ルミ姉の兄貴はちかっぱい怖いとよ
そして厳しい
わが家のルールは兄貴が作るってな感じぐらいえらそうたい
もう色々怒られ続けてきた
大学時代最大の危機がルミ姉にやってきた
まあ自業自得ばってん
卒業まじかの後期試験最終日
徹夜で試験勉強ばやっていざ試験に臨んだら
試験会場に貼ってある座席表のルミ姉の学籍番号から名前が2本線で消されとった試験官に「これなんですか?」って聞いたら
「これは試験受けれないってこと」と言われ
慌てて事務室に聞きに行ったら「欠席オーバーです」
4日以上休んだらその教科はもう試験が受けれん だけん単位が取れんと
なんで?ちゃんと計算しとったのに
「ああ あなた遅刻3回で1日欠席になってるよ」
やらかした 計算に入ってなかった・・・
てゆーかルミ姉 短大で週休3日にするため1単位でも落としたら留年するって
いま考えたら無謀な履修の仕方しとった・・・
はいその場で留年決定!
先生に「親に言えません~」
「じゃあ僕から電話しようか」
「お願いします」
「じゃあ今日の夜8時に電話するから」
その夜ルミ姉は夕食もノドに通らないほどドキドキしとった
もうすぐ約束の時間がやってくる・・・
いつもは御飯食べたらすぐ自分の部屋に行ってTVば観る兄貴も
なぜかその日は電話のあるリビングのTVば観よる
・・・・なんで今日に限ってここにおるん?
そしたら8時ちょうどに電話が鳴ってパパさんが話しば聞いた
ドキドキ・・・
「留年しやがって・・・」パパさんの一言
「なんねあんた留年したとね!!」ママさん
兄貴無言・・・・
怖いばい
そしたら兄貴は背中ば向けたまま何も言わず自分の部屋に入ってしまったと
・・・・うわ 絶対寝る前にルミ姉の部屋にきて説教やん
パパさんママさんにくどくど怒られ自分の部屋に戻って兄貴ば待った
夜も更け 今か今かとルミ姉はドキドキしとったら
隣の兄貴の部屋に動きがあった
どすどすとドアに向かう足音
来たか・・・
そしたらくさ「パチッ」って電気ば消す音が聞こえてきたと
「あれ?」って思ったら ベッドのきしむ音がしてくさ
「もしかして・・・ にいちゃん寝た?」
なんでなんも言わんとかいな
次の日さ 台所に立つママさんの所に行って
「にいちゃんがなんも言わんかった、絶対にいちゃんが怒ると思ったのに」って言ったら
ママさんが「そりゃお兄ちゃんはなんも言わんやろ」「・・・?」
「お兄ちゃんも留年したげな!」
まじですか・・・
兄貴も前夜 ドキドキしとったげな
(だけんいつまでもリビングにおったんやね いつ切り出そうかと・・・)
朝一番にカミングアウトしたらしい
そしてまた兄貴はニヤケながら部屋から出てきた
「な~~んだ!にいちゃんも留年したったい!!」って喜んだら
「あんたの私立と兄ちゃんの国立じゃ訳が違う!」とママさんに怒られた
授業料が全然違うけんね・・・ごめんなさい
そしてまたママさんから「この留年兄妹が!!」と罵られた・・・
またまた後で分かったばってん 実はパパさんも大学時代に留年しとったらしい
遺伝ばい
そーいえばダーさんも留年組
うちに初めて挨拶しにきた時 大学の話しになったっちゃん
「あの~実は 留年してまして・・・」ってダーさんが言ったら
「僕も留年しとうけん」と兄貴が言い
「おう俺も留年しとるぞ」とパパさんが言い
「ああ私も私も」とルミ姉
兄貴のお嫁さんから「もう!留年一家やね!」とあきれられた
“ 留年は みんなでやれば こわくない ”
そして厳しい
わが家のルールは兄貴が作るってな感じぐらいえらそうたい
もう色々怒られ続けてきた
大学時代最大の危機がルミ姉にやってきた
まあ自業自得ばってん
卒業まじかの後期試験最終日
徹夜で試験勉強ばやっていざ試験に臨んだら
試験会場に貼ってある座席表のルミ姉の学籍番号から名前が2本線で消されとった試験官に「これなんですか?」って聞いたら
「これは試験受けれないってこと」と言われ
慌てて事務室に聞きに行ったら「欠席オーバーです」
4日以上休んだらその教科はもう試験が受けれん だけん単位が取れんと
なんで?ちゃんと計算しとったのに
「ああ あなた遅刻3回で1日欠席になってるよ」
やらかした 計算に入ってなかった・・・
てゆーかルミ姉 短大で週休3日にするため1単位でも落としたら留年するって
いま考えたら無謀な履修の仕方しとった・・・
はいその場で留年決定!
先生に「親に言えません~」
「じゃあ僕から電話しようか」
「お願いします」
「じゃあ今日の夜8時に電話するから」
その夜ルミ姉は夕食もノドに通らないほどドキドキしとった
もうすぐ約束の時間がやってくる・・・
いつもは御飯食べたらすぐ自分の部屋に行ってTVば観る兄貴も
なぜかその日は電話のあるリビングのTVば観よる
・・・・なんで今日に限ってここにおるん?
そしたら8時ちょうどに電話が鳴ってパパさんが話しば聞いた
ドキドキ・・・
「留年しやがって・・・」パパさんの一言
「なんねあんた留年したとね!!」ママさん
兄貴無言・・・・
怖いばい
そしたら兄貴は背中ば向けたまま何も言わず自分の部屋に入ってしまったと
・・・・うわ 絶対寝る前にルミ姉の部屋にきて説教やん
パパさんママさんにくどくど怒られ自分の部屋に戻って兄貴ば待った
夜も更け 今か今かとルミ姉はドキドキしとったら
隣の兄貴の部屋に動きがあった
どすどすとドアに向かう足音
来たか・・・
そしたらくさ「パチッ」って電気ば消す音が聞こえてきたと
「あれ?」って思ったら ベッドのきしむ音がしてくさ
「もしかして・・・ にいちゃん寝た?」
なんでなんも言わんとかいな
次の日さ 台所に立つママさんの所に行って
「にいちゃんがなんも言わんかった、絶対にいちゃんが怒ると思ったのに」って言ったら
ママさんが「そりゃお兄ちゃんはなんも言わんやろ」「・・・?」
「お兄ちゃんも留年したげな!」
まじですか・・・
兄貴も前夜 ドキドキしとったげな
(だけんいつまでもリビングにおったんやね いつ切り出そうかと・・・)
朝一番にカミングアウトしたらしい
そしてまた兄貴はニヤケながら部屋から出てきた
「な~~んだ!にいちゃんも留年したったい!!」って喜んだら
「あんたの私立と兄ちゃんの国立じゃ訳が違う!」とママさんに怒られた
授業料が全然違うけんね・・・ごめんなさい
そしてまたママさんから「この留年兄妹が!!」と罵られた・・・
またまた後で分かったばってん 実はパパさんも大学時代に留年しとったらしい
遺伝ばい
そーいえばダーさんも留年組
うちに初めて挨拶しにきた時 大学の話しになったっちゃん
「あの~実は 留年してまして・・・」ってダーさんが言ったら
「僕も留年しとうけん」と兄貴が言い
「おう俺も留年しとるぞ」とパパさんが言い
「ああ私も私も」とルミ姉
兄貴のお嫁さんから「もう!留年一家やね!」とあきれられた
“ 留年は みんなでやれば こわくない ”