コーチ業

夕べから，子ども達の走る姿が，まるで今，目の前を走っているように頭の中を行ったり来たりする。ビデオを２４時間再生しっぱなしの感覚である。

一人の子ってわけではなく，
　　　
　　ふと気づけば
　　幅跳びでファールが多かった○○君だったり・・・，
　　１００ｍを疾走する○○君だったり・・・，
　　足が痛みがひかない○○さんだったり・・，
　　県標準記録を突破できた○○さんだったり・・　　する・・・

ボーとしていても・・・
　洗濯物を干していても・・・
　　掃除機をかけていても・・・・
　　　大好きな東野圭吾の本を読んでいても・・・

子ども達の映像は、容赦なく私の頭を占領する・・・

私は，案外引きずる・・見かけによらずぐずぐずと引きずる・・

教員をやめるきっかけもそういえばこれだった。

教員時代から，どっぷり引きずっていた私だが，ある日気づいたら，クラスの子ではなく，アスレッコの子の走るフォームが映像として出てくることの方が多くなったのだ。

これでは，本業の子ども達に悪い・・と思って，教員をやめた・・・

引きずって・・引きずって・・あ～でもない，こ～でもないと考える。

とても苦しい作業ではあるが，いいアイデアも浮かぶ・・
だから，この作業は，苦しいが大切なんだろうとは思っている・・

そんなこんなで，ぐずぐずしながら，まあ，一つの結論に達し・・それを，監督や小盛コーチ始めトロイカを組んでいるコーチ陣に話す・・

結論として合っているときもあれば，意見が食い違うときもある・・

一人でかかえていては，一つの方向でしか結論はでないのだが，コーチ陣にはなすことで，それが広がりを持つ・・幸せなことだ・・多くの頭が考えた方が間違えは少ないから・・

というわけで，昨日の記録会も多くの収穫があり、多くの反省点も見えた・・

恩師がよく言ってくれた

「たかがかけっこ・・されどかけっこ」

とにかく，預かっている全員の子ども達のたくさんの笑顔をみるために・・

またぐずぐずしよう・・

そういえば・・洗濯物を干していて，風がさわやかなことに気づいた・・

たかがかけっこだ・・散歩でもして頭をまとめようかな・・