私がレヴォーグの運転中にスピードメーターとタコメーター以外によく見るメーターは、
MFDの、「油温計」と「ブースト計」そして、レーダーに常時表示させている「水温計」です。
油温計と水温計はエンジンの状態を知るために必要な情報源です。
(以下は通常走行限定での話です。サーキット走行やスポーツ走行のみの場合は異なります。)
油温は通常走行で大体90℃辺りを表示して、
Sモード、S#モードで走った時には、100℃を超えて、108℃くらいになることもあります。
同じく水温は、通常は80℃を超えるくらい、スポーツ走行時には90℃超になります。
私が子供の頃には、普通に油温異常上昇とかオーバーヒートとか頻繁にありました。
今ではコンピューター制御が行われ、無駄にこれらの温度が上昇することはなくなりました。
また、これらの計器は昔は当たり前のように車に装備されていたのですが、
現在は標準で装備される車が減ってきています。
(すっかり一般的ではなくなってしまいました。)
だから、レヴォーグでこの温度が表示されると「大丈夫なのかな?高すぎる?」と不安になる人も少なくないはずです。
前振りが長くなりましたが、笑
先ずは油温計の話。
結論から言うと、適正温度は90℃~120℃なので上記の温度の範囲では全く問題がありません。
高すぎるのが良くないことはわかりやすいですが、実は低すぎてもエンジンオイルの性能が劣化するのです。
エンジンオイルはこの温度の範囲内で最適な性能を発揮できるように作られているのです。
だから、「スポーツ走行過多」や「近所の買い物だけのチョイ乗り」の場合にはオイルの劣化は速くなります。
オイルは劣化することで、「潤滑」「密封」「冷却」「洗浄」「防錆」の機能を失います。
そのような状態で負荷をかけた走りをするとエンジンにダメージを与えるのです。
レヴォーグは水平対向DITエンジンを搭載しているので、
オイルは定期的に交換する事と、なるべく品質の良いオイルを入れてあげることが、
その高い性能をいつでも発揮するのには必要だと考えています。
そして、更にオイルフィルターにも気を使いましょう。
エンジンオイルの役割に「洗浄」というものがあります。
オイルにエンジン内で発生する、スラッジや金属片、ごみを取り除いてくれます。
これらの余分なものを濾過してくれるのが、オイルフィルターの役割です。
フィルターの目の細かさなどでグレードが変わるのですが、
私は、スバルのターボ車に乗るようになってから、ずっとSTIの物を使用しています。
交換の目安は、オイル交換2回に1回の割合。約1年に1回を目安に代えています。
次に水温計の話。
水温計の温度も先に結論を言ってしまうと。「全く問題なし。」
普通に考えれば100℃で水は沸騰するので温度が高いと大きな問題になりそうですが、
クルマの冷却水を使用した冷却法は、密封加圧冷却法と呼ばれ、
閉じられた空間をラジエーターキャップで加圧して冷却能力を高めています。
レヴォーグのラジエーターキャップは標準の物が108Kpa=1.1kg/cm2で
大気圧+1.1kg/cm2=2.2kg/cm2で加圧され、沸点は100℃ではなく約125℃に上がります。
つまり、100℃近くになっても水蒸気になって冷却性能が落ちるという事はありません。
ラジエーターキャップの働きにはさらに、この限界加圧を超えると、
超えた分を排出して圧力を整え、冷却水を排出してリザーバータンクに貯めるのです。
それならば、もう少し圧力が高い製品を使えばという事になるのですが、
ホースや他の部品の方がラジエーターキャップよりも先にやられてしまうのです。
これらの数値をメーターから読み取り、
温度が高くなったときにスポーツ走行を止めたりします。
その時に、油温も水温も温度に変化があれば、ポンプやファンが正常に働いているという事になります。
温度が変化しない場合には、故障やトラブルが考えられますので直ぐにディーラーに行きましょう。
・アイドリング中は油温より水温の方が高いことがある。
エンジンの回転が少ないため熱量の発生が少ない。
停車しているため走行風がエンジン内に入らないので水温は下がりにくい。
・走行中は水温より油温の方が高い。
これは当たり前ですね、上のパターンと逆を考えてもらえば良いと思います。
良い状態で長く乗るためには、計画的なメンテナンスをしましょう~
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はじめして。 haseといいます。
122度すごいですね笑
まだ夏場(といっても9月ですが)の108度までしか経験してません。
エンジンオイルは適正温度から10度上がる毎に寿命が1/2になると言われるので、もし高温が続くようであれば、オイルの状態を見てあげたほうがよさそうですね。
ちなみに122度になった時はSモード、マニュアルですか?
おはようございます。
122度は結構上がりましたね。
常にこの温度になるくらいまでの走行をしているのであればオイル交換のタイミングは短くなりますね。
また、逆にたまにスポーツ走行をするくらいの頻度であればあまり問題はないと思っています。
スバルのエンジンオイルにレ プレイアード ゼロというものがあります。これは水平対向エンジン用のオイルで0W-30のもので、高温時でも粘土を高く保ってくれるものがあります。
オイル交換時に是非、候補にしてください。
私も興味があるので、どのような走行で122度まだ上がったのか教えて頂けませんでしょうか。参考にしたいと思います。
よろしくお願いしますー