いま集英社が『ナツイチ』とか言う企画で、いくつかの名作に、人気漫画家が書いたオリジナルカバーをつけて売っている。
以前出した、太宰治×小畑健の『人間失格』が成功したから二匹目のどじょう、ということだろう。
本来僕は、こういう企画が嫌いだ。
そりゃあ、利点があるのは多分にわかるし、きっと誰も損しないだろうからいいとは思う。
古いファンがそれで買い直しを要求され、無駄金を使うということもないだろうし、これで新しいファンが生まれるならそれはそれでいいことだ。
だけどまぁ、なんていうかね。
そこに垣間見える商業主義の香りが嫌い、と云えばわかってもらえるかな。
別に青臭いことを云うつもりもないけど、なんとなくね。
なので、本来ならこういった企画には付き合わないのだけど、今回ばかりは勝手が違う。
大好きな浅田弘幸先生が表紙を描いているからだ。
しかも中原中也の『汚れつちまつた悲しみに』。
浅田弘幸先生にとっての中原中也は特別だ。
特別中の特別といってもいいくらいだ。
先生が昔描いた『眠兎』を読めば誰にでもわかることだろう。
その先生が表紙を書く。
それはきっと先生の中でも特別なことに違いない。
どんなものかは僕には想像もつかないけれど、だからこそこの表紙には凄い価値があると思う。
嫌いな企画だけど、今回僕はそれに乗っかって詩集を買った。
前に中也の詩集を買おうとしたとき、好きな詩が載っていないからという理由で買うのをやめた詩集を買った。
その表紙に浅田弘幸先生渾身の絵が書かれている。
好きな詩人の詩集を買ったというだけでなく、
大好きな漫画家の絵がついた本を買ったというだけでなく、
表現しきれない特別な想いのこもった一冊を買った。
以前出した、太宰治×小畑健の『人間失格』が成功したから二匹目のどじょう、ということだろう。
本来僕は、こういう企画が嫌いだ。
そりゃあ、利点があるのは多分にわかるし、きっと誰も損しないだろうからいいとは思う。
古いファンがそれで買い直しを要求され、無駄金を使うということもないだろうし、これで新しいファンが生まれるならそれはそれでいいことだ。
だけどまぁ、なんていうかね。
そこに垣間見える商業主義の香りが嫌い、と云えばわかってもらえるかな。
別に青臭いことを云うつもりもないけど、なんとなくね。
なので、本来ならこういった企画には付き合わないのだけど、今回ばかりは勝手が違う。
大好きな浅田弘幸先生が表紙を描いているからだ。
しかも中原中也の『汚れつちまつた悲しみに』。
浅田弘幸先生にとっての中原中也は特別だ。
特別中の特別といってもいいくらいだ。
先生が昔描いた『眠兎』を読めば誰にでもわかることだろう。
その先生が表紙を書く。
それはきっと先生の中でも特別なことに違いない。
どんなものかは僕には想像もつかないけれど、だからこそこの表紙には凄い価値があると思う。
嫌いな企画だけど、今回僕はそれに乗っかって詩集を買った。
前に中也の詩集を買おうとしたとき、好きな詩が載っていないからという理由で買うのをやめた詩集を買った。
その表紙に浅田弘幸先生渾身の絵が書かれている。
好きな詩人の詩集を買ったというだけでなく、
大好きな漫画家の絵がついた本を買ったというだけでなく、
表現しきれない特別な想いのこもった一冊を買った。
アマゾンで検索したらその表紙ではありませんでした。とても良い絵ですね。中也ではないと書いておられますが、やはりそう思ってしまいそう。残念ながら「汚れ~」はずいぶん前に買って持っているので、絵のために買いなおすことは自分はしませんが、これをきっかけに「詩」に対する認識が変わっていく事を願ってやみません。
中也の詩集を買ったのはこれで二冊目。詩集自体が三、四冊目かな。
常になにかの影響で買っているのだけど、それなりに学んでいることはあります。
僕は詩を書くことはないけれど、詩は好きです。
詩を読むあなたのこともです。