むかし、九州のいなかに“るんたん”とゆう女の子が住んでいました
るんたんは 近所に男の子しかいないところで 4さいまで育ちました
おかげでるんたんは自分のことを、男だと思いこみ、ボクと呼んでいました
そんなるんたん なにかの間違いか手違いで
お受験のあるカトリック幼稚園に紛れ込んでしまったのです
幼稚園に入って女の子と接するうちに 自分の性別が女の子だとゆうことを
初めて気づき“ワタシ”というようになりました
しかし男の子として育ったるんたんは すっかりらんぼうものでした
それからしばらくしてパパさんの転勤でひっこすことになったるんたんは
幼稚園も転校しました
そこもなぜか同じ系列のカトリック幼稚園でした
あたらしい幼稚園に初登校する日 るんたんはナメられないよう太ももに
ボディペインティングして行きました
そしてるんたんを善意で受け入れたその幼稚園は、のちに後悔することになるのでした
ふだつきの不良園児るんたんは 馬の骨ぶりを発揮し
いつも“あくまのへや”に罰として入れられていました
まず、お弁当を残していました
そして、くつ下をすぐ脱いでいました
さらに、男の子をいじめていました よく殴っていました
たったそんな理由で シスターや先生に怒られていました
だから、脱走もしました
海沿いを家に向かっていたのですが、松林のところで確保されました
目の前に黒い車がとまって 神父様、シスターたち、先生がおりてきました
るんたんは捕らわれた宇宙人のように幼稚園に連れ戻されたのでした
そんなるんたんも ねばり強いシスターたちのおかげで 少しずつ女の子になっていきました
るんたんは
このころから絵をかくのが好きだったので よくおともだちの家の柱や
宿舎の横壁に絵をかいてあげて怒られました
シールも貼ってあげました
でもママさんがダメっていった自分の家には落書きしないおりこうさんだったのです
小学生になったるんたんは 入学してまもなく
まだ黄色のカバーがついたランドセルのまま おともだちとプチ家出をしました
目的地はでんしゃで2駅さきの おともだちのおばあちゃんちでした
1年生がともだち2人で2駅ぶんも歩いたのです
ママさんが血相をかえて そのおばあちゃんちに迎えにきました
ちょっと怖い顔していましたが おすしを出され 笑顔になりました
るんたんは「よかった、ままもうれしそう」とよろこびました
帰りにるんたんはママさんに言いました
「ねぇまま、たのしかったね」
するとパンチがとんできました
そんなるんたんも 小学校でもどうにか番をはることができました
そしてあわい初恋もしたのでした
しょうちゃんからプロポーズもされていましたが るんたんはまた転校してしまいました
株というので儲かったパパさんが家を買ったからです
そうして大好きなしょうちゃんと引きさかれてしまいました
しかしぐうぜんにも高校が同じになりびっくりしたるんたんでしたが
初恋は実らないと聞いていたので話しかけることは一度もありませんでした
るんたんは夜8時には寝るよい子でした
でもマクラがかわると眠れないかわいそうな子でした
そんなるんたん小6のとき 修学旅行でやはり寝つくことができませんでした
あかりを求め 旅館の中をさまよいました
そしてやっと見つけた階段の踊り場で 時間をつぶしていましたが
そこでそのまま眠ってしまいました
朝、びっくりした先生に起こされました
そんなかんだで、るんたんは夜更かしが好きになってしまい
大人になっても夜更かしばかりしていました
ある日、そんなるんたんに怒ったママさんは 家のブレーカーを落としてしまいました
逆ギレしたるんたんは 家中のありとあらゆる電気製品の電源をオンにし
音が出るものはボリュームをマックスにするとゆう報復に出ました
次の朝、起きてきたママさんはそんなこともつゆ知らずブレーカーを上げました
すると大音響が朝っぱらから鳴りひびきました
そのなかにママさんの雄叫びも聞こえてきました
家族全員が飛び起きました
ただひとつの失敗は るんたんの部屋までやってしまったので るんたんも飛び起きてしまいました
パパさんとママさんとおにいちゃんとるんたん みんなで消してまわりました
おにいちゃんは「おまえ・・・やるやないか」とるんたんをホメました
ママさんもパパさんもいがいに笑っていました
その日はみんなが早起きしたので 久しぶりに朝ごはんを一緒にたべました
るんたんはまたひとついいことをしたのでした
るんたんは 近所に男の子しかいないところで 4さいまで育ちました
おかげでるんたんは自分のことを、男だと思いこみ、ボクと呼んでいました
そんなるんたん なにかの間違いか手違いで
お受験のあるカトリック幼稚園に紛れ込んでしまったのです
幼稚園に入って女の子と接するうちに 自分の性別が女の子だとゆうことを
初めて気づき“ワタシ”というようになりました
しかし男の子として育ったるんたんは すっかりらんぼうものでした
それからしばらくしてパパさんの転勤でひっこすことになったるんたんは
幼稚園も転校しました
そこもなぜか同じ系列のカトリック幼稚園でした
あたらしい幼稚園に初登校する日 るんたんはナメられないよう太ももに
ボディペインティングして行きました
そしてるんたんを善意で受け入れたその幼稚園は、のちに後悔することになるのでした
ふだつきの不良園児るんたんは 馬の骨ぶりを発揮し
いつも“あくまのへや”に罰として入れられていました
まず、お弁当を残していました
そして、くつ下をすぐ脱いでいました
さらに、男の子をいじめていました よく殴っていました
たったそんな理由で シスターや先生に怒られていました
だから、脱走もしました
海沿いを家に向かっていたのですが、松林のところで確保されました
目の前に黒い車がとまって 神父様、シスターたち、先生がおりてきました
るんたんは捕らわれた宇宙人のように幼稚園に連れ戻されたのでした
そんなるんたんも ねばり強いシスターたちのおかげで 少しずつ女の子になっていきました
るんたんは
このころから絵をかくのが好きだったので よくおともだちの家の柱や
宿舎の横壁に絵をかいてあげて怒られました
シールも貼ってあげました
でもママさんがダメっていった自分の家には落書きしないおりこうさんだったのです
小学生になったるんたんは 入学してまもなく
まだ黄色のカバーがついたランドセルのまま おともだちとプチ家出をしました
目的地はでんしゃで2駅さきの おともだちのおばあちゃんちでした
1年生がともだち2人で2駅ぶんも歩いたのです
ママさんが血相をかえて そのおばあちゃんちに迎えにきました
ちょっと怖い顔していましたが おすしを出され 笑顔になりました
るんたんは「よかった、ままもうれしそう」とよろこびました
帰りにるんたんはママさんに言いました
「ねぇまま、たのしかったね」
するとパンチがとんできました
そんなるんたんも 小学校でもどうにか番をはることができました
そしてあわい初恋もしたのでした
しょうちゃんからプロポーズもされていましたが るんたんはまた転校してしまいました
株というので儲かったパパさんが家を買ったからです
そうして大好きなしょうちゃんと引きさかれてしまいました
しかしぐうぜんにも高校が同じになりびっくりしたるんたんでしたが
初恋は実らないと聞いていたので話しかけることは一度もありませんでした
るんたんは夜8時には寝るよい子でした
でもマクラがかわると眠れないかわいそうな子でした
そんなるんたん小6のとき 修学旅行でやはり寝つくことができませんでした
あかりを求め 旅館の中をさまよいました
そしてやっと見つけた階段の踊り場で 時間をつぶしていましたが
そこでそのまま眠ってしまいました
朝、びっくりした先生に起こされました
そんなかんだで、るんたんは夜更かしが好きになってしまい
大人になっても夜更かしばかりしていました
ある日、そんなるんたんに怒ったママさんは 家のブレーカーを落としてしまいました
逆ギレしたるんたんは 家中のありとあらゆる電気製品の電源をオンにし
音が出るものはボリュームをマックスにするとゆう報復に出ました
次の朝、起きてきたママさんはそんなこともつゆ知らずブレーカーを上げました
すると大音響が朝っぱらから鳴りひびきました
そのなかにママさんの雄叫びも聞こえてきました
家族全員が飛び起きました
ただひとつの失敗は るんたんの部屋までやってしまったので るんたんも飛び起きてしまいました
パパさんとママさんとおにいちゃんとるんたん みんなで消してまわりました
おにいちゃんは「おまえ・・・やるやないか」とるんたんをホメました
ママさんもパパさんもいがいに笑っていました
その日はみんなが早起きしたので 久しぶりに朝ごはんを一緒にたべました
るんたんはまたひとついいことをしたのでした