花子さんのアンニュイな日々

アンニュイな私がたまに元気になるあれこれそれのこと……
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上野公園・東京都美術館で大英博物館展

2015年05月31日 13時38分13秒 | お出かけ(二十三区)

 上野公園・東京都美術館の「大英博物館展」に行ってきました。

 秋川駅の南口のカットハウス・コロンさん、パンチパーマ・ニグロパーマ・ソフトアイパーと看板が出ていますが、趣があって素敵な店構えです。



 良い香りに釣られて見れば、その向かいに、タイサンボクの花が咲いていました。
 タイサンボってモクレン科なのですね。
 そういえば葉っぱがそっくり!

 

 

 上野公園にある上野大仏です。
 1631年に建立された像高約6mの釈迦如来坐像だったそうですが、度重なる地震や火災で損壊し、現在では顔面部のみがレリーフとして保存されているそうです。

 

 

 

 「これ以上落ちない」として、合格祈願に人気だそうです><。

 

 パゴダ様式(ミャンマー様式の仏塔)の祈願塔は昭和42年に建立されたそうです。
 中央に薬師如来・脇侍に日光・月光菩薩が安置されていますが、江戸末期まで東照宮境内にあった薬師堂の本尊で明治初期の神仏分離令によって寛永寺に移管され、後にパゴダの本尊となったそうです。

 

 東京都美術館の「大英博物館展」です。

 

 

 んーとね、なんか印象が散漫です。
 テーマが「100のモノが語る世界の歴史」ですが、んー。
 
 第3章古代帝国の出現の「ミトラス神像」は迫力がありました。
 ミスラス教は古代ローマで隆盛した牡牛を屠るミトラス神(太陽神)を信仰する密儀宗教だったそうです。
 キリスト教の伸長にともなって衰退するまでの約300年間、ローマ帝国の広範囲で信仰されていたそうです。

 ドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」を想起しました。


(朝日新聞から借用しました…)

 ミトラス神に屠られる牡牛の足元に、蛇・小犬・サソリがいました。
 犬と蛇は伝統的な善悪のシンボルで、犬と蛇が牡牛の傷口に飛びかかっているのは創造における善悪の二元論的闘争を表すのだそうです。
 サソリがね、牡牛の睾丸にハサミで迫っていたのですが(気が付かない方が多いだろうなー)、これは生命を破壊しようとする悪を描いたものだそうです。

 なんかね、このモチーフは星座かもしれないと思いました。
 牡牛座・小犬座・海蛇座・サソリ座…。
 紀元前1200年頃には古代ギリシャで星座に関わる神話が生まれていたそうです。

 上野駅に向かう道すがら、国立西洋美術館本館がユネスコ世界遺産候補に推薦されているとの看板を見ました。

 「ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館・本館を含む)」を、フランスをはじめ7か国と共同で世界文化遺産に推薦することを正式に決定。
 推薦はフランス政府の推薦枠で行われ、2016年のユネスコ世界遺産委員会で登録の可否が審議される。

 そうなんだー。

 「ル・コルビュジエ」は、石積み・レンガ積みが中心の西欧の建築に対し、鉄筋コンクリートを利用し装飾のない平滑な壁面などを持つ合理性を信条としたモダニズム建築を提唱した建築家だそうです。
 
 

 これにて、上野公園・東京都美術館で大英博物館展、終了!