愛の授業

3年B組金八先生SP。ドラマ自体は、高校に進学した3Bの中に、授業についていけなくって困っているもの、学校をやめちゃうもの、イジメにあって自殺を考えちゃうもの、・・・　これがテーマかと思われるけど、私が感動したのは・・・

まず、幸作と健次郎の友情！健次郎が「去年俺がクラスでハブられている時に、おまえが助けてくれた」と、千春の怪しい行動を解明しようと幸作のために頑張るんだけど、これが結果的に余計なお世話となってしまい、幸作は失恋をはっきり知ることになる。そして、あの怒っている時も泣いてる時も、どんなときでも笑っているようなあの顔で涙流しながら泣き叫んで走り去る幸作　あ～16歳の恋だわ～。純粋♪　そして自分が結果的に幸作を傷つけてしまって後悔する健次郎。この男の友情がよかった

そして～、「腐ったみかん」の第2シリーズに続き、第1シリーズも・・・
大学入試で最後の進路の悩みを抱える乙女ちゃん。元桜中学の家庭科教師・池内先生（吉行和子）のアドバイスで、お母さんの里見先生（倍賞美津子）の日誌を読む。そこには、乙女を身ごもった時のお母さんになる喜び、そして、朝井雪乃のことにチラっと触れてあった。

杉田かおる演じる朝井雪乃。第1シリーズのメインテーマ。15歳の少女、しかも学級委員？とにかく優等生の朝井が妊娠したから大騒ぎ。相手は同じクラスの宮沢保（鶴見辰吾）。里見先生の日誌には「朝井雪乃がどんなに小さな命を守りたかったか・・」って書いてあったけど、妊娠がわかってすぐの雪乃は、やはり誰にも言えず、中学生が子供を・・と思って、子供が流産しないものかと考えたこともあったはず。さすがに27年も前のドラマなので、トシちゃんとマッチがカッコよかったぐらいしか覚えてないって思ったけど、雪乃が縄跳びをするシーン甦りましたよ～。もしかしたら流れるんじゃないか、と思って必死に縄跳びをする雪乃。あのシーンも泣きましたね～。BGMにはアリスの「終止符」～あの夏の日がなかったら、楽しい日々が続いたのに～　当時は中学生が中絶なんてありえないから、親にもいえなかったし・・　けど、やはり子供がお腹の中で大きくなっていくに連れ愛情がわいてきたんでしょう。みんなにばれた時にはどんなに反対されても、絶対産む決意をしていた。

最初はもちろん産むのに反対していた教師陣。まぁなんといっても高校生で結婚もできない、仕事もないじゃ、子供育てられないので反対は当たり前だった。けれど2人の決意を理解し、応援しようと決意。そこで、変な冷やかしをするもの、誤解を招くものがでないようにと・・　里見先生が「愛の授業」（確かこんな名前）をしたと思う。子供ができるということはどんなに運命的で素晴らしいことか・・・と。第5シリーズでは、養護の先生が性の授業をしていて、性病について熱弁をふるっていたけど、時代がずいぶん変わったもんだと思った。90年代後半には、深キョンのエイズのドラマ「神様もうすこしだけ」があったので、きっと性への考え方が社会問題になっていたんでしょうね。関係ないけど、深キョンのこのドラマ、かなりはまってた～。毎日「けいご～」って叫んでた記憶あり。金城武最高！　そして、意地悪な役の仲間ゆきえさんが懐かしい～

お母さんの日誌を読んで、養護の先生になると固い決意をする乙女ちゃん。自分だけじゃやはり力が足りなかったかと、天国の女房にお礼をいう金八。ザ・家族愛！ですよ。この家庭、なんでも話し合って、わかり合って、理想的な家庭なのよね～。親不孝街道まっしぐらの私は見ていて結構辛い・・・　連ドラの中で金八が「孝行したい時に親はいない」と言っていて、思いっきり耳が痛かった私でした。次に帰る時は、ゆっくり両親と旅行でも行こう


　


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