ロワール地方3つの古城巡りの帰途、突然の体調不良に襲われました。
もうすぐパリに戻るというところだったので、耐える時間が短く助かりました。
ホテルに戻ると倦怠感と微熱と吐き気と下痢(失礼)で、ぐったりしてしまいました。
私は貝毒に弱く、同行者の誰も何ともないのに私だけ貝毒にあたったことが2回ほどあります。
2回とも、前を向いたり後ろを向いたり(失礼)、一晩中トイレの住人でした。
今回は、前日のモンサンミッシェルで食べた生牡蠣か、ロワール地方3つの古城巡りのレストランで食べた鴨肉の脂か、原因はわかりません。
旅行者急性胃腸炎というやつでしょうか?
それとも、流行のノロウイルスか?
冬のパリはノロウイルスが流行するそうです。
一人旅の悲しさで、ぼろぼろの身体でツアー会社の24時間対応電話にかけました。
なんと、出ません><。
こんな体調だからかけ方を間違えているのかもしれないと、よろよろ1階まで降りて行きフロントの方に電話していただいても、出ません><。
次に、カード会社の緊急電話にかけてみました。
こちらは無事に電話に出てくださいました。
たまたまカード会社の契約している旅行保険会社と、不足する保障部分を加入した保険会社が同じ損保ジャパンでした。
「アメリカン・ホスピタルというのが契約病院なので、こちらから連絡しておくのでタクシーで向かってください。」とのことでした。
ふらふらしながら、病院の住所と電話番号をメモしました。
既に手持ちのユーロが心もとなかったので、カード支払いのできるタクシーをフロントで呼んでいただきました。
パリの東端から西端にある病院までタクシーに揺られて行きました。
タクシーの運転手さんは大変親切で、エマージェンシーの入り口で病院の人が出てくるのを確認するまで待っていてくれました。
受付でよれよれしながら3枚ほどの書類に記入してから、ドクターの診察となりました。
「イングリッシュか、フレンチか、スパニッシュか?」と使用言語を聞かれ、「イングリッシュ、ア、リル」と答え、後はつたない英語でのやりとりとなりました。
日中だと日本語のできるスタッフもいるようでしたが、なんといっても深夜ですから。
多少動けるようになるまで待っていたら、深夜になってしまったのです。
日本人からしたらやたらに高く細いベッドに寝かされ点滴を受けました。
1時間くらいだったかな。
点滴を受けている間に体調が回復していくのがわかりました。
点滴ってすごいですねー。
「どくたー、びかんむぐっど。さんきゅうーべりまっち。」とか言って、点滴が終わりました。
帰途は病院で呼んでもらったタクシーでホテルに戻りました。
時間が時間で、カード支払いのできるタクシーが呼べず、心もとない持ち合わせのユーロにはらはらしながらメーターを見ていました。
有り金全部はたき、チップどころか少しまけていただいて支払いを済ませました。
病院での支払いはありませんでしたが、タクシー代については保険会社に請求できました。
帰途のタクシー代の領収書は紛失してしまったのですが、距離から想定できるタクシー代を支給してくださいました。
ありがとう、UCさん。ありがとう損保ジャパンさん。
この話には後日談があります。
ツアー会社の<日本旅行>さんに帰国後この件を問い合わせしましたら、きちんと回答をいただきました。
ヨーロッパのどの国からでもその電話番号で合っていたそうですが、パリからの場合だけ一つの数字が違っていたのだそうです。
「パンフレットは至急修正いたしました」とのことで、丁寧にお詫びの言葉をいただきました。
この件では別の対処方法があったため実害がありませんでしたから、この回答で良しといたしました。
日本旅行さん、昔から「赤い風船」ブランドなどでお世話になっています。
これからも魅力的なツアーの企画をお願いいたします。
ちなみに、アメリカンホスピタルというのは、日本人駐在員や裕福なフランス人が利用するという立派な病院でした。
また、一人で動けないときはカード会社にエスコートサービスというのもあるみたいです。
いろいろ調べて連絡先はまとめておくと良いと、学習しました。
翌日5日めの午前中はベルサイユ宮殿に行く予定でしたが、さすがにまだ動けませんでした。
午前中はホテルのベッドで休み、午後になってから出かけました。
14時からのマイバス社の「ルーブル美術館半日鑑賞ツアー、50ユーロ」に申し込んでいました。
まず、ホテル近くのベルシー・ヴィラージュ・ショッピングセンターに行ってみました。
横浜に赤レンガ倉庫というのがありますが、あんな感じです。
スーパーもあります。
ワインがいーっぱい。
軽食。いただきまーす。
「ルーブル美術館半日鑑賞ツアー」参加のためにマイバス社方面に向かいました。
マイバス社そばのジャンヌダルク像です。
La cure gourmande(ラ・キュール・グルマンド)。
クッキー・キャンディ・キャラメル・ヌガーなど昔ながらの味が揃うお菓子専門店だそうです。
支店もたくさんあるそうです。
こちらは、フォアグラ・ワイン・チョコレート・ビスケット・ボンボンのお店。
お目当てのアンジェリーナ。
いただきまーす。
マイバス社ではJTB利用者のためのいろんなサービスがありました。
実は、こことUCカードが提携してるみたいです。
UCカード利用の方は頼ってみましょう。
ルーブル美術館まで徒歩。
入場。
ローマ遺跡が残っています。
ミロのビーナス。
サモトラケのニケ。
ダビンチの岩窟の聖母
モナリザの微笑み。
ナポレオンの戴冠式。
ウィキによれば、ルーブル美術館には35,000点近くが展示され、総面積60,600平方メートルだそうです。
毎年800万人を超える入場者があるそうです。
「パリのセーヌ河岸」としてユネスコの世界遺産の一部だそうです。
美術館として正式に開館したのは1793年で、それまでは、フィリップ2世が12世紀に要塞として建設したルーヴル城(ルーヴル宮殿)をフランソワ1世が改築以来、歴代フランス王の王宮として使用されていたものだそうです。、
えーと、ルーブル美術館の中は大変スリが多いそうです。
入館前に、パスポートなど貴重品はハンドバックではなく身につけるようにしましょう。
ホテルに戻ってきました。
近くにショッピングセンターがあるのはとても便利です。
ここで夕食にしました。
暗くなってしまい写真がうまく撮れませんでしたが、3点セットメニューでお安かったです。
パリ最後の夜でした。
7日めの朝食後、ツアー会社のピックアップでパリ・シャルルドゴール空港に向かい、帰国の途につきました。
ベルサイユ宮殿やモンマルトルやディズニーランド・パリに行けなかったことや、パリらしい優雅な食事ができなかったことなど、心残りがたくさんあります。
もう一度行ってみたい。
これにて<フランス(パリ)旅行 ダイジェスト その2-2>終了。
<フランス(パリ)旅行 ダイジェスト その2-1>はこちら。
<フランス(パリ)旅行 ラウンジ・エア・ホテル・ホテル食>はこちら。