阿見AC日記

阿見アスリートクラブで起こった出来事、試合速報、お知らせ、などなど

この日本で陸上競技を中心にスポーツクラブを創造するためには パート5

2020年06月14日 | 楠康夫 理事長
新型コロナウイルスの影響で
世界が、世の中が、日本が、スポーツが止まってしまいました。
一度止まると、動きだし正常に戻るまでは、今までやっていた何倍ものパワーを使わなければいけなくなります。
その物事が大きれば大きいほど、雪だるまを作る時の様に、小さい時は楽ですが、大きくなると一人では動かせなくなる。

止まってから動かすまでのパワーを少しでも残しておきたかったので、4月5月、オンラインに全力をかけて練習会を、私は止めませんでした。
必ず、通常の様にスポーツも世の中も戻ることを信じています。
只、時間がかかることは、その時点では感じていましたので、緊急事態宣言下でも動き、職員一丸となり頑張りました。
それは、次に向かってスタートできるための努力でもありました。

2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所の大事故、この時も大変でした。
2020年、あれから9年ですか、新型コロナウイルス感染症で再び、大変になりました。
クラブを始めて21年目、私がクラブを立ち上げて経営できるようになってからでも、約10年に1回の大きなことが起きてしまいました。
学校に頼る、行政に頼るではなくて、補助金、助成金を中心に考えるのではなく。
資金力をどうつけていくか、自立した組織を作る。早めからそう考えていましたので、特にその辺の葛藤は小さく済み、問題なくクラブ創造事業は進めてきました。

第一に、会員の皆さんから、会費を頂く。
そのために指導環境の先行投資をして整備しました。
専属職員の採用、練習会週5回の整備、試合のサポート、表彰評価等を導入して
一人一人を見つめて、親との関わりを大切に世代間育成システムを作っていきました。
このことは、全て、お金がかかる事です。
競技の実績は、これを続けていれば自ずとついてくるものと信じてやりました。

第二に、NPO法人になってから意識したのが、内から外に向けての発信
スポーツの普及振興、会員以外の人を募集してのイベントや教室の事業の実施
このことから、イベントの協賛の意識ができました。
参加料、企業協賛をお願いできるようになりました。

第三に、クラブのやっていることへの支援者を作る
スポンサー・協賛、個人寄付事業
スポンサー、協賛は、クラブの仕組みも、創造している意味を伝えることにより、理解してもらえるように努め、支援して頂く。そのスタンスは決して忘れない。
個人の寄付の皆さんにも、同様に努力してきました。

今回、コロナとの戦いの中で
改めて、私の思っていることは、阿見アスリートクラブに関わって頂けるすべての皆様に、どんな時でも何を発信して、それに感動をしてもらえるのか、それを共感して、共有できるのか?今回、練習会を長期的にストップせざる得ない時に、全力をかけて向き合ったオンライン、それが、クラブの新しい発信のツールの一つになったことが何よりもうれしいです。
クラブの大切にしていることは、信用と信頼、真剣にまじめに続けていることです。
21年目を迎え、発信力も少しづつ付いてきました。また、中距離トップチームのメンバーの発信力もありますので、更に、発信力を高めて進めて参ります。
クラブが作り上げてきた、信用と信頼をツールを使って形として発信できるか?
そこから生まれてくる事業、そして、資金が生まれてくるか?
そこが、次のクラブとしての大きな挑戦の一つになるのかなと思います。

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