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GのBIM備忘録

BIMは2DCADの延長ではない、と思うその理由とは。

2021年12月26日 | BIM

今さらですが、BIMとは、「Building Information Modering」・・・・・つまり情報のカタマリです。

2DCADは「Computer Aided Design」、エッDesign?

・・・Drawing若しくはDraftingだと思ってた。

_| ̄|○

 

と・・兎に角、これまでの2DCADによる設計図は

情報量≒表現される量であったのが

BIMでの図面では

情報量>>>>>>>>>>各図面での表現に必要な情報量

であるように思います。

 

BIMでは、その図面に必要ないからと言って情報を消してしまうことはできません。

その図面には不要でも、「その建築」には必要な情報なのです。

 

つまり「BIMでの図面化」とは必要な情報を表示し、不要な情報を非表示にする作業だと思うのです。

何を表示してドレを非表示にするかは現時点でのテクノロジーでは自動化は無理でしょう。

となれば、設計者が一つ一つ判断して行くしかないのです。

 

あれを表示してコレを非表示にするには、このレイヤーを非表示にすると あれ も非表示になってしまうけど、レイヤーはこれ以上増やしたくないから コレ  の表示順位を下にして・・・・でも、隠れてくれない。

やっと  コレ  を隠せたと思ったら  他のアレ  も隠れてしまった。

ア”--ややこしい・・・。

 

あちらを立てればこちらが立たず、ホンにお前は・・・・。

 

私がBIMでの図面作成は非常にメンドクサイというのはこういう理由です。

最先端のBIMとは遠いところで、思わぬ労力を使わねばならない。

 

2DCADの図面化では情報量が多くなれば、それはそのまま意思(意識?)伝達を円滑化します(多分)。

けれども、少なくとも現状でのBIMでは、情報量が多くなればなるほど図面化への労力が増す、そんな気がします。

 

私が最近設計の御手伝いを始めて気づいた点の一つは以上の事です。

 

そしてそれ以上に気になっているのが設計者の意識、です。

それがBIMに対する認識なのか、設計自体に対する考え方なのかは今は判りませんが、何かが気になる。

不安、と言っても良いかもしれません。

 

 

 

 

 



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