画像はまったく関係ありません・・・。
画像だけでもキレイな感じに・・・と思いまして
父さんはものすっごい選挙が好き
それは私たちが子供のころからで、選挙になるとイキイキして夜も興奮してなかなか寝ない。
選挙が近づくと・・・
「選挙だなぁ~や!」とか
「選挙くるどぉ~なんじょすれ、このっ!」
とワクワクしてる
今でこそ年よりだから黙っているものの、
昔は選挙となれば「選対本部長」とかいうのになって先頭切って選挙を楽しんでいた楽しんでいたというとお叱りをうけそうだが、わたしの目にはこの表現がしっくりくるのであえてこの言葉を使わせていただく
家には毎日人が出入りして、電話が鳴って、
「○○地区はなんじょだ?どのくれぐれ(票)集まりそうだれ?」
とか
「おーおれだ!今な○○だがらよ、なんじょだがどこそこさ行ってみろな!そしたら連絡よごせ!」
など、人を動かして選挙を動かして興奮していたように思う。
今だから言えるけど父さんのところにお金を持ってお願いに来た議員もいた。
父さんは・・・
「けれこの!けんねばこづ持って警察さいぐどはっ!」
帰れコノヤロー!帰らないとこれ(差し出された金)もって警察につきだすぞっ!の意。
「バガコノ!こすたらものもらいでぐてやってんのでねー」って激高してた
なんて、正義感にあふれた父さん!・・・じゃないよ
父さんはお金をもらうために選挙に一生懸命なんじゃなくて、こころから選挙が好きなだけである。
釣り好きな人がお金払って魚を買って大量を装ってもうれしくもないし楽しくもないのと同じである。
ちなみに、父さんが選対本部長など何かしら選挙に絡んだ人は落選したことがない。
今思えば、昔は父さんみんなから慕われてそれなりに人望があったのであろう
だから選挙の時にそれが発揮できるし、見えるし、なによりも周りに人が集まってくるから
寂しがりな父さんにはうれしかったのかもしれないなぁ・・・。
で、今では年もとったし、昔ほど熱く選挙戦が繰り広げられることもなくなり・・・・
でも、父さんの選挙好きはそのままで・・・
今回の選挙も誰かと話したかったんでしょうねぇ~
来ましたよ、父さん。
昨日も来ました。
突然電話かかってきて
父さん「今メイプルで弁当かってだが、オメ何が欲しいものあるが?」
わたし「なんにもないよぉ~」
父さん「何がねってが?」
うちに来る口実をつくるため、わたしに買い物を頼まれたいのだ
めんどくさっ!
そんなことしないで普通に来ればいいじゃん・・・どうせくんだがらー
わたし「んで・・・みかん。みかん買ってきて」
父さん「おーう!わがったーみがんな~んで~」
主人「お父さんなんだって?」
出勤前で家にいた主人が何かあったのかと聞いて来た
わたし「なんでもねーべよぉ~たぶん昨日の選挙の話したいのだべよ~」
そして父さん登場!玄関上がってわたしと主人が視界に入るなり
「なぁ~んだってや、落ぢだだらやな~あいづもほに・・・ニタニタ」
速攻選挙の話・・・。
まづは「コンニチハだろうよ!」とこどもならいってるところ・・・
主人をみて「なんだれ?今日休みが?」と嬉しそうなとうさん。
わたしひとりだけだと思ったら獲物がもうひとりいたことにうれしさを隠せない様子。
「お父さん、オレ、仕事なんで行きますから・・・ゆっくりしてってください・・・。」という主人に
「あ・・・なに?仕事が?・・・あ、そ~か・・・はははは・・・」この「はははは」は「笑い」ではなく、「サササ・・・」と同じような使い方であるが、この場合「はい、了解しました」と同じ意味と考えてよし!
主人がいなくなって話相手に私だけという状況に不満を感じると・・・
「チャボ(妹)けってきたが?いつけってくるんだれ?」
妹は帰ってきたのか?いつ帰ってくるのか?とつっけんどんに聞いてきた。
妹は今ドイツに出かけていて帰国はもう少し先。
電話がつながらないこともないが、ビックリする通話料金の請求が来る。
だから父さんがいつものように暇だからっていう理由で妹のところに電話しないように父さんには言ってある。
でも、父さんはもう妹に電話したいのだ
わたしにも、主人にも選挙の話をしてしまったので、もう話す人がいない。
電話したいのだ
話たいのだ・・・妹に・・・。
選挙の話を・・・したいのだ・・・。
父さん、なぁ~んだって、選挙好きだじゃなぁ~