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Del Amanecer

スペインとフラメンコ、ビセンテ・アミーゴと映画とフィギュアスケートについて

レジェンド・オブ・ゾロを観る

2006-02-05 22:47:44 | CINEMA~映画
いやーアントニオ・バンデラスがこんなに魅力的とは!
彼の映画は今までに「神経衰弱ぎりぎりの女たち」「アタメ」といったアルモドバル作品と「レジェンド・オブ・メヒコ」しか観たことがなかった。
一番最後のはジョニーとの競演で本当はジョニー目当てだったのだけど、マリアッチはカッコよかったから印象に残っていた。
でも今回は彼の魅力にとうとうやられてしまった!

アントニオはアンダルース(アンダルシア男)だけあってかなり濃いラテン気質の男そのもののようなのだけど、なんとも意外と(?)ギラギラしていなくて爽やかなアイレさえ漂わせている。
ゾロだけにカッコよすぎな気障な面も大いにあるのだけど、妻に嫉妬したり、3枚目的なユーモアをのぞかせたりと、お茶目な面もあってなんともキュート(こんな形容詞でいいのかなぁ?)な魅力を発散してくれるのだ。

お話そのものは特になんということもなく、ゾロ一家がしっかり活躍できるようにできているので、あとは彼らの胸のすくアクションや、家族の心の動きなどに集中していればいいかなという感じ。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズもとてもいい。あのまなざしの強さがカッコイイ。
彼女は「エントラップメント」(ショーン・コネリーと共演していた)と「ターミナル」を観た。いずれも凛として印象だったけれど、今回のエレナは子供の母親でありながらも、実にカッコよくセクシーで女の目からみても素敵だった。
(本人もお気に入りだっという衣装も豪華だったね。)

あと忘れてはならないのが、息子のホアキンを演じた11歳のメキシコ人の少年アドリアン・アロンソ。
ゾロとエレナの息子としての血がしっかり受け継がれて大人顔負けの大活躍をみせてくれる彼は、
英語がまったくしゃべれなかったのを特訓したそうだ。
でも父アレハンドロ(ゾロ)とスペイン語で話すシーンがとてもいい。
ネイティヴ同士の彼らの会話は自然で、母国語で話すのが聴けてうれしかった。
そう、アントニオはスペイン語で話した方がやっぱり断然いい!

マラガ出身のアントニオならきっとセビジャーナスくらい軽く踊れるだろう。
フェリアなんかでちょっと小粋に一振りしている(ほろ酔いで?)アントニオなんかを観てみたいね。(似合いそう~笑)
すっかりアメリカの俳優になってしまったけれど、またスペイン映画でスペイン語で話すアントニオに会いたい。



ところで昨日は品川プリンスシネマのプレミア館で鑑賞したのだけど(プレミア館でしかやってなかった~涙。次の予定もあり場所と時間でえらんだらここしかなかったのだ。)なんと観客は3人!
他の二人は後ろの方にすわっていて私がネットで予約した席は真ん中だったので、スクリーンまでの視界には誰もいなくて、またホームシアター気分。
朝早かったからというのもあるんだろうけど、またまた贅沢な気分を味わってしまった。プレミアだから椅子もいいしね!


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2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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江戸っ子ゾロ一家! (Angelita)
2006-02-11 00:38:27
harukiさん いらっしゃいまし!

ゾロ一家がツボにはまりましたか~(笑)

いいなぁ。江戸っ子ゾロとエレナ。粋な設定じゃありませんか!

こちら3代目の江戸っ子としても大いに気に入りやした~じゃなくて気に入りましたよ

今度「ゾロとエレナの江戸を斬る!」なんての連載してみてはいかがでしょう?

(結構本気!?)



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ゾロとエレナ@江戸っ子 (haruki)
2006-02-10 16:54:05
お、観たんですね。好評を目にするとそれだけで我がことのように嬉しがるのも、おかしな話ですが。

>ゾロ一家

ここに反応。まるで「関東××一家」のようでいいっすねー。

いざ仕事と言う時、エレナがゾロの背中に切り火仕掛けて験を担ぐ、なんて嵌まり過ぎです。似合うなあ。

「さアンタ行っといで、気ぃつけんだよ」

「おうよちょいと伸してくらぁ、すぐけーるぜ!」



・・・なんかえらく気に入ってしまった>笑

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