深大寺<元三大師堂> -油絵作品 F6-
わらぶき屋根の山門におじきだけしてすする蕎麦 昔をしのばす縁台に
明治の色の緋もうせん そばに揺れとる木漏れ日を箸で口へと
たぐり込む 清水の匂いと笹の香が 静かに鼻えとぬけていく
雑木林にむさし野の名残りとどめる深大寺 このままであれと
ただ願うさびしやわれも早や六十 サトウハチロ-
このサトウハチローの詩に会ってから深大寺が大好きです。
東京のはずれ調布市に深大寺はあります。
武蔵野の森にかこまれ門前にはお蕎麦やさんが軒を連ねます。
【シルバーカーを押しいく翁どっかりと緋もうせん光る蕎麦やに座しおり】
【白き杖つける乙女の尋ねしは白鳳仏のおはす寺の道】
この日は晴天に恵まれ私も早朝でかけたのですが、いいポジションへは先客あり
端の方にイーゼルを立てました。
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