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大善人へ身魂磨き

諏訪大社 春宮と秋宮

穂高神社を参拝後、諏訪大社の春宮に向かいました。ちなみに、諏訪大社は、上社(本宮と前宮)下社(春宮と秋宮)にわかれます。主祭神は上社がタケミナカタ神、下社は奥様の八坂刀売神。

諏訪大社の4宮とも式年遷宮の年であり、ちょうどこの時期に6年に一度の御柱祭がおこなわれていました。

御柱は、諏訪大社のお宮の4隅に建てられる柱であり、6年に一度に立て替えられるのです。
この神事は太古の昔から氏子に大切に引き継がれています。

御柱は、結界の意味とまた神威を溜め込む意味があるようです。また、御柱を山から切り、長さをひとつひとつ変え、川で綺麗にし、町中を人力だけで曳いたり、山の斜面から滑りおろしたり、これが意味するのは、木自体を生贄のようにして神に捧げる意味を戸矢学さんは著書で指摘されていました。

諏訪大社の4社は全て向きが微妙に違っており、御柱を立てることで、宮の神威を清め高め、このお宮全てが中央構造線にあり、大地震を起こしかねないこの土地特有の地盤をおさえる意味があるのではないかともいいます。

フォッサマグナのあるちょうどこの辺りは数百万年前までは海であり、地殻が移動したことに伴って海の堆積物が隆起し現在のような陸地になったとされるようです。

穂高神社奥宮に行った時に、海の砂浜を山中で確かに感じたのは、その名残だったということでしょう。
凄まじい地殻変動を繰り返し今の形ができたのですね。
生きた土地に住まわせてもらっているんだと、つくづく感じます。


実は、直前まで7年毎の御柱祭がこの時期に行われるとは知らずに、ただ、日本神話にでてくる安曇族を調べていて、信濃に行きたいなぁと思いたち夫にいいました。夫は諏訪大社にまつわる古代信仰が気になっていたようで、それで、旅先を長野に決めました。
6年に一度のお祭りに遭遇するとはついてるなぁと思いました。












参拝方法は、公には2礼2拍手1礼のようですが、出雲大社のような2礼4拍手2礼が、諏訪大社でも古くから伝わる参拝方法のようです。


御柱祭のひとつであります里曳き祭りは春宮と秋宮は少し後から始まるみたいで、人だかりというほどではありませんが、結構賑わっていました。茅野市にあります本宮と前宮は真っ最中で、次の日(5月4日)に行ってきました。

町中に紙垂がなびき、御柱祭お祝いムード一色のようでした。6年に1度ですから、氏子の思いいれは相当だと思います。

というわけで、結界になる御柱が立っていない6年の中のほんの2週間くらいの時期に二泊三日の諏訪の旅をしました。なかなか希少かつ貴重な時期のようです。。(o^^o)

春宮からでて少し歩くと万治の石仏があります。




「万治の石仏」には、造立にまつわる以下の伝承があります。ちなみに、万治は江戸時代の年号のようです。

江戸時代初期、諏訪大社下社春宮に石の大鳥居を立てるよう命じられた石工が、現在石仏となっている大石を材料にしようと鑿を入れたところ、そこから血が出てきたため祟りを恐れて作業を中止した。

その晩に夢枕で上原山(現在の茅野市)に良い石材があると告げられた石工が探しに行くとその通りであり、同山の石で鳥居を造る代わりに大石を阿弥陀如来として祀ったという。

石仏に残る鑿の跡はその時のものとされる。(ウィキペディアより)

この像に、岡本太郎は大変感動したようですね。

万治の石仏の近くの弁財天をお祀りしているお宮があり参拝しました。澄んだ川のそばにありました。



秋葉様もその川に囲まれた一隅にいらっしゃいました。秋葉神は火の神、弁財天は水の神。周りを綺麗な川が流れます。

どこからか少し物悲しくもありますが、心地のよい不思議な音色の竹笛が聴こえてきました。



白装束の男の方が弁財天のお宮の前で竹笛を吹いていました。

さて、次は秋宮に車でむかいます。




源平の戦いで活躍した方の居城跡みたい。逸話が説明されていました。



列に並び参拝してきました。

タケミナカタ神のお兄様、事代主様(恵比寿様)が秋宮の隣にお祀りされていました。





こちらには、先日ブログで書きました羽衣伝説のミホの神様(大物主の奥様)もお祀りされています。
出雲から分霊されたようですね。


一日中大好きな神社参拝にテンションがあがります。上高地の穂高奥宮から早朝着込んで出発しましたが、諏訪大社についたあたりからは少し暑かったです。

1日目の参拝予定を無事終えて、ホテルへ。ホテルから長める諏訪湖に沈む夕日が綺麗でした。夫は温泉へいったので娘に湖畔に散歩に行かない?と誘ったけど、休ませて〜と言われました。
1人で行ってきました。














つづく
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