阿見AC日記

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スポーツ選手の雇用とは・・・ パート1

2012年03月03日 | 楠康夫 理事長
 スポーツ選手をどう育てて、どう組織に活用できるか???

 阿見アスリートクラブを通してこの事にこだわっています。

 私の時代は、競技を終えてから会社に残れるか?残れないか?それが、大切な採用の条件だったように思えます。

 終身雇用

 今も大切な条件の一つでは、あるでしょうが・・・

 契約社員などもその一つ・・・

 先日の東京マラソンで活躍した藤原選手は、実業団を退職してプロとして・・・

 川内選手は、安定したと思われる公務員を選び余力で走る選手・・・

 前田選手は、バリバリの実業団選手として、頑張っていました。(日本人2位)

 いろんな形があるようです。


 私が、何故、28歳で現役を引退したか・・・

 それは、終身雇用でした。

 陸上競技では、飯を食えない!

 楠家の家訓のようなものでした。

 それは、中学の時から両親から言われ続けましたから・・・

 しかし、私はそれに反発して、長距離で駒沢大学、ヤクルトと進み現役を続けることが出来ました。

 しかし、会社で生きていくためには、そして、同期に追いつけるのは、28歳。

 私なりに決めていました。

 仕事を覚えなければいけない。


 努力の成果、ヤクルトの同期の連中と係長にも同じに慣れたし、管理職に向けての研修会も共に受けることが出来ました。その後、本社では限界があると思い、販売会社で偉くなろうと思い、皆の反対を押し切り、販売会社へ出向→移籍しました。

 いつしか、楠さんは、長距離・マラソンの選手だったらしいと、ジョークの世界になっていきました。私も面白くおかしく現役時代の話を入れていました。すっかり仕事人間になりました。

 私は、陸上競技で培った精神を上手く活用し、仕事に生かすことが出来ました。

 その時は、そう思っていました。


 しかし、スポーツを引退して、仕事で上手くいくことの難しさも年を追うごとに、私の周りの人の情報からわかってきました。

 いつしか、私の心の中に、何故、陸上競技で飯が食えないのだろうと???

 スポーツの経験がストレートに生かせないのか???

 それは、ヤクルトの仕事でわかりました。

 長距離で培った精神、ノウハウは生きるが・・・

 培った経験は、指導などは、直接的に生かすことは出来ないのだと・・・

 環境が無いのだと・・・

 自分で選んだ道だから仕方がない、後悔はしていませんでした。

 しかし、スポーツの経験が生かせないのはなあ???

 

 東京マラソンの結果から、少し考えることですね。

 明日は、びわこマラソン、どんなスターが飛び出してくるか?

 楽しみですね。

 パート2を後日、書きたいと思います。

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