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大善人へ身魂磨き

御岩山登拝記 ①

薩都神社を後にして、茨城県の日立の御岩山に向かいました。以前、姉と一度御岩山中腹にうつされた薩都神社までは参拝しました。


常陸國風土記に「浄らかな山かびれの高峰(🟰御岩山の古称)に天津神静まる」と書かれている霊山御岩山は、かつては葦原山とも天香具山とも呼ばれ、江戸時代においては徳川水戸藩の崇敬篤く修験の山として水戸出羽三山とも称された山とありました。


御岩神社は、国常立神をはじめ、ご祭神は写真の通りです。




前回、中腹の薩都神社まで登拝したときは、裏参道から行きましたが今回は表参道からです。

登拝する際、暑いかなぁと心配しましたが、丁度表参道に入る直前にパラパラと雨がふり15分くらい雨宿りしてから登ったので、その後は清浄な空気のもと涼しかったです。





表参道からしばらく行くと、途中に興味深い標識がありました。ここまでは、白亜紀。ここからは、カンブリア紀の標識。夫と、しばらくこの場所で感動していました。






夫が断層をみて、長野のお袋石でみたような断層だねと話しました。

この地は、カンブリア紀、5億3300万年前の地層が露出している日本最古の地層であるようで、そんな地層が露出しているのはこの常陸の地だけだというのです。

この地の発見がある前は、岐阜の地が最古だったようですが、約5億年前の花こう岩が露出している様子を観察することができるのは感慨深いです。


岐阜の金華山では、龍体が露出したような地がありました。あちらは、チャートの岩質でした。


宇宙飛行士の向井さんが、日本に光の柱が立っていて、その場所を調べてみたら日立の山の中だったと言ったことがあり、それがこの御岩神社のあたりだったという逸話により、最強のパワースポットの謂れとなったようです。姉は、その話を知り私を誘ってくれました。


この最古の地層の花崗岩には、黒雲母や白雲母などの雲母が含まれており、これは遠くからみてキラキラと光るようなのです。


光の柱は、雲母。

ウンモは、「クモ」の母と書くんですね。


ところで、このような花崗岩地帯の湧き水はおいしい水になるため、古くから日本酒造りに使われるようです。


六甲の灘の清酒など、日本各地の名酒には花崗岩地帯の水が多く使われているようです。 六甲あたりは、巨岩がゴロゴロしており、六甲ヒメ神社や、越木岩神社に参拝したことを思い出します。


御岩神社のこの花崗岩の大地は、火山活動の産物です。感慨深いですね。この山や、岩や、大地は、全体で大地の命の現れを体現しています。


私たちになくてはならない水にも関係が深いのです。



つづく



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