阿見AC日記

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クラブ20年の思い⑯ マリエ選手引退

2019年11月28日 | 楠康夫 理事長
康成の日本ユース1500m優勝を機に2010年は素晴らしい活躍をしました。

トップチームでは、見事日本選手権W入賞
荒川万里絵選手 女子200m7位
志鎌秀昭選手  男子走り幅跳び4位
マリエ選手 引退の年での入賞、自己新記録と日本選手権の大舞台で素晴らしい活躍でした。
阿見グランドのクラブハウス、練習を中断して、クラブ会員全員でテレビで応援観戦しました。
何よりもうれしかったのは、引退を覚悟してのその年に24″10の自己記録を何回も破ったことでした。私が、一番うれしかったのは、東日本実業団陸上(熊谷)で女子200m決勝で当時のナチュリル勢を尻目に優勝した時でした。それまではなかなか勝てないメンバーだったので、競技場で思わず大きな声を上げて喜びました。そして、ご両親ともガッチリ握手したこと、本当に嬉しかった。まだ、やれそうだけどな~~
私が凄いと思ったのは、引退と決めた年に自己新を出して競技人生を終えることカッコいいですね。
私も昔、28歳で陸上競技の引退を決めて臨んだその年、自己新で最高記録を出して引退するのだと臨みました。しかし、年間を通して身体が動かなくて苦戦した思い出があったので、改めてその見事さ、覚悟に感動したものでした。

そして、千葉国体を最後に引退することになりました。
400mリレー茨城県代表で3走久貝瑞稀~4走植竹万里絵へのバトンパス、私は100mスタート付近のスタンドで二人のバトンのシーンを見て世代間育成を感じとった瞬間でした。天を仰ぎ、涙の出るのを抑え、感無量でした。
また、親として何よりグッときたことは、マリエちゃんのお父さんが、スタンドでそっと娘の引退の試合を見ているその姿でした。声をかけて、ありがとうと言おうと思って、振り返るともうそこにはお父さんの姿はありませんでした。

シーズン終了後、マリエコーチ、荒川勇希くんとの結婚披露宴が開催されました。皆でお祝いに行きました。
そのマリエコーチも、指導者としても活躍し数々の実績を掲げてくれました。運営面においてもネットを活用した効率の上がる仕組みも作り上げていきました。長男凛くんを出産、産休・育休を経て、クラブ在宅勤務社員として今も関わってくれています。
共にクラブの中に新しい職種を作り上げてくれる、クラブにとって大切な人材の一人になっています。
今後も彼女の能力を生かしたい、そう思っています。



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