理乃美

ソフトとハードと論理の覚え書き

gootのRX-822ASのこて先

2022-02-02 22:19:55 | 電子工作

1年半ほど前に、goodのRX-822ASというこて2本接続のステーション型はんだごてを購入した。

それなりの重さ/サイズがあるので、こんな風に机の片隅に居場所が定まった。電子工作もめったにしないのだが、はんだ付けしようと思ったときに、電源オンでさっと使えるのは便利。温度上昇が早いので、温まったかを気遣わなくても、古いはんだを拭って、新しくはんだメッキして、はんだ付け作業開始とすすむことができる。

こて先は別売りなので、試しに8本ほど買ってみた。が、自分に合わないのが半分以上かな。あとからわかったが、こて先の解説は、gootのサイトより白光のサイトのほうがわかりやすい。(次の図も白光のサイトのものを引用)

まず、小手先にはいくつかの形状がある。

 B型     D型   BC, C 型  K型

このうち、D型とBC型 をいくつか買って使ってみたところ、自分には D型よりもBC型 が合っているようだ。 D型のほうを多くかったのだけどなあ。ちなみに、店頭で見かける半田ごてはすべてがB型。私も、何の疑問も持たずにそれを使ってきたけれど、さきっちょにはんだがポテっとするのがいまいちだった。なので、今回 B型は購入していない。

サイズでは太めの方がつかいやすい。フラットパッケージの足だからといって、そのサイズの細いこてを使うとパターンに熱が逃げてしまって使い勝手が悪い。細いこて先をいくつか買ったが、どうも出番はなさそうだ。

結局、購入したこて先の評価は以下のとおり。まあ、買って使ってみないことには、自分に合う合わないはわからないからな。

RX-80HRT-3BC    レギュラー入り 主にリード部品のはんだ付け 

RX-85HSRT-3.2D   準レギュラー べたグランドへのはんだ付けなど

RX-80HRT-2CD   準レギュラー 表面実装部品のはんだ付け

RX-85HRT-5BC   控え  電源とかの大物の時に出番が来るだろう 

RX-81HRT-0.5D, RX-80HRT-1.2D, RX-81HRT-1.5K   細すぎて私には使いどころなし

RX-80HRT-2.4D  出番なし。私にはD型よりBC型。

 

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USB-GPIBアダプターをポチる

2021-12-19 09:21:00 | 電子工作

アマゾンでAgilent 82357B USB/GPIBインタフェースを購入した。

同封されていた検査表の日付が2009/11/10なのでかなりのデッドストック。そのかわり、MouserとかからKeysight名義のを買うより1/5の価格で入手できたのでラッキー。

別記事に記載のとおりHP3457AやMS2602Aを相手の制御に成功している。

今更なんでGPIBかと言うと、ジャン測のスペアナのチャタリングが惨くなったため。センター周波数やスパンの設定で数値を打つのがままならない。かといってバラしてキーの清掃というのも敷居が高いな... と思っていたところへ、ふとGPIBから流し込めば早いかなと思った。PICやArduioでのGPIBコントローラ制作例を探してたら、おもいもかけずメーカー品が安く入手できるのがわかり、ポチった。

ついでに、PCをGPIBプロッターとして使えないかと調べたが、Plottergeist というソフトの注意書きに(note 82335 and 82357 are not compatible, and all HP/Agilent cards do not support Listen-Only mode)とある一方で、KE5FX GPIB Toolkitを使えたというブログ記事もあったので、調査中。

 

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古いマルチメーター(HP3457A)とのGPIBでタイムアウトエラー

2021-12-19 08:59:10 | 電子工作

USB-GPIBインターフェイスのAgilent 82357Bを入手し、手始めにHP3457Aマルチメーターを接続してみたらハマったのでその記録。

結果を最初に書くと、END ALWAYS コマンドを一番最初に送るのが胆だった。

 

環境は、Windows 10 Pro. に IOLibSuite_18_2_27313 をインストールしたのみ。マザーは、ASUS TUF gaming Z590-plus.

 

対象測定器として、HEWLETT PACKARD 3457A (DMM)とAnritsu MS2602A (スペアナ)を実験。GPIBの接続は、対象測定器のGPIBポートに82357Bをダイレクトに刺しただけの、一対一接続で順番に実験。(まずは簡潔にテストするため)

実際に試した順序は逆だが、MS2602Aを接続してKeysight Connection Expert 2022を立ち上げると、*IDN? コマンドに応答して機種名が得られてそれと認識される。MS2602Aも古いデバイスだがSCPI規格をサポートしているようだ。

いっぽう、HP3457AはSCPI規格以前の製品なので、未知のデバイスとしてして存在しか認識されない。

Interactive IO を開いて、手操作でコマンドを送って試すのだが、ここで躓いた。Command に ID? を入れて、Send & Readをクリックするが、タイムアウトのエラーになってしまう。

! VI_ERROR_TMO: A timeout occurred

Visa ErrorCode: 0xBFFF0015(-1073807339)

ACV AUTO のようなコマンドを送ると3457Aのパネル表示が変わるので、いちおうGPIBのコマンドが届いてはいるようだ。とまあ二日ほど悩んだが下記サイトで解決方法が見つかった。3457A側はデフォルトだとデータの終わりにEOIをアサートしないので、USB-GPIBアダプタ側がEOIのアサートを待ちぼうけしてタイムアウトエラーになるらしい。

https://www.eevblog.com/forum/testgear/hp-3458a-82357b-usb-keysight-instrument-control-gt-reading-data-not-working/

ということで、電源ONのあと一番最初に END ALWAYS コマンドを送って、3467AにEOIをアサートするように指示をすれば解決。下の図は、次のような操作例。うまくいった。

Command 欄             操作

END ALWAYS       Send Command ボタン

ID?                        Send & Read ボタン

ACV AUTO             Send Command ボタン

         Read Respond ボタン を4回

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GFB0412EHS 8-wire

2021-07-17 16:50:48 | 電子工作

AliExpressで入手した 1Uサーバー用ファンユニット( P/N 489848 ) に使われていたのが、DELTAの 4cm角の2重反転ファン GFB0412EHS。

ユニットは6pinのコネクタだがファン自身は8線。ググっても結線がわからないので総当たりで試してみた結果は次のとおり。

灰と黒 :  GND. (どちらがどちらかは不明)

橙: 排気側ファンの 12V

赤: 吸気側ファンの 12V

白と黄色:  PWM (どちらかがどちらかは不明)

緑:  不明 (おそらく排気側のファンセンサ)

青: 不明 (おそらく吸気側のファンセンサ)

ユニットのコネクタは 2mmピッチという外道なので、コネクタ付け替えというか、電源直結 常時100%回転にしてしまう予定。

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電圧基準としてのLEDの実験

2020-08-08 11:11:08 | 電子工作

LEDはバイアス電圧生成にも使われる。その特性を実測してみた。

対象は、部品箱にあったオレンジLED、緑LEDとツェナーダイオード(RD3.9EB)

電流(mA)と電圧(V)をグラフにしたもので、左は電流をリニアスケールに右は電流をログスケールにしている。

ログスケールだと、線の傾きは電流が1%変わると電圧が何ボルト変わるかという指標になる. 定電流源ではなく抵抗で駆動するケースでは電源電圧の変動 ∝ 電流の変動率なので、電源電圧の変動の受けやすさの観点でグラフにした。

こうしてみるとLEDは結構よさげだ。ここで取り上げたLEDでは20mA以下で駆動するとよさそうだ。

 

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