pagiのモラトリアム続行中

どこまでもウンコな独りもん生活を送る
自称ファッションヴィクティムのpagiの生活

アンドレアが気になる

2005-08-24 | cinema
今、アンドレアが気になっている。
アンドレアとは彼だ。

えっ、まさかpagiともあろう人間がこんな爽やか君を??とお思いになろう。
しかし、このアンドレア、なかなかどうしてひねくれものの私を唸らせる存在である。

アンドレアという名前は役名だが、お名前をチョ・ヒョンジェさんと言う。
よーくこの顔を見てみてほしい。心当たりのある人もいるのではなかろうか。
この顔体に韓服を着せてはにかむ姿を思い出せ。
そうなのだ。この人なのだよ。

スキャンダルに出てくる、
乙女に恋心を抱きつつも中年女の色香に惑わされ肉欲の虜になる
という青年を演じている彼なのだ。

私はねー、彼のように生まれながらにどでかい十字架を背負っているような人に滅法弱い。
彼の場合はこのそこはかとない暗さだ。とにかく彼の雰囲気は暗いよ。
彼は今後、心のそこから明るい役回りを演じていかれるのだろうか。
何をやっても肉体と精神の乖離に苦しむ役回りになるのではないか、と
かなり他人事ながら彼の行く末を心配してしまうのだ。
事実ドラマの中でアンドレアは、かなり病んでいる。心を病んでしまっている。

私は正直このドラマを「アンドレア!」「氷姫!」とコバカにして見ていた。
しかし、今週の第10話で完全に負けた。私はアンドレアに打ちのめされたよ。
ここでちょっとあらすじを…
アンドレアは聖職者になるためイタリアへ旅立つのだが、
その直前に思いを寄せる女性へ短い手紙をしたためていた。
しかしその手紙は彼女の手には渡らず、
彼女に恋する男性(アンドレアの親友)が握りつぶしていたのだ…。
ということがアンドレアの知るところとなってしまった場面。
そこで、アンドレアは親友を咎めず、ただ蔑みの表情を見せる。
その冷徹な視線に、私は少し興奮した。
そうか、この人はこういう演技で光る人なのか、と。
スキャンダルの彼も、はっきり言って汚れ役だと思う。
爽やか美青年スター☆でも十分やっていけそうな外見なのに、
この人はなぜ自ら汚れる道を選んでしまうのだろうか。
とは言いながら、私はどんどん堕ちていくところを見てみたいとも思っている。
いい。こういう俳優は、いい。

でもこの人私とタメコちゃんなのよ。
若いうちから苦労するね。そういう星のもとに生まれたのね。