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大善人へ身魂磨き

火祭り

今日はひな祭り。女の子の節句です。もとは厄除けで、形代を海や川に流し無病息災を祈ることが習わしだったみたいですね。女性は水、男性は火の働きがあり、ひな祭りの形代(身代わり)流しは、水を水で制するのでしょうか。真偽はわかりませんが、祓いの意味がありそうですね。

先日火祭りについてNHKでやっていたのでみていました。神社番組は見ます!こちらは、火を火で制すお祭りです。


神倉神社の火祭りの映像には見入ってしまいました。神倉神社は以前参拝して非常にお気に入りの神社です。ここの石の階段は本当に急で、高所恐怖症の方なんかは、ガクガクすると思います。振り返ると怖いので前だけ見て上りきったら巨大な磐座が山の頂上にあり、赤い社殿とそこからの景色には息をのみました。









テレビでは、そこを、夜、松明の火を片手に白装束の沢山の人が駆け降りる姿が映しだされます。考えただけでも、あそこを夜、火をもち駆け降りる、命がけの凄いお祭りだなぁと思いました。




火祭りの画像はお借りしました。


その後、秋葉大権現の火伏せ祭りが紹介されていました。先日、川崎の秋葉神社に参拝し、御祭神は火伏せの神だと調べていましたので、そちらも興味深いものがありました。


静岡の秋葉神社が本宮のようですね。火を吹く山の姿に人は無力で畏れ祈るしかなく、火には火で制す。燃え盛るだけ燃え盛ったら鎮火を火の神に祈る、火を自然の神とみて、畏れ祈りすがる無力の人間の姿があるのだと思いました。



秋葉火祭り  コロナ退散を祈る 画像お借りしました。


最後は、福島県の松明あかしをやっていました。亡き御魂への鎮魂のまつり。長い歴史をもつお祭りのようです。線香の火を巨大にしたようなイメージがしました。東日本大震災の後、放射線物質が燃やすカヤからでて、材料を他県に求めた経緯が紹介されていましたが、伝統の祭りを欠かさず困難にも負けず続けているようです。






これが、お祭りの最後。。(テレビを写メしました)
なんだか、燃え尽きて、火が火で制せられますが、なんとも悲しい感じがします。そこに戦争なんかのイメージも感じてしまう。


これらの火祭りの放送の最後に谷川俊太郎さんの詩で番組は終わりました。心に響く詩でしたので、転載しますね。


「三つのイメージ」谷川俊太郎


 あなたに

 燃えさかる火のイメージを贈る

 火は太陽に生まれ

 原始の暗闇を照らし

 火は長い冬を暖め

 祭りの夏に燃え

 火はあらゆる国々で城を焼き

 聖者と泥棒を火あぶりにし

 火は平和へのたいまつとなり

 戦いへののろしとなり

 火は罪をきよめ

 罪そのものとなり

 火は恐怖であり

 希望であり

 火は燃えさかり

 火は輝く


 ――あなたに


 そのような火のイメージを贈る


この詩は、水のイメージ、人間のイメージとの3部作で続きますが、ここでは割愛します。


ひな祭り、今年もだしそびれました。。。娘達よ、ごめんなさい。飾ってあげないとひな人形もしょげちゃいますね。。反省😅。









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