うー。来ちゃった、ついに。
前日の11日に、「あめみこの萬華鏡」および自分のBlogでしばらく不在にすることについてカミングアウト。
直前まで病気のことを書くべきか否かは悩んでいました。
「入院します」の重大発表(?)に、色々なゲストさまから励ましの書き込みをたくさん頂いたことで涙が出そうになりました。
翌朝も、ブログを観て、メールをたくさん下さったお友達。
ああ、頑張らなくちゃね。
大きなバッグを持つと夫に「何はいってるの?」
「ま」ぎれグッズ・・・とは言いませんでしたが(あめみこの萬華鏡参照・笑)=好きな本の数々。
車に乗っていざ病院へ。
入院手続き 午前10時。
入院受付のカウンターで、
「一時金5万円」を支払い、各入院手続きに必要な同意書などを渡しました。
そしてその後は私の病棟、4階西病棟ナースステーションへ。
お部屋の希望を聞かれ、
「もちろん、リーズナブルな4人部屋で!」
そしてしばらくソファーに座って待つこと10分。
どこの部屋になるんだろう~
やがて看護師さんが病室や配膳室、コインランドリーなどを案内してくれます。
病室は4階468号室 の 4番
4・・・ねぇ。日本人の忌み嫌う数字ですねぇ~(気にしない気にしない)
でも、私のオペ日は「13日仏滅」・・みたいな。
夫に後で言われて知りました(汗)
夫「仏滅はオペが空いているの?よく選んだね(勇気あるね)」
鈴花「( ̄□ ̄;)!! 知らなかったっす!」
夫「度胸あるなぁって思ったんだけれど。気にしてないのかと」
気にしていない、といえばしていませんでした。
ま・・・気持ちの持ち様です。
σ(⌒д⌒;)ははっ・・・
ピンク色のカーテンですでに3人が入室していました。
カーテン越しに声だけのご挨拶をし、緊張の一瞬。
公園デビューならぬ、病棟デビュー。
鈴花の使用する病室のスペックを看護師さんから説明されます。
各病室に一つ、お手洗いがついているし、
洗面台もある、
各個人の冷蔵庫(ホテルにあるような小さいもの)もあるし、
鍵つきのロッカーも。
これはありがたい。ヽ( ´―`)ノ
看護師さん
「ではお着替えをして病室でお待ちください。お昼の配膳は11時半ですから歩ける患者さんはナースステーションの前に取りに行って頂きます。」
ふぅ・・・・ここまで来て、色々と緊張して疲れました(苦笑)
夫「じゃ、そろそろ帰るね」
鈴花「えええーーー、ま、ごゆるりとどうぞ(つまらん)」
夫「そんなこと言ったって何もすることないもん。仕事行くよ」
鈴花「ま、そんなこと言わずにお茶でもおひとつ・・」
夫「何か欲しいものは?」
鈴花「あ、(引止め作戦)やっぱダメか。テレビのイヤホンかな・・・」
夫「わかった、じゃ、またね!」
(TдT)あー、行っちゃった←普段は「一人になりたい」とかほざく私も人並みに寂しいらしい(苦笑)
初めての病院食 午前11時半
確か鰆の煮物、酢の物、ご飯とスープ。
(→ω←)う。味が無い。私は糖尿病か?
おいしくない・・・。普段薄味なのに、お醤油が欲しくなりましたね。
午後のオリエンテーション
病室に置いてある「腹腔鏡手術」を受ける患者用の入院中のスケジュールに目を通す。
担当看護師か・・「黒○・・さんね、どんな人だろ」
1日目は看護師からのオリエンテーション。
つまり入院中の説明ですね。
病室で本を読むにも呼ばれると思うとなんだか落ち着かない。
そのうち自分のベッドについているスピーカーからナースステーションの前へ来るよう呼ばれました。
すると向こう側から、なんとなくベテランのドスの利いた感じの看護師さんが・・・
名札を見ると「黒○」と書かれている。
が、がびーん||||||||||||||(* ̄ロ ̄)||||||||||||||||
怖そうじゃないか。←失礼なやつ
K田看護師「はい、体重計乗って、次は身長ね」
いきなりタメ口かよー。
主任クラスで私よりも結構年上なんだろうけれど、いきなりその態度。
ちょいと失礼なんじゃないのぅ?
それでも彼女に圧倒されつつ言われるがままに従います(苦笑)
個室へ連れて行かれ、色々な入院前に書いた問診票を見てオリエンテーション。
家族の病歴やアレルギー、薬の禁忌事項など基本的な項目をチェックしながら
K田看護師「今回の手術のこととか、病気のこととか知ってる?」
鈴花「あ、はい、説明は受けています」
K田看護師「それなら、大丈夫ね。じゃ、あとでお呼びしたらね、剃毛とお臍の掃除をしますからね、診察室まで来てください」
て・・・剃毛。ですか(-ω-;) わかってはいた、わかってはいたが・・・
剃毛とお臍の洗浄 午後3時ごろ
恐れていた事項その1「剃毛」(→ω←)
ベッドで行うのかと思っていたら、婦人科の診察台に乗せられ、お腹から恥骨の上あたりまで全て綺麗にお腹の産毛まで剃られます。
ええ、そりゃもう、綺麗なもんです。
ちょっと剃刀負けしましたがね(汗)
お臍には「オリーブ油」を塗り、あとでお風呂に入ったときに指で綺麗に洗ってくださいと促されます。
第一印象が怖いなぁと思っていた看護師K田さんは、緊張がはじまっている無言で横たわる私に
「手術、怖いでしょう。私もいやだわ~」←看護師さんもいやですか?(笑)
「私ね、怖がりなのよ。高いところもダメなのよ。高所恐怖症でね」
少し緊張が和らいだ気がしましたね。この看護師さん、別に感じも悪くないや。ただ、サバサバしているだけなんだね。
その後、手術前最後のお風呂。いつも以上に丹念に洗う。うーん、次にお風呂に入れるのはいつだろうか。
麻酔科医師の説明 午後4時ごろ
夕食を待つ間、麻酔科の先生が病室に来ました。
結構お若い。ニコリともしないので緊張しちゃうなぁ。
「手術中、麻酔が身体に合わないと嘔吐をしてしまうと大変(呼吸できなくなる)ので、食事は夜以降は絶食、また胃を荒らさないために「胃薬」を出しておきます。」
それから、麻酔は腹腔鏡の場合は全身麻酔で行いますが、眠っている間、喉に呼吸器の管を通すので、目が覚めた後、喉がイガイガしたり、痛みを感じたりすると思いますが、何か異常が感じられるようなら言ってください、とのことでした。
では、よろしくお願いします、と真顔のまま仰って麻酔科の先生は病室を出て行かれました。
担当医 K医師の訪問 午後4時半ごろ
活字を読む精神状態ではなかったので、横になって病院にあった漫画(動物のお医者さん・笑)を、のほほーんと読んでいると、「鈴花さん~」とK医師が現われました。
ここまで見慣れないお顔ばかりと緊張の対面を続けてきたので、多少お顔を知っている先生が来るとなんだか安心です。
K医師「麻酔科の先生は来ましたか?生理はきましたか?」
鈴花「はい、先週に来ました」
K医師「そうですか」と頷きつつ「どうですか、その後の変化はありましたか」
鈴花「あ、大丈夫です、はい」
↑嘘つけ、先週激痛があっただろー(言うの忘れてました←おいおい)
K医師「では、明日また来ますね」
はい、明日・・・。明日・・・ね、手術か・・・ゾクッ(思い出してまた寒くなる)
ようやく自由な時間 午後5時ごろ
午後の用事が全て終わったので、売店までを放浪~
目に留まる「彩」のアイスクリーム。3分悩み(←悩むな)
よぉーし奮発じゃぁぁぁ~
ストロベリーのアイスクリーム。手術が終わってしばらくは食べられないもんね。
病室でこっそり食べる(笑)←悪いことをしているわけではないけれど
手術前最後の晩餐 午後5時半
5時半に夕食の配膳。
は、早っ!!
この日の夕食は回鍋肉。
お腹も空いていないのですが(アイスは別腹)、しばし絶食になるので全て完食。
恐れていた事項2「浣腸」 午後7時半ごろ
来た・・・剃毛の次に恐れていたもの、その2浣腸。
ベッドの上で若い看護師さんに背中を向け、お尻を出して浣腸受けること約1分。
かなり切ないです(-ω-;)
5分は待ってくださいと言われましたが・・・2分経過でもはやグロッキー。
そんな最中に、夫がテレビのヘッドホンを持って病室へ。
浣腸をさされた後だと知らない私に向かって普通にヘッドホンの説明を始める夫。
それどころではない鈴花。 (うがーーーーーーーーー・涙目)
向かいのベッドで同じ日に子宮筋腫の開腹手術を受ける患者さんの浣腸を施していた看護師さんに、大声で叫ぶ。
鈴花「あのーーー!トイレ行ってきていいですか~」←必死
看護師さん「え?もうですか?」
鈴花「はい・・・「もう」です、辛いんです」
というか、今浣腸を施している人に一番近くのトイレを奪われてはならないっ!
看護師さん「じゃ、おトイレに座って暫く我慢してくださいね(⌒д⌒;)」
鈴花、夫を押しのけトイレへダッシュー。
ああ・・・辛かった。さっき食べた回鍋肉よ、さようなら。
ゲッソリした面持ちでベッドに戻ってきた私に夫が笑いながら「くちゃい!」のポーズで待ち受ける。
鈴花「臭くないもん!」(手も洗ったわぃ!)
夫「前の人も浣腸してたみたいだけれど、他のトイレに行ってたよ。すぐ来る人もいるみたいだから、おトイレに行ってましょう、って言われてた( ̄∀ ̄*)」
すぐ来る人(鈴花)→σ(⌒д⌒;)あたしかい
午後9時、消灯。
こうして入院第1日目は過ぎていきました。