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政治そのほか速

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記念イベント熱気続く 入場券セット求め列

2015-03-16 14:09:41 | 地域

 記念イベント熱気続く 入場券セット求め列


 県内では15日、北陸新幹線開業を記念する様々なイベントが引き続き行われた。JR西日本も開業記念の入場券セットを販売し、金沢駅では長蛇の列ができるなど大いににぎわった。


  JR西が発売したのは、金沢~糸魚川の新幹線各駅の入場券セット。当初は計5000セット用意する予定だったが、問い合わせが相次いだため、急きょ1万セットに増刷した。


  金沢駅もてなしドーム地下広場では、うち2000セットを販売。午前10時頃から整理券を配布すると、すでに800人ほどが並んでいたという。鉄道が好きな長男の優人ちゃん(4)らと1時間ほど並んで購入した金沢市北町、主婦久城真紀子さん(31)は「無事に買えてほっとした。昨日も新幹線に乗って富山まで行き、子供たちも楽しそうで何より」とうれしそうだった。


  金沢駅のコンコースの新幹線改札口の前にはステージが設けられ、芸妓(げいこ)らが舞やお座敷太鼓を披露するなどし、観光客らは金沢の芸妓ならではの技に見入っていた。福井市大島町、会社役員河端昇さん(60)は「このにぎやかさに、芸妓さんのあでやかな舞で華やかな雰囲気が漂った。福井も早く新幹線が開業してこれくらい盛り上がってほしい」と話していた。


  近江町市場前には、食材や調理法などの情報が一切伝えられず料理が提供され、参加者が味わう「ゲリラレストラン」が出現。料理名には「驚きの効いた楽しさと隠しきれない嬉(うれ)しさのテイスト」などとその料理を味わった時の感情だけが表現され、参加者は味を確かめながらどのような材料が使われているか想像していた。金沢市の中心市街地では、商店街の関係者が加能ガニの鍋を無料でふるまったり、ホテルがオープンカフェを出したりと食でもてなしするイベントも行われた。



児童の“船出”住民ら祝福 松江・天神川

2015-03-16 14:06:07 | 地域

 児童の“船出”住民ら祝福 松江・天神川


 松江市立中央、雑賀の両小学校を間もなく卒業する6年生100人が15日、天神川を遊覧船で巡った。地域に愛着を持ってもらおうと、地元住民や商店街などでつくる実行委員会が、卒業式を前に6年前から続ける記念のイベント。大勢の大人たちが橋の上などから「おめでとう」と声をかけ、子供たちを祝福した。


  この日、子供たちは同市天神町の白潟天満宮で、学業成就を祈願した。天満宮前のロータリーでは、4月から通うことになる市立第三中の吹奏楽部が演奏を披露、後輩たちを歓迎した。


  その後、子供たちは近くの天神橋付近から遊覧船2隻に交代で乗船。数百メートルを往復する間、大人たちの祝福に手を振って応じるなどし、船上からの眺めを楽しんだ。


  中央小6年井戸本悠月(ゆづき)君(12)は「地域の皆さんに祝ってもらえてうれしかった。中学では色々な事に挑戦し、ボランティア活動を通して地域にも貢献できれば」と話していた。(宮地恭平)



北陸新幹線金沢開業 高速リレー歓迎一色

2015-03-15 05:36:59 | 地域

 北陸新幹線金沢開業 高速リレー歓迎一色


 


  • 特急「ダイナスター」の出発を祝してテープカットをする関係者(JR福井駅で)

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      ◇特急ダイナスターも発車


      北陸新幹線の長野―金沢間が開業した14日、県内でも新幹線との乗り継ぎがスムーズな特急列車の運行が始まった。JR福井駅構内では、観光情報コーナーが開設されるなど、旅行客らを迎え入れる体制が整った。(渡辺彩香)


     ■1歳の一日駅長


      福井駅のホームでは、早朝と夜遅くに福井―金沢間を結ぶ特急「ダイナスター」の出発式が行われた。


      ダイナスターは、特急「サンダーバード」「しらさぎ」と同じ車両を使い、1日3往復する。所要時間は他の特急と変わらない。


      式では、JR西日本の橋爪毅・福井地域鉄道部長が「これまで特急のなかった時間帯にダイナスターが走るので、首都圏までが便利になる。北陸の魅力を全国に発信する大きなチャンス」とあいさつ。テープカットの後、「1日駅長」に任命された1歳児の合図で出発した。


      「何かお手伝いできれば」という両親からの手紙に感激したJR西が就任を依頼した。父親(31)は「とても良い記念になった。恐竜博物館と、あわら温泉に行き、ダイナスターと北陸新幹線で楽しみながら帰りたい」と笑顔を見せた。


     ■観光コンシェルジュ


      福井駅のコンコースには、4月の「ふくい春まつり」をPRするために桜の模様をあしらった観光情報コーナーが登場。女性の観光コンシェルジュ2人が、訪れた人たちに福井の歴史や文化、特産物を紹介した。


      コーナー前での開設記念式で、福井市の東村新一市長は「新幹線の開業で全国の目が北陸に注がれている。一歩足を伸ばしてもらうための様々な事業を今後も展開していく」と述べた。


     ■周遊バス


      京福バスは福井駅東口を発着する観光周遊バス「さくら号」の運行を始めた。4月30日までの毎日15便、北の庄城址(じょうし)、足羽山、「浜町」など市内の観光地を約30分かけて巡る。


      車体には、28日から市立郷土歴史博物館で開かれる特別展「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」にちなみ、人気アニメ映画「ヱヴァンゲリヲン」のキャラクターを色鮮やかにラッピングしている。出発式の後、親子連れらが早速、バスに乗り込んでいた。


      ◇知事「観光地のパワーアップを」


      北陸新幹線は2022年度には敦賀まで延伸される。だが、県や経済界はさらに、福井駅までの先行開業の必要性を訴えている。


      西川知事は、金沢開業を「北陸全体で人の交流が増える」と歓迎する一方、「石川との差が出ないようにしなければ」と地域間格差を懸念。「東尋坊や恐竜博物館、永平寺といった観光素材を組み合わせ、パワーアップを図る」と話した。


     

      県経済団体連合会の川田達男会長も「福井開業が遅れて福井が没落しないよう、1日も早く金沢以西の整備を進めるべきだ」と指摘した。そのうえで「福井にとって新幹線はツールであり、目的ではない。先行事例を参考に受け皿整備に取り組む」とした。



東海道新幹線 285キロ運転始まる

2015-03-15 05:36:38 | 地域

 東海道新幹線 285キロ運転始まる


 東海道新幹線の最高時速285キロ運転が14日、始まった。速度向上は「のぞみ」がデビューした1992年3月以来23年ぶり。車両の改良などで15キロ速くなり、東京―名古屋間の所要時間は最短1時間33分と、2分短縮される。


  JR東海によると、285キロ運転を行う車両は「N700A」と改造N700系の88編成。のぞみを中心に、日中は1時間に上下各1本運行される。ダイヤが乱れた際に早く回復できる効果もあるという。


  同日午前6時25分から名古屋駅で開かれた出発式で、同社の柘植康英(つげこうえい)社長が「今後も東海道新幹線の安全性、快適性を磨き続けたい」とあいさつ。長谷川泰・名古屋駅長の合図で、285キロ運転となる、のぞみが東京へ出発した。



製菓工場

2015-03-13 13:45:54 | 地域

 製菓工場


 

県産食材に職人の技


 


  • 型抜きされたせんべい生地が流れていく製造ライン。一枚一枚に職人の目が光る
  • 手焼き体験を楽しむこともできる。「焼き立てはまた格別ですよ」と寺西さん

  •   「せんべい」と「あられ、かきもち」の違いをご存じだろうか。南砺市に本社を置く「日の出屋製菓産業」の立山工場を見学するまでは、なんでも「おかき」と呼んでいた私だったのだが……。


      「『せんべい』はうるち米、『あられ、かきもち』はもち米を原料にしています」。立山工場敷地内にある直営店「ささら屋立山本店」店長の寺西亮さんが、まずは両者の違いについて説明をしてくれた。


      同社では、100%富山県産米を使用する。「安心な原料米を使いたいという思いと、なによりも富山のお米はおいしいですからね」と寺西さん。立山工場ではうるち米、福光工場ではもち米を原料とした商品を製造しているという。


      2008年に完成した立山工場では、見学通路から製造工程を自由に見ることができる。さぞや最新のオートメーション化がされているだろうと思いきや、意外にも人が多い。「いわば、職人の勘。人にはかないません」。寺西さんが言うように、焼き上げるガスバーナーの温度管理や、味付けなど、すべて人の手が加わっている。一枚のせんべいに、これほど手間がかけられているのかと驚くほどだ。


      「しろえびせんべい」の手焼き体験も楽しめる。せんべいの生地を何度も返しながらあぶっていると、やがて香ばしい香りが。うわあ。おいしいそう! 熱々をしょうゆたれにつけ、一味違う「しろえびせんべい」の出来上がりだ。


      おいしい米とおいしい水、そして「富山湾の宝石」と称されるシロエビ。富山の恵みが詰まった焼き立てのせんべいは、いつにも増して風味が豊かな気がした。