今日は、かねてから気になっていた「蕃椒地蔵尊」目指して散歩。
その前に、「蘭センターあきる野 杉本グリーンファーム」さんに寄り道。
立派な蘭が格安で販売されているので、贈答等に利用させていただいています。
花苗も販売されています。
「世界らん展2015」の前売チケットも扱ってらっしゃいました。
「蕃椒(ばんしょう)地蔵尊」はすぐそばです。
蕃椒(ばんしょう)とはとうがらしの漢名(かんめい=中国での名称)だそうです。
「内藤新宿・八房とうがらし倶楽部さんの内藤トウガラ史」というブログを拝見すると、一年で最も寒さの厳しい小寒から大寒にかけての30日間鉦(かね)をたたき念仏を唱えながら諸所を回る「寒念佛供養」という僧侶たちの苦行があり、その信仰対象として造られた石仏の可能性があるそうです。
「原小宮蕃椒地蔵尊縁起」によると、昭和9年地元青年有志によって地蔵堂に安置され、当時オデキ(吹き出物)が流行し蕃椒を供えて願をかけるとよいと伝えられたことから「蕃椒地蔵尊」という名称になったとされるそうです。
地蔵縁日の10月24日に行われる「蕃椒地蔵尊祭」では今でも原小宮周辺の畑で作られる真っ赤な唐辛子(八房系)が供えられ、内藤トウガラシ(江戸時代信州高遠藩主内藤氏の江戸藩邸下屋敷・現在の新宿御苑で栽培され近郊農村でも盛んに栽培された八房系)との関連を思わせるそうです。
「遠野物語」によると、蕃椒は美食の為の調味料であることから贅沢に繋がり「蕃椒を一生食わねば長者になる」とされ、また魔除けとして使われ燻して憑き物を落としたり狐などを追い出したりするのに使用されたそうですが、一方蕃椒を燃やすと火難に遭うとも云われたそうです。
原産地である中南米では唐辛子を神様として祀る地域があり、冷めた質素な食事を美味しくしてくれるからといわれているそうです。
同じ敷地にある小宮神社遥拝所。
再び先のブログによりますが、約180年前文政年間に書かれた新編武蔵風土記稿の小宮領の項に、多摩川支流平井川の対岸には源平合戦で名を馳せた武蔵西党の平山季重が建立した氏神である小宮神社があると記されているそうです。
川を隔てて遥拝していたそうで、その遥拝所が再建されたものだそうです。
このあたりは、武州多西郡原小宮村と言ったのですねー。
「小宮一神門」と彫られた石碑、馬頭観世音(馬の無病息災・道を歩む人の安全祈願などか)や庚申塔(60年に一度の庚申の年に建立されるとか。治病神か)の石碑。
眼下に草花公園。
市民球場・市民プールとせせらぎや池があり、子どもたちが遊んでいました。
えーとね、平井川に架かる橋を渡り、予ねてから気になっていた大きな建築中の建物に行ってみました。
えっ、市営住宅ー!!
そりゃーもう、びっくりです。
効果的に木を使った素敵な建物ですが、市営住宅なんだー。
アパート式の5棟は既に建築を終わっているようでした。
橋を秋川駅方面に戻り、原小宮区画整理地区を歩いていると、なにやら道路予定地のような場所がありました。
市道・秋3・3・16 号秋川南北線という国道411号を補完する道路計画のようです。
計画が完了すると、都道165号伊奈福生線にぶつかるようです。
んー、完成形のイメージができないわ。
無人で白菜50円とネギ100円を購入。
「パスポート秋川店」さんに入ってみました。
久しぶりだったのですが、素敵なお店に変身していてびっくりしました><。
お酒が種類ごとに綺麗に並び、購入意欲をくすぐるポップも付いています。
アイスワインもありました。
その発祥は偶然の産物だったそうですが、自然に凍った完熟葡萄から作られる甘みと酸味のバランスの良いワインで、葡萄一房からわずかスプーン一杯程度(通常のワインの8分の1の量)しか採れない零下でも凍らない甘みと香りの凝縮された果汁を、6ヶ月(通常のワインの8倍の時間)熟成して作られるそうです。
高価なワインだと思うのですが、こちらでは2,000円弱で販売されています。
売れ筋ワインの紹介。
こちらはお高いワイン。
ドンペリとか…。
日本酒。
濁り酒。
流行のバジルシード(シードとは種のこと)ドリンクも。
「蕃椒(ばんしょう)地蔵尊」にちなみ、とうがらし煎餅を買いました。
帰り道眺めた汚水マスの蓋3種。大・中・小。
空には飛行機雲。
秋川の空を、多いときは一度に10機ほども飛んでいるのが見えるのに気付いていますか?
夕陽でオレンジに染まった機体が見える日もありますし、アンチコリジョンライト(衝突防止灯・赤い点滅灯)だけが見える日もありますが、薄い雲のある日は機体は見えず飛行機雲が見えます。
綺麗。
これにて、11,000歩の散歩終了!!
「パスポート秋川店」さんで購入した「牡蠣スモーク188円」をつまみに、「天狗のどぶろく720ml680円」で晩酌にしました。