ~ 青亀恵一

日々感じたことをこのページで。 別ブログ「美代ちゃんのらっきょう畑で」もよろしく・・・リンクフリー

重い腰上げた

2006-05-12 09:12:07 | 社会
イギリスからのヒヨコ(鳥のヒナ)の輸入がストップした。
4月12日の「鶏肉・卵が値上がり?」で、
ヒヨコの輸入危機を述べたが、
ついに、最大の輸入国イギリスからの輸入がストップした。

年間約100万羽輸入するが、
イギリスからは約37万5000羽(37%)でトップ。
各国からの輸入は、
イギリス―――37%(輸入停止)
フランス―――20%(輸入停止)
アメリカ―――16%
ドイツ――――14%(輸入停止)
オランダ―――9%(輸入停止)
カナダ――――3%

新聞記事によると
英国の鳥インフルエンザは弱毒性とみられ、
発生した地域を除き短期間で輸入が再開される可能性があるとのこと。
また、国内の鶏の採卵期間をある程度延ばすこともできるため、農水省は「直ちに影響はない」(生産局)と受け止めている。
中川昭一農相は9日の会見で、鳥インフルエンザの発生で欧州各国からの鶏のヒナ輸入を相次いで停止したことに関連して、「少数の外国に(鶏の)原種を依存しているのはリスク要因になりかねない」と述べ、日本独自に優良品種の開発を進める意向を示した。
優良な鶏の原種は欧米企業数社が流出しないように押さえているため、日本は輸入を続けるしかない構造だ。
ただ、英国で強毒性の鳥インフルエンザが発生して輸入停止が長期化したり、米国に飛び火したりすると、一気にヒナの供給が不安になるだけに、同省は品種開発の具体化を検討する予定だ。  (毎日新聞より)

危機管理以前の問題である。
ようやく腰を上げたというところだろうか。
間に合えばよいが。

少なくとも、鳥インフルエンザが流行り始めた頃より、
すでに、そのような体制作りに入っていなければならない。

食料の多くを海外に依存し、
「知の技術」を、つぎつぎ海外に流出し、
国際競争力が低下している日本は、
食料という首根っこを掴まれ、技術という切り札を失えば、
ただ、外国の言いなりになるしかない国に
なってしまうかもしれない。

「知の日本」が、
「痴の日本」にならないように、
望みたいものである。

PS
対応も鈍化しているのではないかと・・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。