のんの緑メモ

暮らしの中での気づきを記録しようと思います。

薬師様のお開帳

2010-06-04 22:19:26 | 日記
今年は寅年・本開扉。
小糸作札所でも薬師如来様のお開帳の年です。(5月30日~6月6日)

我が御寺にも薬師様がいらっしゃいます。
私も檀家の一人として、接待のお手伝いに行きました。
参拝に訪れた方々・住職さん・檀家の先輩方とお話をする機会を得て、私自身も勉強になった一日でした。


薬師如来様

薬師様とは?
正式名称を薬師瑠璃光如来・別名を大医王仏とも呼ばれています。
人々の病気や精神的な苦痛を取り除き、寿命を伸ばして下さる仏様です。
薬師如来像は左手に薬壺を持ち、左に日光菩薩・右に月光菩薩・まわりに12神(時を表す12支)が安置されることが多いそうです。

御堂の前の柱は?
お開帳の日、薬師様の手は回向柱(えこうばしら)まで紐で結ばれています。
この回向柱に触れると薬師様と握手した(縁を結んだ)ことになり、御利益を頂けるというわけです。

どうして寅年にお開帳をするの?
一説には、弘法大師が薬師如来を安置したのが寅年だったから・・・ と言われています。


 1番札所・神将寺入口の写真です




神将寺の薬師堂屋根の頂上は、瓶の形をしています。
瓶の口は下を向いています。

「どうして屋根に瓶があるの?」 と質問をすると
「昔、龍が暴れて人々を困らせていた時代があり、瓶の中に龍を閉じ込めてお堂に封じ込めたと言われています。だから屋根に瓶が置いてあるのでしょう。」 と住職さんが教えて下さいました。


 9番札所・峰の堂へ行く途中の山道に、ウツギ(卯の花)が咲いていました。



ウツギの花には香りがありません。
あれ~? 『夏は来ぬ』 という歌に、「卯の花の匂う垣根に・・・」 とあるのに なぜ?
と思って調べてみると・・・

「匂うとは、花が盛りに咲いているさまを表現している」 のだそうです。
「ウツギの花が咲くと、やがて梅雨の季節がやって来る」 ので、ウツギは植物暦としても利用されていたそうです。 

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