エバ・ジェルバブエナ来日公演２０１４

この土日はエバ・ジェルバブエナのフラメンコ２公演を鑑賞。
エバはグラナダのバイラオーラで何と5年ぶりの来日。
そんなに久しぶりだったかな？
ついこの間観たような気もして・・・。

過去にも幾つかの公演を観ている。
セビージャのビエナル・デ・フラメンコでも、闘牛場のそばのマエストランサ劇場で観たことがある。
2005年のフラメンコ・フェスティバルの時はS席が買えないくらいの人気で、それでもアンコールに4人の寛太オールやパルメーロに囲まれて踊った姿が今でも印象に残っている。

昨日のプログラム「泥と涙」は今までの作品のガラという感じだったけれど、今日のプログラムは日本初演の「雨」という作品。
彼女が崇拝するピナ・バウシュを彷彿とさせるオープニングから暗いトーンで進んでいく。
テーブルを使った振付なども斬新で、暗いトーンの中を張りつめた空気が支配し、スリリングでほっとさせてくれない不安なテンションを讃えた振付に舞台にくぎ付けになった。

後半は一転してフラメンコの宴のようになり、エバがバタ・デ・コーラ（長い裾の衣装）で踊るソレアーが圧巻。
そしてまた最初の場面に戻って幕切れ。
スタンディングオベーション。

後半は一転してフラメンコの宴のようになり、エバがバタ・デ・コーラ（長い裾の衣装）で踊るソレアーが圧巻。
そしてまた最初の場面に戻って幕切れ。
たくさんの人がスタンディングオベーション。初日より盛り上がった感じ。

今日の席は2列目中央で鳥肌がたつようなサパテアードや研ぎ澄まされた美しいブラソ（腕）の動きなどを至近距離で堪能。
凝った演出はエバらしいなぁと思った。

公演後のアフタートークもあり、エバの言葉も聴けて貴重なひと時だった。