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子宮内膜症闘病日誌

子宮内膜症(チョコレートのう腫)の闘病記録とともに自分なりに健康と向き合うためのBlog

入院5日目(高熱ナチュラルハイ)

2005年12月15日 | あめみこの入院、手術、退院まで

2005-12-15(金)の記録。

早くて金曜日に退院。それはなさそうです。
それも、やっぱり熱がなかなか引かないからですね。
大体38℃台は変わらず。

昨夜も母親が見舞いに来て、少し話したりあちこち病院内をフラフラしていたからか、夜になって熱が上がりました。

ううう。だるいのぉ・・

「動物のお医者さん」を一気に読み干す。面白いっ!

とりあえず、休暇は予定の5日目。
「退院の目途は」と会社の人からメールが入ったので、電話をしました。
課長が「お見舞いに行く」と行ってきかないんです・・と。

やめてくれぃ( ̄□ ̄;) ますます熱が上がるわっ(気持ちは嬉しいけれどさ・・・)
婦人科病棟だし・・・なんだかそれは困るわ。

現状、歩行は大分スムーズになってきたものの、歩き始めが痛かったりするので、

「C-3PO」のようにしか歩けません。
退院はおそらく日曜日。
月曜日からの仕事復帰は・・・おそらく無理です、と答えました。

とりあえず満員電車に乗る自信はありません(汗)
さすがに健康体でも人によっては肋骨骨折もしそうな殺人的な勢い、死ぬ思いで乗車する恐怖の通勤電車ですから(-ω-;)

会社の人にも「内視鏡」という手術と説明してあるので、やはりすぐ復帰も可能かも?というイメージも強かったのだと思います。

会社のほうは後輩が滞りなく勤めてくれているようで、ここは一つお任せしてゆっくりしよう・・・と思いました。



お久しぶりです。。。。。。。なかなかエントリーすらできませんでした。
携帯での更新機能は「あめみこの萬華鏡」のほうに切り替えてしまったので、コチラは久々にログインしたようなもので(汗)

同じ楽天で2つ持つのは便利だろうと思った選択は誤りか?←今さらなにを・・・
なかなか面倒見切れてないSkrapbooksです。


闘病Blogの書き貯めもココで終わり。さて・・次のエントリーはいつになるやら?!


段々と人間の記憶とは遠のくもんですねぇ。

自分のログを読んでは「ほほぅ、そうだったか」などと思う、現在平成18年4月21日。

術後4ヶ月経過。

今の調子は。

左下腹部の調子はあまり変化はなく、違和感は少しある。
前は気になって仕方なかったのだけれど、今は「いつものことか」程度に受け止めてしまっている感じ。
手帳に体温と体調を記入して持ち歩いているけれど、段々同じことを書いてばかりなので

「飽きた・・・」(笑)

耐え難い痛みは術後2ヶ月目に襲った1度だけ。
気になることって言えば、左の足の付け根~腿にわたり少し違和感を感じることかな。
最近、腰の痛みは気にならなくなったみたい。

とはいえ、決まってちょっとした"痛み"を感じるのは患部のあった左中心。

あまり"再発"を意識して考えるのもどうかと思うのだけれど、会社などでストレスを受けたりすると、少し"ウズく"気がする(苦笑)

半年経過したころは、どう変化するかしら。


入院4日目(痛みはあるけれど、ベッドの生活に慣れ"まったり"してきた頃)

2005年12月14日 | あめみこの入院、手術、退院まで

2005-12-14(木)「術後2日目」

早くも入院4日目の朝です。朝の検温が終わり、朝食を済ませます。
少しして、窓から下を眺めると慌しく出勤通学をする人々の様子が見えます。
向こう側に見える学校の屋上には子どもたちが元気に遊んでいる。

ああ、下界は忙しそうだ・・・←ナニモノか?

そして窓の外を観ていると、熱のせいか、少し気分も悪くさすがにフラフラしてしまうので、病室に戻ると、再び二度寝をしてしまいました(笑)

起きるとカーテンが少し動いている。
誰か来たのかな・・・?

9時くらい。
「本日は木曜日の総回診です。患者の皆さまは病室でお待ちください」とアナウンス。

総回診。

白い巨塔か???!
↑こんなことを考えられるほど元気

ドキドキしながら待つことしばし。
ザワザワと白衣のドクター軍団が病室へ入ってきます。
私は4番。

ここの婦人科で一番偉い、婦人科部長。医学博士、なかなかのやり手という患者さんから聞いた噂(笑)
そういえば、新聞の対談に載っているのが掲示板に貼られていたっけ。

2番目の人を回診している間に、K先生がカーテンからにょっきり現われ、

K医師「おはようございます。さっき来たら眠っていたみたいで(^^)」

あら・・・(〃 ̄_ ̄〃) 失礼しました
よもや口を開いて、イビキかいてたかしらん・・・←起きた時口開いてたから(笑)

婦人科部長の先生がカーテンから顔を覗かせると、K先生が
「チョコレート嚢腫で腹腔鏡の手術をしました・・・」と説明。

K先生のその説明を聞いているんだか、聞いていないんだか(興味がないのか、急いでいるのか)とびきりの(作り)笑顔で(爆)
「そうですか~、K先生の言うことをよく聞いて、頑張ってくださいね」と行って去ると、K先生もにっこり一瞥して

・・総回診終わりました(笑)所要時間 数秒かしら。早っ
ま、全員回るの大変ですもんね。

必要なのかしらん。やっぱり必要なのよねぇ、総回診←気楽な患者 勝手に思うこと

この日は実母が午後にお見舞いに来てくれました。
栗とかプリンとか色々買って来て、食べました。

ちょうど点滴が外れている時間帯だったので、見た目の重病指数は低く見えたらしく安心していました。

色々と話をして、母がタクシーで帰っていくのを下まで行って見送りました。

家に帰りたいなと思う反面、ゆったりした時間を過ごす入院生活もまた疲れを癒す絶好のチャンスになっていると感じ、それほどの苦痛は感じていませんでしたね。

そういう余裕が持てるのも、日1日と回復に向かっている証拠だったのでしょう。


入院3日目(手術翌日)

2005年12月14日 | あめみこの入院、手術、退院まで

2005-12-14(水)「術後1日目」

翌朝。やっと迎えた朝です。
朝食の時間になっても、とにかく寝ているより他に何も出来ません。

もちろん、歩けないので介護士の方が朝食を持ってきて置いていってくださいましたが・・・

起きられないので食べられませんσ(⌒д⌒;)

(・_・) エ?自力で起きろってか?
だめ・・・腹筋使って痛かったらどうするよ?

足もフットマッサージ器のお陰で動かせないし、尿管が付いてるし、腹筋使うの怖いし、起きられません←弱虫

「あ、あのぅ~すいませ~ん」
声をかけて介護士さんにベッドの傾斜を上げてもらう。

リーズナブルなお部屋だからか、ボタンでウィーンって上がるやつじゃないのよね。
ベッドから降りて下のレバーでクルクル上げないといけないのです。

術後初めての食事は五分粥。
でも、お腹が空いているわけではないんですね。
とりあえず、何か「食べなくては」という使命感に燃え、お粥を少し口にいれ(ほぼ液体ですが)バナナを食べ、牛乳を飲む。

ふぅ・・・。

どこも痛くはありませんが・・・←動いてない
こんなもんなのかな。

これは後になって分ったことですが、術後すぐに痛がる人もいるらしいですね。
私は痛み止めが利いているのかと思っていましたが、すでに痛み止めは切れており。

背中に硬膜外麻酔も入ってない、ドレーン(創傷部に溜まった液体や尿の排出に使用する管)も入ってなかったようです。

ドレーン・・・出血が無かったから入れなかったのかなぁ・・・
これは(というか、これも)先生に聞き忘れました。
いまだもって謎です。
私が聞いた人はみんな入っていたというだけで、全員が全員同じとはいえないというのは分っているのだけれど、人と違うと気になるものです(苦笑)

お腹の痛みより、
起き上がっていると左肩の痛みを感じました。

いたたたたた・・・

腹腔鏡手術のときにお腹の中に身体に無害な炭酸ガスを入れて膨らませて行うようですが、そのガスが抜ける時に肩が痛むらしいのです。

これは1日したら自然に痛みも消えました。
麻酔は気持ち悪くなって嘔吐を繰り返す人もいるらしいのですが、私の場合は全くもって後遺症もなし。

考えてみれば、少しムカムカしていたくらいかな?

術後翌朝午前10時半。
看護師さんが来て、採血、手術創のチェックをします。
タオルを渡され顔を拭きます。
手術着をまだ来ているので、看護師さんが手際よく脱がせてくれて、背中を拭き拭き。
側に置いてある自前のパジャマに着替えさせてくれます。

すっかり、寝たきり状態で介助を受けなければならない人の気持ちがわかりました。

体が動かないのは、ものすっごい、不便なんですね( ̄▽ ̄:)

そして不快だったフットマッサージャーがようやく外され、酸素マスクも取りました。
一旦、尿管(カテーテル)を抜去する前に、看護師さんの介助でトイレまでを歩行してみます。

無事に歩ければ、無事尿管抜去。

歩けました!

はい、ここで自立。もう自由に歩き回っても良いそうです。
とはいえ。
老婆のように前かがみでしか歩けません(→ω←)←やっぱり痛い
 
お腹が痛い、というよりも傷口が痛む、という感じですね。

抗生剤の点滴が始まっているので、体内に流れる水分量は多く、この日はトイレに忙しいのです。
有無を言わさずリハビリせざるをえません(苦笑)

お昼に夫へ「ヨーグルトとお水が欲しい」とメールを打つ。
食欲はさすがに涌いて来ないので、ヨーグルトか何かが食べたかったんですね。

そう、ガスを出さなきゃー←やたら使命感に燃える

夫から「メールできるくらい元気になったの?」と返信。
そうだね、メールできるってことは元気みたいだね(笑)

夕方になると術後、初めてK医師と対面しました。

ええ、術前は早々と麻酔により意識を失い、たっぷり寝てしまったためにお会いしておりません(苦笑)

K医師「どうですか?」

術後の高熱は続いていて、大体平均して38℃台を記録。
でも風邪などの熱ではないので、だるさといったら、ベッドにいればそうでもないのです。
ただ、頭が熱いなぁ・・・という程度。寒気はしませんでした。
現在の体調を伝えると、手術創の具合と、熱を確認したあと

K医師「ガスとお通じはまだですか?」
この時ガスは少し出た気がしたので、それも伝えると
「よく歩いてくださいね」と言われました。

はい。
(本日はゴロゴロしちゃいましたが、明日は頑張ります・笑)

とはいっても、まだヨボヨボの老婆状態です。
外は寒波が到来で、日本海側では大雪だといい、ここ、関東も外は極寒だとか。
病室は暑いくらいなので全く実感がわきません。

そして術後1日目の午後は、この時話題の姉歯建築士(耐震構造偽造事件)の国会での証人喚問を延々見ながら夜まですごしました。


入院2日目(腹腔鏡下手術の日)

2005年12月13日 | あめみこの入院、手術、退院まで

2005-12-13 「腹腔鏡手術当日」

眠れないかと思っていたけれど、案外普通に眠れました。
意外に肝が据わっているのかしらヽ( ´ー`)ノ


起床、検温、そして恐怖の浣腸2回目 午前6時

朝一番、看護師さんの声でアナウンス。
「おはようございます。検温のお時間となりました。お熱を測ってお部屋でお待ちください」

病院から与えられたMy体温計で測定。
36.5℃ 平熱です。

看護師さんたちが記録に来て暫くすると、またやってくる。
朝の浣腸。

(-ω-;)はぁ・・・来ちゃったよ。

もう恥ずかしいとか言っている場合じゃないんですよ。
センセーショナルな1日の幕開け。

もう絶食。他の人は朝食を摂ってますが浣腸グロッキーにより、ふて寝です(笑)

何か会社の人から仕事の用件でメールが入り、回答を打つ。
そして「あめみこの掲示板」に書き込まれた内容や励ましのメールを読み、返信。
ああ、応援してくださって・・嬉しいなぁ・・・

そして、今日の夜には手術は終わっているんだよね~・・・


手術着に着替える 朝食後


朝8時頃。とりあえず指示されたとおり「手術着」に着替える。
袖を通しながら寒くなる。

寒いのは気温でなく、気持ち。

「手術、しちゃうのね、この無傷なお腹ともお別れなのね」←少し怖気づく

やめるって言ったらどうするんだろ。
ヒンシュクだろう・・・

いや、そんなことしたら・・・女がすたるぞ。

本を読むにも集中できず。
携帯をいじりながら、時間を持て余す。


点滴開始 午前9時ごろ


K医師が看護師さんと一緒に病室へ。
K医師「おはようございます(^^)点滴しますね~」

鈴花「お、おはようございます」←緊張隠しきれず

キター!点滴。針が太いぞー

看護師さんがするのかと思ったけれど、先生がするんですね。

左手の静脈を探して

K医師「少しチクっとします」

(→ω←)ううう。←待ってる

・・・。

ほっ・・・割と痛くない。
先生、針を刺すのもお上手だ、こりゃ手術も安心だわヽ( ´―`)ノ←何かと不安材料を取り除くのに必死

点滴の速度をまだ若い可愛い看護師さんが調節。
何かきちんと締まっていなかったらしく、「締まってないよ(--)」とK先生。

わわ。。。。。。。。。(ノ゜◇゜)ノ
さっきまでにこやかだったけれど厳しい上司って感じだ。
仕事に厳しい。
うん、いいぞ。私の選んだ先生はいいぞ←やっぱりここでも不安材料を取り除くのに必死?!

K医師「手術は午後の2番目で午後2時の予定ですが、すぐにお呼びできる時間はわかりません。早まる場合もありますし、遅くなることもあります。」

鈴花「はい、わかりました」←やっぱり不安な表情隠しきれず

K医師「大丈夫ですよ(^^)」


施術中は厳しい表情を見せていた先生は、にっこりと笑顔を見せ、そう言ってくださいました。

ちょっと仏さまのような優しげな笑顔で癒されます。

たった少しのことですが、執刀医のお医者さんに「大丈夫ですよ」と言ってもらえるととても安堵します。
根拠なんてなくたっていいんです。
単純ですよね~。今は、そんな言葉にすがり、先生を信頼するしかもう、ないわけです。


お昼 禁飲食中~手術室へ行くまで


12時。
他の人の病院食(常食)はラーメンらしい。
ああ、ぷぃーーんといい香り。
食べられないと思うとお腹が空く。テレビで食べ物の映像が出るとすかさずチャンネルを変更

・・・(--)ハラヘッタ

夫と実母が病室へ来ました。
母も点滴に繋がれた私を見て、複雑な表情をしています。
やっぱり本人以上に、実の母親は心配なんだろうなって思います。

私の前のベッドに寝ている子宮筋腫の人がベッドごと手術室に運ばれていきました。
1番目の人は、あの方なんだ。

彼女は慶応医大から転院されてきた人。
開腹手術をするらしい。

うひー(→ω←) ドキドキ

病室で待つ間、気を紛らわすために母と話をして過ごしました。
母もいつも健康というわけではないので、暑い病室で座っているのも苦痛だったと思います。

2時半。まだ呼ばれない。

・・・3時。まだ。←待ちくたびれた

ああ。予防注射を待つ時間帯より緊張するわ←当たり前 基本的に比較対照を間違えている

前の手術が長引いているみたいで、と看護師さん。
子宮筋腫の人、大丈夫かなぁ~

そろそろ。となったのが3時半。


いよいよ手術 午後3時半ころ

「下着を取って、T字帯に履き替えてください」
トイレに行き、ふんどしのようなT字帯(紙で出来ています)をつけます。

( ̄□ ̄;)!! キターーーーーーーーー

極寒です(気分が)

看護師さんが二人やってきて、せわしなく私の両足を包帯でグルグル巻きにし始めます。

これは、足に血栓ができるのを防ぐためにエアーでマッサージする装置を装着するためです。二人でやっているので若干、左のほうがキツイんですが(汗)

次に血圧を測定されます。
看護師さん「鈴花さん、血圧高いって言われたことありますか」
鈴花「ないです、むしろ低血圧ですから。普段は上が98の下が58とかです」
看護師さん「じゃぁ、緊張しているんですね~。上が160の下が100です」

えー!超高血圧症ではありませんの?

というか、そりゃ、緊張もしますって。

看護師さん「鈴花さん、執刀でーす」もしくは「出頭でーす」か?
しゅっとう・・・しっとう・・・分りません(笑)
出頭っていったら、警察に捕まるみたいじゃないか・・・


ま。捕まったも同然だが・・・(--)

ベッドごと手術室のあるフロアーへ。
ご家族の方こちらまでどうぞ、と言われて夫がベッドに付き添い歩いてくる。

おおお!コレはなんだかドラマの世界じゃないですの?
なんだか照れくさい。だって、歩けるもの・・・

エレベーターで2階へ移動し、手術室の前へ。
「ご家族の方はここまでです」
と言われ、夫と「アディオス!」とは言いませんでしたが(笑)
「いってらっしゃい」と言われました。

おうよ、いってくらー!←心の中で。

中に入ると、何人かのオペ室スタッフが寄ってきて、名前と年齢、血液型を確認されます。

オペスタッフ(男性)「まだ若いからいいか」

若い?(・_・)
若いといわれるのは嬉しいが←喜んでいる場合ではない。
オペを受ける患者にしてはという意味だろうって・・・(笑)
一体・・・何が「いいんだろう」???

いいか、と言ったのは誰?ドクター?看護師?
あれ、K先生はどこぞ?←みんな忙しないので聞いている余裕はない

若いと何がいいのか不明なまま、
「隣のストレッチャーに移ってください」と言われて乗り移る。
さらに手術室まで移動。天井しか見えないので、どこに連れて行かれるのかわかりません(苦笑)

-------どうやらオペ室到着--------

あの丸い、手術室のライトがある。ここか~、オペ室とはっ。
手術台にストレッチャーからまた移って下さいといわれ、さらに移動(自力で)

・・・そんな面倒くさいことするなら歩けますが・・・(笑)

右を見ると大きなテレビ(モニター)
フラット画面じゃないなぁ・・・ブラウン管だ・・・←こんなときに

一度に髪の毛を覆うキャップ、心電図、血圧計、血栓防止のマッサージャー、酸素マスクを装着される。

一度に手際よく色々な手が私の準備をするのでびっくり。
女性スタッフの一人が「ごめんなさいね~、一度にいろんなことして(^^)」

いえいえ( ´―`) 手際のよさに驚いています。

左手には麻酔科の医師がいて、スースーするものを腕に塗っていました。
消毒か、注射前の?

ああ。いよいよか、いよいよなんだね。

痛いのかな、いやだなぁ・・

そういえば、治療計画書には「オペ前に筋肉注射をします」と書いてあったけれど・・・
いつするんだろう。
浣腸の次に恐れていた筋肉注射。痛いっていうでしょう?

ドキドキ・・・・・・・・・・・(→ω←)

麻酔科医「麻酔入れていきます。だんだん眠くなりますよ」

ああ、なるほど酸素マスクにはすでに眠くなる麻酔が入っているらしく・・・

え?ちょい待って、筋肉注射は?しなくていいんですか?
忘れてるのか?

もしやもしや医療ミスーーーーーーーーーー?(←失礼な、そんなはずはない)

なんだか怖くて目を瞑っていました。

・・・・・・。呼吸器からの麻酔だけで意識焼失。撃沈ーzzzzzz

単に、私の麻酔の効き目が早かったってことですね(苦笑)
腕に刺された麻酔の注射の痛みもわからないんですもん・・・

よって・・・。
執刀してくださったK先生にもご挨拶できませんでした。
「よろしくお願いします」って言うつもりだったのに(苦笑)

ゴム手袋して手を上に上げて入ってくるドクター見たかった←実際そんな余裕はなかったけれど


ここから実質1時間15分の腹腔鏡手術が行われました。


手術が終わってオペ室から病室へ 午後5時半過ぎ


手術後。オペ室にて。

「鈴花さーーん!わかりますかー!」肩を看護師さんに叩かれながら、目覚める。

ぼんやり。

声を出す気力がないので懸命に頷く。

看護師さん「じゃ、病室に戻りますよ~」

エレベーターに乗せられベッドで移動してきたようですが記憶が途切れ途切れです。

病室に戻ると夫と母が来ました。
ああ、終わったのね~。

それにしても、痛み止め効いているのかしら、全く傷口などの痛みは感じない。
動いてないせいもあるけれど。

術後に、夫は執刀してくださったK医師とカンファレンスルームで手術の説明を受けてきたあとらしい。

夫「傷は5ミリが三箇所、2センチが1箇所だって。子宮と卵巣の境目が癒着していたみたいだけれど」

鈴花「摘出したもの見たの?」
夫「見た、鳥皮みたいだった」


と・・鳥皮・・・?(・_・)

酸素マスクをして、両足にフットマッサージャーがついたままで全く身動きが取れません。
それにしても手足が冷たい。
母親が私の手を握ると、「氷みたいに冷たい」と驚いていました。

30分ほど家族が病室に滞在したあと、帰って行きました。
もう、寂しいなぁなどと言っている余裕はあまりなく・・(苦笑)


長い夜


喉がイガイガ。
これは呼吸器の管を喉に通していたからなのか・・・

自力で、ウォーッホンと痰を切りたいのだけれど、腹筋に力が入らない・・というか入れるのが怖い。
どーなっているのか・・・わからないから(自分のお腹が)

看護師さんが来て、手術創と心拍数、血圧、体温のチェックをします。
夜はずっと、1時間、いや2時間ごと。かな?

尿管が入っている(いつの間に??!麻酔で眠っている間か・・)ため、尿意も感じないのです。

変な感じだなぁ。。。

とにかく動けないので寝るしかない。
寝よ・・・ZZZ・・・

すごい寝たなぁ・・・朝方か?と思って時計を見るとまだ10時半。
はぁぁぁ・・・まだこんな時間。

少し睡魔に襲われると看護師さんが確認にくるので、ほとんど眠れません。
看護師さんも大変だと思うけれど・・・

フットマッサージャー。
これがまたクセモノ。

エアーで、膨らんだり縮んだりして足をマッサージ。

気持ちいいと思ったら大間違い。全く気持ちよくなんてなく・・・

「ぷしゅー、ぷしゅー、ぷしゅー」
うるさい・・・( ̄_ ̄)

しかも、少し動くとエアーが流れなくてエラー音がピピピ、ピピピ・・・

ああ、不愉快。そしてこの酸素マスクも。。。逆に苦しいっちゅうーの。

ああ、不愉快・・・

寝返り打ちたいーーーーー!

傷の痛み??全然ないです。動かなければ、夜は全く痛くない

硬膜外麻酔が効いているのかと思ったら、もう切れているとか・・・
意外や意外。お腹に4つも穴を開けても、普通でいられるのね・・・

自分がどうなっているのか、この傷はいつ痛むのか、少々不安な夜が更けました。


入院当日の話

2005年12月12日 | あめみこの入院、手術、退院まで
2005-12-12 「入院当日」

うー。来ちゃった、ついに。
前日の11日に、「あめみこの萬華鏡」および自分のBlogでしばらく不在にすることについてカミングアウト。
直前まで病気のことを書くべきか否かは悩んでいました。

「入院します」の重大発表(?)に、色々なゲストさまから励ましの書き込みをたくさん頂いたことで涙が出そうになりました。

翌朝も、ブログを観て、メールをたくさん下さったお友達。

ああ、頑張らなくちゃね。

大きなバッグを持つと夫に「何はいってるの?」

「ま」ぎれグッズ・・・とは言いませんでしたが(あめみこの萬華鏡参照・笑)=好きな本の数々。

車に乗っていざ病院へ。

入院手続き 午前10時。


入院受付のカウンターで、
「一時金5万円」を支払い、各入院手続きに必要な同意書などを渡しました。
そしてその後は私の病棟、4階西病棟ナースステーションへ。
お部屋の希望を聞かれ、
「もちろん、リーズナブルな4人部屋で!」
そしてしばらくソファーに座って待つこと10分。

どこの部屋になるんだろう~

やがて看護師さんが病室や配膳室、コインランドリーなどを案内してくれます。
病室は4階468号室 の 4番

・・・ねぇ。日本人の忌み嫌う数字ですねぇ~(気にしない気にしない)
でも、私のオペ日は「13日仏滅」・・みたいな。

夫に後で言われて知りました(汗)
夫「仏滅はオペが空いているの?よく選んだね(勇気あるね)」
鈴花「( ̄□ ̄;)!! 知らなかったっす!」
夫「度胸あるなぁって思ったんだけれど。気にしてないのかと」

気にしていない、といえばしていませんでした。
ま・・・気持ちの持ち様です。
σ(⌒д⌒;)ははっ・・・

ピンク色のカーテンですでに3人が入室していました。
カーテン越しに声だけのご挨拶をし、緊張の一瞬。

公園デビューならぬ、病棟デビュー。

鈴花の使用する病室のスペックを看護師さんから説明されます。
各病室に一つ、お手洗いがついているし、
洗面台もある、
各個人の冷蔵庫(ホテルにあるような小さいもの)もあるし、
鍵つきのロッカーも。

これはありがたい。ヽ( ´―`)ノ

看護師さん
「ではお着替えをして病室でお待ちください。お昼の配膳は11時半ですから歩ける患者さんはナースステーションの前に取りに行って頂きます。」


ふぅ・・・・ここまで来て、色々と緊張して疲れました(苦笑)

夫「じゃ、そろそろ帰るね」
鈴花「えええーーー、ま、ごゆるりとどうぞ(つまらん)」
夫「そんなこと言ったって何もすることないもん。仕事行くよ」
鈴花「ま、そんなこと言わずにお茶でもおひとつ・・」
夫「何か欲しいものは?」
鈴花「あ、(引止め作戦)やっぱダメか。テレビのイヤホンかな・・・」
夫「わかった、じゃ、またね!」

(TдT)あー、行っちゃった←普段は「一人になりたい」とかほざく私も人並みに寂しいらしい(苦笑)


初めての病院食 午前11時半


確か鰆の煮物、酢の物、ご飯とスープ。

(→ω←)う。味が無い。私は糖尿病か?
おいしくない・・・。普段薄味なのに、お醤油が欲しくなりましたね。


午後のオリエンテーション


病室に置いてある「腹腔鏡手術」を受ける患者用の入院中のスケジュールに目を通す。
担当看護師か・・「黒○・・さんね、どんな人だろ」
1日目は看護師からのオリエンテーション。
つまり入院中の説明ですね。

病室で本を読むにも呼ばれると思うとなんだか落ち着かない。
そのうち自分のベッドについているスピーカーからナースステーションの前へ来るよう呼ばれました。

すると向こう側から、なんとなくベテランのドスの利いた感じの看護師さんが・・・
名札を見ると「黒○」と書かれている。

が、がびーん||||||||||||||(* ̄ロ ̄)||||||||||||||||

怖そうじゃないか。←失礼なやつ

K田看護師「はい、体重計乗って、次は身長ね」

いきなりタメ口かよー。
主任クラスで私よりも結構年上なんだろうけれど、いきなりその態度。
ちょいと失礼なんじゃないのぅ?
それでも彼女に圧倒されつつ言われるがままに従います(苦笑)

個室へ連れて行かれ、色々な入院前に書いた問診票を見てオリエンテーション。
家族の病歴やアレルギー、薬の禁忌事項など基本的な項目をチェックしながら
K田看護師「今回の手術のこととか、病気のこととか知ってる?」
鈴花「あ、はい、説明は受けています」
K田看護師「それなら、大丈夫ね。じゃ、あとでお呼びしたらね、剃毛とお臍の掃除をしますからね、診察室まで来てください」


て・・・剃毛。ですか(-ω-;) わかってはいた、わかってはいたが・・・


剃毛とお臍の洗浄 午後3時ごろ


恐れていた事項その1「剃毛」(→ω←)
ベッドで行うのかと思っていたら、婦人科の診察台に乗せられ、お腹から恥骨の上あたりまで全て綺麗にお腹の産毛まで剃られます。
ええ、そりゃもう、綺麗なもんです。
ちょっと剃刀負けしましたがね(汗)

お臍には「オリーブ油」を塗り、あとでお風呂に入ったときに指で綺麗に洗ってくださいと促されます。

第一印象が怖いなぁと思っていた看護師K田さんは、緊張がはじまっている無言で横たわる私に
「手術、怖いでしょう。私もいやだわ~」←看護師さんもいやですか?(笑)
「私ね、怖がりなのよ。高いところもダメなのよ。高所恐怖症でね」
少し緊張が和らいだ気がしましたね。この看護師さん、別に感じも悪くないや。ただ、サバサバしているだけなんだね。

その後、手術前最後のお風呂。いつも以上に丹念に洗う。うーん、次にお風呂に入れるのはいつだろうか。


麻酔科医師の説明 午後4時ごろ


夕食を待つ間、麻酔科の先生が病室に来ました。
結構お若い。ニコリともしないので緊張しちゃうなぁ。

「手術中、麻酔が身体に合わないと嘔吐をしてしまうと大変(呼吸できなくなる)ので、食事は夜以降は絶食、また胃を荒らさないために「胃薬」を出しておきます。」
それから、麻酔は腹腔鏡の場合は全身麻酔で行いますが、眠っている間、喉に呼吸器の管を通すので、目が覚めた後、喉がイガイガしたり、痛みを感じたりすると思いますが、何か異常が感じられるようなら言ってください、とのことでした。

では、よろしくお願いします、と真顔のまま仰って麻酔科の先生は病室を出て行かれました。


担当医 K医師の訪問 午後4時半ごろ


活字を読む精神状態ではなかったので、横になって病院にあった漫画(動物のお医者さん・笑)を、のほほーんと読んでいると、「鈴花さん~」とK医師が現われました。

ここまで見慣れないお顔ばかりと緊張の対面を続けてきたので、多少お顔を知っている先生が来るとなんだか安心です。

K医師「麻酔科の先生は来ましたか?生理はきましたか?」
鈴花「はい、先週に来ました」
K医師「そうですか」と頷きつつ「どうですか、その後の変化はありましたか」
鈴花「あ、大丈夫です、はい」
↑嘘つけ、先週激痛があっただろー(言うの忘れてました←おいおい)
K医師「では、明日また来ますね」

はい、明日・・・。明日・・・ね、手術か・・・ゾクッ(思い出してまた寒くなる)


ようやく自由な時間 午後5時ごろ


午後の用事が全て終わったので、売店までを放浪~
目に留まる「彩」のアイスクリーム。3分悩み(←悩むな)
よぉーし奮発じゃぁぁぁ~
ストロベリーのアイスクリーム。手術が終わってしばらくは食べられないもんね。
病室でこっそり食べる(笑)←悪いことをしているわけではないけれど


手術前最後の晩餐 午後5時半


5時半に夕食の配膳。
は、早っ!!

この日の夕食は回鍋肉。
お腹も空いていないのですが(アイスは別腹)、しばし絶食になるので全て完食。


恐れていた事項2「浣腸」 午後7時半ごろ


来た・・・剃毛の次に恐れていたもの、その2浣腸。
ベッドの上で若い看護師さんに背中を向け、お尻を出して浣腸受けること約1分。

かなり切ないです(-ω-;)

5分は待ってくださいと言われましたが・・・2分経過でもはやグロッキー。
そんな最中に、夫がテレビのヘッドホンを持って病室へ。

浣腸をさされた後だと知らない私に向かって普通にヘッドホンの説明を始める夫。

それどころではない鈴花。 (うがーーーーーーーーー・涙目)
向かいのベッドで同じ日に子宮筋腫の開腹手術を受ける患者さんの浣腸を施していた看護師さんに、大声で叫ぶ。

鈴花「あのーーー!トイレ行ってきていいですか~」←必死
看護師さん「え?もうですか?」
鈴花「はい・・・「もう」です、辛いんです」
というか、今浣腸を施している人に一番近くのトイレを奪われてはならないっ!

看護師さん「じゃ、おトイレに座って暫く我慢してくださいね(⌒д⌒;)」

鈴花、夫を押しのけトイレへダッシュー。

ああ・・・辛かった。さっき食べた回鍋肉よ、さようなら。
ゲッソリした面持ちでベッドに戻ってきた私に夫が笑いながら「くちゃい!」のポーズで待ち受ける。

鈴花「臭くないもん!」(手も洗ったわぃ!)

夫「前の人も浣腸してたみたいだけれど、他のトイレに行ってたよ。すぐ来る人もいるみたいだから、おトイレに行ってましょう、って言われてた( ̄∀ ̄*)」
すぐ来る人(鈴花)→σ(⌒д⌒;)あたしかい

午後9時、消灯。
こうして入院第1日目は過ぎていきました。