Del Amanecer

スペインとフラメンコ、ビセンテ・アミーゴと映画とフィギュアスケートについて

「バンクーバー五輪 フィギュアスケート」(特集本)を購入

2010-04-12 19:27:24 | フィギュア・スケート
オリンピック後の世界選手権はいつも波乱含みだ。
オリンピック出場組、特にメダリスト達は肉体的というよりも精神的な疲労からか
棄権する人が多い感じ。
オリンピックにピークを持っていくために燃え尽きてしまうのだろうか・・・。

でもそんな中で高橋大輔と浅田真央は共に金メダルという快挙を成し遂げた。
ただ綺麗に滑るだけではない。
アスリート魂を発揮して、大ちゃんは史上初の4回転フリップに挑戦。
結果は回転不足がとられてしまったけれど、その後の演技はすごかった。
イタリア映画の「道」のプログラムをトリノで演じることになった。
このプログラムはよく出来ていて、彼の表現力も十分に発揮できる。
大ちゃんの演技は素晴らしかった。誰もを納得させるだけのものがあるのだ。
感動を押し付けるのはなく、あくまでも自然で、真摯な姿勢だからこそ人を感動させることが
できるのだと思う。

浅田真央もそうだ。
こんなに苦しんだシーズンもなかったのではないかな。
曲の重厚さと相まって、試練に立ち向かっていくかのような演技だった。
でもオリンピックの先にあった世界選手権と思えば、たとえオリンピックの金メダルは獲れなかったとしても、真央ちゃんの中では本人談のように「笑顔で終われて良かった」のだと思う。
誰もが見ていれば分かるもの。真のアスリートの演技。
そんな誰も到達できない高みにいる選手なのに、真央ちゃんを見ていると(大ちゃんもだけど)
本当に清々しくて爽やかだ。


ワールド・フィギュアスケートの編集♪

ちょっと本題からはずれてしまったけれど、悲喜こもごも・・いろいろなドラマが交錯したこの
バンクーバーオリンピック。
私はもちろんステファンのファンなので、彼が出場した記念にこの雑誌を買うことにした。
残念ながら再びメダルをとることは叶わなかったけれど、ステファンは確かにこのバンクーバーのリンクで美しきアスリートとして闘ったのだ。
インタビューなどは載っていないけれど、それでもエキシビションの写真に
「会場を酔わせたステファン・ランビエール」
なんて書いてあるのはうれしい。
小さくてモノクロだけど、グリュッター・コーチとサロメさんにはさまれて座るステファンの写真も
載っていた。



もうひとり私の好きなジョニーはインタビューつきで結構ページがさかれている。
そのほかにも上位の選手だけでなく、他の選手もまんべんなく載せているところも
好感がもてる。
選手以外にもジャッジのインタビューや裏話なども興味深い。

4年に一度の祭典は終わってしまった。
その2日間のために(アイスダンスは3日間だね。)どの選手も最高の演技をと技や美を磨く。
その情熱は氷をとかしてしまうかもしれない。
また4年後のオリンピックが楽しみだ。また新しい顔ぶれもたくさん登場するだろう。
そしてどんなドラマが生まれるのか・・・。
 






最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。