心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

風景印と旅行貯金のこと(1)

2019年12月03日 | 風景印いろいろ

 


 郵便窓口で、風景印を押してくださいとお願いすると押してもらえる消印があります。
 正式名称は「風景入通信日付印」というそうです。イラスト入りの消印のことです。


 登山を始める前から旅行が趣味だったので、25年前から郵便局で「旅行貯金」をしていました。これは、各地の郵便局の(ATMではなく)窓口で貯金をし、通帳の余白にその郵便局のハンコを押してもらうというものです。
 旅行貯金のことは、種村直樹氏の『乗ったで降りたで完乗列車』(創隆社)で知りました。文中には、北海道で『ORITADE』(途中下車)と旅行貯金に熱中するあまり、帰りの飛行機に間に合う列車、バスがなく、帯広空港まで「七千数百円」のタクシー代がかかった話が出てきます。
 全国400か所余りの郵便局をまわりましたが、だんだん熱が冷めてきて、2006年8月に海老名郵便局で貯金して以来、ぱったりやめてしまいました。お金と結びつく感じがしてしまったことや、旅行貯金とそれ以外の入出金を区別できずにハンコがきれいに揃わなかったのが理由だと思います。しかし、久しぶりに当時の通帳を見返してみると思い出すことがいろいろとあります。


 2行目の「銀河線」(北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線)は、残念ながら2006年4月に廃止されました。郵便局は現在もそのままの名前・場所で営業をしています。


 18年前、新幹線ではない東海道線を東京へ向かう旅の途中です。


 何行にもわたる大きなハンコもたまに出てきます。


 「岩にしみ入る 山形県山寺郵便局」というのが変わっていますが、これは多分「閑さや」「岩にしみ入る」「蝉の声」3種類のハンコが用意されていて、全部押してもらったらきれいに揃ったのに、一つだけにしてしまったのだと思います。


 宗谷岬へも行きました。


 (つづく)



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