進行性核上性麻痺と闘った父とその家族の記録

進行性核上性麻痺と診断され6年2か月。89歳まで闘い抜いた父、それを支えた家族の記録。

抑制

2007-08-19 19:45:20 | Weblog
午前中、一人で病院に行った母から電話がありました。
涙もろい私と違い、気丈な母で、今まで涙をあまり見たことがありませんでした。
その母が、今日は電話で泣いています。
びっくりしました。
今までもチューブを抜くといけないということで、両手を固定されていましたが、今日はその両手にさらにミトンがされていたとのこと。

かわいそうで、見ておられない。してあげられることがないのが辛い。
何でこんなことに・・・と。

私も、午後行きました。

看護師さんに聞きました。
昨日注入中に抜いたんだそうです。
幸い、誤嚥にはならなかったのでよかったですが。

入院時より栄養状態が改善して、ベッド上で動くようになり、固定していても位置がずれて、手でチューブが抜けたようです。
母は、一見、状態が悪くなったように感じたようですが、どうも逆で、栄養状態がよくなり、チューブを入れていることの不快感も感じ、ベッドでもごそごそ動けるようになったことはいいことだと。
でも、24時間見ていることは出来ないので、固定は仕方がないですが、それを見る家族は辛いです。本当に心が痛みます。

チューブが入っていることで、その刺激で痰が増えると。
一日に10数回も痰を取ってくださっているとのことでした。
この状態では、在宅はやっぱり無理ですね。

今日も病院に行っている間、全部はずして、ベッドに腰掛けて座りました。
20分くらい座っていました。

その状況を帰りに母に伝えると、ちょっと表情が変わり、安心したようです。
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