心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

北アルプス 槍ヶ岳から笠ヶ岳へ(10) 

2022年08月03日 | 北アルプス


北アルプス 槍ヶ岳(3,180m)・笠ヶ岳(2,898m) ((9)のつづき)


 硫黄乗越を越えて硫黄尾根を反対側から眺めると、さらに凄さがあらわになってきました。硫黄尾根は、ただの一本線の尾根ではありませんでした。すべてが断崖絶壁だとしても言い過ぎではありません。
 硫黄尾根の山々は火山ではありませんが、標高を下げた硫黄沢からは1,000mを超える高さの噴煙が上がったこともあるといいます。地形図では、硫黄沢が他のいくつかの沢と合流して、湯俣川となって下った先に「地獄」という地名があり、付近には温泉マークが3つ固まっています。
 硫黄沢の谷底には水の流れは見られず、岩は真っ白でこれも一種の地獄のように見えます。北アルプスにはいろいろな場所があります。
 沢をはさんで反対側の鷲羽岳は火山です。ここからは見えませんが、水がたまって池になった火口があります。





 (登頂:2013年9月上旬) (つづく)



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