その昔、大ヒットした映画「ゴースト」を相当久しぶりに観た。
ひで氏です。
昔の映画というのは娯楽が少なかったからか、なんかもう「国民全員見たのでは」という社会現象的なヒットの仕方をしていたように思う。
南極物語も映画館で立ち見したし(今思うとあの頃の映画館は入れ放題だったから相当儲かったのだろう)、ETももはや観に行かないと殺されるのではないかというぐらいの圧があった。
余談だが南極物語のヒットを受けて動物の名前に物語を付ければある程度売れるという現象が起き、子猫物語や小象物語といった映画まで出たのだが、小象物語あたりでみんな「なんかこれはおかしい」と気づき始めてブームは終わった。
「ゴースト」はそこまで老若男女が観に行ったという映画ではないかもしれないが、やはりあのUnchained Melodyという主題歌のヒットと、非常に漫画的なキャラの立ち方にみんながすっかり魅了されてしまったというのがあるだろう。
ちなみにこのUnchained Melody、私ひで氏はつい近年まで「Unchanged (変わらない)」Melody だと思い込んでいた。「ジャッカルの目」だと思っていた映画が「ジャッカルの日」だったと知った時と同じぐらいショックだった。
Unchainedというのはつまり「鎖から放たれた、自由な」という意味だが一体これはどういうことだと頭をひねった。
ほかのどこにも属さない、自由で開放的なメロディということか?と色々勘ぐってみたがどうもしっくりこない。
調べてみると、この曲が初めて使われた映画の中に答えがあった。刑務所の囚人を描いた「Unchained」という映画の中で、囚人が故郷を思ってこの曲を歌うシーンがあるらしい。
なるほどと合点がいったが、その名もない映画の挿入歌として作られた1955年生まれの曲がその後何度も何度も消えては復活を繰り返し、1990年にゴーストでまた大ヒットするという、この曲自体がゴーストのように消えては現れる凄まじい底力を持った曲だ。おそらくまたどこかの世代でこの曲が偶然的に世に出て、大ヒットするのだろう。
曲の持つ力強さという意味では今日紹介するKim Richeyは本当にアツい。
おそらく日本ではほとんど知られていないのだろうと思うが、コツコツと真摯に音楽と向き合ってアルバムを出してきた感があり、
私ひで氏が初めて聞いた95年のファーストから25年、確実にクオリティの高いアルバムを今も作り続けている。
動画では話しているが、初めてKim Richeyを聞いたのはアメリカにホームステイ中のときで、ラジオでたまたまかかったのを聞いていい曲だな、とすぐにCDを買った。
その曲というのが「Just My Luck」というシングルで、カントリーというにはロックぽいし、まぁ正直まずは大衆に売れないと!というような意図が見え隠れする雰囲気はある。
しかし動画で歌ってみても思ったが、やはりKim Richeyの独特の発声がすごく活きる作りだし、伸びのあるメロディで今も色あせることはない曲だ。
Just My Luck
というのはわかるようで難しい。ラッキーな意味だと思ったが、意外に「ツイてない」というような意味っぽい。
平穏に暮らしていたのに、君に出会ってしまったがために...なんてツイてないんだ
というシニカルなニュアンスだと思う。
動画の方では女性カントリーシンガーならではの魅力についても少し語っているので、そちらのほうもぜひ!
原曲はこちら
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ひで氏です。
映画「Ghost(ゴースト ニューヨークの幻)」を劇場以来観た。今見てもそれぞれのキャラの立ち方が完璧。眩しすぎるデミムーア(あの髪型を見出した人にアカデミー賞でいい)、一生忘れない顔の電車の幽霊、職業的に織田無道の親戚かとさえ思わせるオダ・メイのインパクト。dittoはこの映画で覚えた。 pic.twitter.com/I7DyU8xArb
— アランスミシーバンド ヒデ (@asbhide) September 8, 2020
昔の映画というのは娯楽が少なかったからか、なんかもう「国民全員見たのでは」という社会現象的なヒットの仕方をしていたように思う。
南極物語も映画館で立ち見したし(今思うとあの頃の映画館は入れ放題だったから相当儲かったのだろう)、ETももはや観に行かないと殺されるのではないかというぐらいの圧があった。
余談だが南極物語のヒットを受けて動物の名前に物語を付ければある程度売れるという現象が起き、子猫物語や小象物語といった映画まで出たのだが、小象物語あたりでみんな「なんかこれはおかしい」と気づき始めてブームは終わった。
「ゴースト」はそこまで老若男女が観に行ったという映画ではないかもしれないが、やはりあのUnchained Melodyという主題歌のヒットと、非常に漫画的なキャラの立ち方にみんながすっかり魅了されてしまったというのがあるだろう。
ちなみにこのUnchained Melody、私ひで氏はつい近年まで「Unchanged (変わらない)」Melody だと思い込んでいた。「ジャッカルの目」だと思っていた映画が「ジャッカルの日」だったと知った時と同じぐらいショックだった。
Unchainedというのはつまり「鎖から放たれた、自由な」という意味だが一体これはどういうことだと頭をひねった。
ほかのどこにも属さない、自由で開放的なメロディということか?と色々勘ぐってみたがどうもしっくりこない。
調べてみると、この曲が初めて使われた映画の中に答えがあった。刑務所の囚人を描いた「Unchained」という映画の中で、囚人が故郷を思ってこの曲を歌うシーンがあるらしい。
なるほどと合点がいったが、その名もない映画の挿入歌として作られた1955年生まれの曲がその後何度も何度も消えては復活を繰り返し、1990年にゴーストでまた大ヒットするという、この曲自体がゴーストのように消えては現れる凄まじい底力を持った曲だ。おそらくまたどこかの世代でこの曲が偶然的に世に出て、大ヒットするのだろう。
曲の持つ力強さという意味では今日紹介するKim Richeyは本当にアツい。
おそらく日本ではほとんど知られていないのだろうと思うが、コツコツと真摯に音楽と向き合ってアルバムを出してきた感があり、
私ひで氏が初めて聞いた95年のファーストから25年、確実にクオリティの高いアルバムを今も作り続けている。
動画では話しているが、初めてKim Richeyを聞いたのはアメリカにホームステイ中のときで、ラジオでたまたまかかったのを聞いていい曲だな、とすぐにCDを買った。
その曲というのが「Just My Luck」というシングルで、カントリーというにはロックぽいし、まぁ正直まずは大衆に売れないと!というような意図が見え隠れする雰囲気はある。
しかし動画で歌ってみても思ったが、やはりKim Richeyの独特の発声がすごく活きる作りだし、伸びのあるメロディで今も色あせることはない曲だ。
Just My Luck
というのはわかるようで難しい。ラッキーな意味だと思ったが、意外に「ツイてない」というような意味っぽい。
平穏に暮らしていたのに、君に出会ってしまったがために...なんてツイてないんだ
というシニカルなニュアンスだと思う。
動画の方では女性カントリーシンガーならではの魅力についても少し語っているので、そちらのほうもぜひ!
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