鹿島槍ヶ岳(2,889m)・爺ヶ岳(2,670m) (つづき)
午後になると少しだけ雲の切れる時間がありましたが、雲海の上に出てすべてが見渡せるということはありませんでした。
鹿島槍ヶ岳の姿は、初日は一度も見ることができませんでした。
扇沢の登山口から種池山荘まで、5時間15分かかりました。7年前に同じコースを歩いた時は、ほぼ3時間で歩いていました。もっと短時間で歩く人もいると思いますが、普段から歩くのが遅い自分にとっては、とても速いペースでした。ほとんどの時間が雨で、(雨具を着ていても)涼しかったのもありますが、ああいう天気だと気が急いてつい速く歩けてしまったようです。
デジタルカメラで撮影した写真には時間が記録されているので、後で見直して「どうしてこんなに速く歩いていたんだろう」と思ったことが、7年前の鹿島槍の時以外にも数回ありました。
その時は、下山中の小学校登山の一行とすれ違い、どういうわけか100人以上の子供たちとハイタッチを交わしたのも覚えています。それがこの「石畳」の辺りだったと思います。普通の天気ならこんないいことはなかったでしょう。
『~ 「望んでいたものを手に入れられなかった場合に、手に入れられるのは経験である」という、この状況を表すのにぴったりの有名なフレーズもある。 ~』 (ロルフ・ドベリ(著)安原実津(訳)『Think Clearly』(サンマーク出版))
これから稜線上に建つあの小屋まで歩きます。雲の中でかろうじて見えました。
種池山荘から1つ目の山・爺ヶ岳へ登る途中、ライチョウのつがいを見ることができました。目もとが赤いのがオスだと教えてもらいました。親子は何回か見たことがありますが、つがいは初めての気がします。
今日は、標高2,670mの山に登っても、なお暑いままでした。
以前、富士山の登山ガイドの方から、富士山でも温暖化が進んで、標高の高い場所でも花がたくさん咲くようになったと聞きました。1年に1mずつ森林限界が上がっているとのことでした。途方もない未来には、頂上まで緑に覆われた山に変わるようです。
鹿島槍ヶ岳のライチョウも、これだけの温暖化に順応できるのか心配になるような暑さでした。
種池山荘で食した絶品のピザ。
(登頂:2019年8月中旬) (つづく)
自分たちもアルプスデビューは 鹿島槍でした。
赤岩尾根を登りましたが
あいにくの雨で 辛い思い出となっています。
でも 初めて標高2000mを超えた時の感動は
忘れられません
なんと言っても登山はお天気ですね
素晴らしい青空の 鹿島槍ヶ岳や爺ヶ岳
画像を拝見して 懐かしさが蘇りました。
感謝です。
↓ のfc2のブログに2つの登山の様子を詳しく書いています。お時間がある時、ご覧ください。
http://tatsu114.blog.fc2.com/
茨城県にお住まいなんですね。袋田の滝と偕楽園の梅を見に行ったことあります。2016年の3月21日です。 これも上記のブログに書いています。
コメントをいただきありがとうございます。
北アルプスデビューが鹿島槍だった方がおられると知ってとても嬉しいです。
7年ぶりに再登し、今度は天気にめぐまれ感無量です。
延岡の山歩人K様のブログも拝見しました。
夏季休暇の北アルプス遠征が好天に恵まれて本当によかったです。
コメントありがとうございます。
カンサン様のブログも拝見しました。雲の中から現れた鹿島槍や、立山・剱岳など最高ですね。
鹿島槍ヶ岳からの眺望は、北アルプスの山々の中でも格別素晴らしいと思いました。
ブログの、三段峡の記事が興味深かったです。(今は廃線になってしまいましたが、)鉄道の終着駅の名前でしか知らなかった場所の写真を初めて見ました。今度ぜひ行ってみたいです。
いったん、台風などでずたずたになってしまうと、幹線の線路は復旧に全力で取り組みますが、赤字ローカル線はそのまま廃線になっていまう、廃線にもっていきたい、ということになってしまいますね。
地方ほど車社会だから、黒字化するのは無理でしょう。補助金がないと到底、経営が成り立たないでしょう。バスも一緒ですね。